●【ザ・シェフリンク再訪編】繊細にして王道を行くフレンチ~☆ 神戸・北野「ル・パッサージュ」
神戸は北野坂をちょいと行けば・・・ツタの絡まるゴージャスな→「にしむら珈琲店」
そのお向い!ピアノの音色に吸い込まれ、ビルの最上階へ~~ヒュッ・・・別世界が待ってますぅ。
吹き抜け、とか・・・中空に浮いた小屋!?とかのある、遊び心満載なビルのてっぺん。ココです☆
店内に足を踏み入れるとカサブランカの爽やかな香り、ふ~(^◇^))胸いっぱいに吸い込んで・・・癒されます。
天井からは明るい陽光が差し込み・・・
こんなテラス風の一角も、あるんですよ♪
今回のワタクシのお席~♪
大胆な図柄のショーディッシュは、フランスのリモージュ焼。レイノー。
さっそく出てまいりました。
ほっかほか!自家製、全粒粉のパン。
アミューズ。
イタリア産のムール貝、コッツェ。透き通った玉葱とともに調理。
身もふっくら、膨らんで・・・ディルの香りと相性ピッタリです♪
あっつあつのオードブルは・・・タ~ップリの!フォアグラのフランと帆立貝、マデラ酒のソースで(^▽^)/
帆立を・・・これは繊維に沿って、縦に切ってるんですね~♪ おお(◎。◎))帆立のこの歯ごたえ!!あとから、濃厚なフォアグラとともに帆立の甘みがプワァッ。味のふくらみが、まったく違いますね。
「ええ、そうなんです。切り方ひとつで、食材の持つニュアンスがまったく違ってくるんですよ(^。^*」
と、にこやかなソムリエールのおねえさま。
ロワール産のホワイトアスパラガスも、縦に切ってシャリシャリしてます。ポッテリとしたフランに、まるでリズムをつけているかのようですぅ♪
はじめのパンで濃厚なマデラ酒のソースをぬぐうと・・・
次に出てきましたのは、黒胡麻のバゲット。
お魚のメイン♪
天然明石鯛のエピス風味焼き。
なんと!ソースは贅沢にも伊勢エビなんですよ(^Q^)/
上にはこんもり。旬です!静岡産の白エビ。
徳島産の破竹と、エストラゴンの華やかな芳香があいまって・・
ええー☆ 鯛の皮が芳ばしい。クリスピーで、パリッパリのシャワッシャワ~~~♪
とろりとした伊勢エビのソースで、しゃーわしぇ(~Q~))
キンコンカンコ~ン♪
お肉の時間を告げる→ライヨールナイフの登場。この持ち手の部分は、何で出来てるのかなぁ(。。?
「これは水牛です。基本的に水牛が多いですよ。木もありますが・・・
・・・お見せしましょう」
わ~い(^▽^)P いろいろ並べてみました!!少しずつ微妙に違いますね。
「はい。職人さんのこだわりで、蜂のマークがちょっと違ったり・・・背の部分に切れ込みを入れたり、それぞれ個性を出してるんです」
へ~☆ そうなんですか!
もう、お肉の時間のためにワインを赤でお願いしちゃいました!!
ここはグラスでも、ものすごくいいワインが出てきますね。なんと '99 のロベールです。昼間っから贅沢しちゃいます(^◇^))
お肉のために、胡桃のバゲットもスタンバイ!
鹿児島産、茶美豚のロースをポアレで(^Q^)ノノ
細かく刻んだアサリとムール貝のマルニエールソース。
「普通は白いお肉には赤いソースですが、普通過ぎるので貝のソースにしてみました」
これは華やかですね。
空気のように軽い、じゃが芋のピュレ♪
茶美豚の柔らかな繊維が噛むたびにシャクシャクと小気味良い音を立てます。さらに、脂が・・・これまった!!口どけよくって甘くって美味しいんですよ。
このソースを平らげるため、3つ目のパンもぺろりといただいちゃいましたが!!
やっぱりベツ腹(^Q^m
デザートは、ガトートリュフ コニャック風味~☆
濃厚なキャラメルのアイスを添えて!
コニャックの風味で、カカオのコク深~い!
さて、確かこの時にハーブティーをお願いすると・・・
・・・こうなるんですよね(^◇^)ノノ 大好きな人にはたまらない!!スコットランドの秘めたる宝物。ヘザーハニー♪
ハーブティーのために7種類から選べるんです。今回はちゃんと蜂蜜の種類、聞いてまいりました。
まず手前、バイオレットのラベルはヒースの蜂蜜。時計の反対まわりに、エドラダワー蒸留所のシングルモルトを入れたヒースの蜂蜜。
続きまして、オレンジの花の蜂蜜。クローバー。山栗。木苺。ライム。
ワタクシのチョイスは、しっかりとした風味。スコットランドでしかとれない蜂蜜!→ヘザー・ハニー。
あの!→蜂蜜が、レイノーのカップに入ってやってくるんです~☆
これってどんだけー(@◇@))ってくらいお値打ちなことなんですよ~~~
さらに、ミニャルディーズ(←お茶請けのお菓子ってこう呼ぶんですね(・v ・*
黄色いのはほのかな苦味が美味しい、土佐の文旦のシロップ煮。
ねっとりと甘~い、種入りナツメヤシ。
しっかりとしたタルト。サックサクです。
名づけて、バルケット・・・。というか、小舟の形をしたこの型のことをバルケットと呼ぶんだそうです。
ガリガリガリガリ!!思いっきり硬いのが美味しい~♪ スペインの焼き菓子。マンテカオ。
改めてご紹介いたしま~す。春名 公章シェフです\\(^▽^)
春名シェフ。今日は夢のように素晴らしいひと時を過ごさせていただきました。オーソドックスなフレンチにいつも新しい個性を吹きかけるお料理の数々。堪能させていただきました。
ル・パッサージュ
住所 神戸市中央区山本通1-7-11 Demainビル 5F
TEL 078(241)7118
営業時間 12:00~L.O 14:00
18:00~L.O 21:30
定休日 火曜日
今回、ワタシが食べたのは5,000円のランチ・コース。ミネラル・ウォーター300円。グラス・ワイン1,400円。サービス料10%で~す♪
コメント
フレンチってほんとすごいですね~。
シェフが独自の創作性豊かな料理を作る。味はもちろん盛り付けかたも素晴らしい。
前菜、メイン、デザートに至るまで目を奪われるような綺麗な料理。なんか食べるのがもったいなく感じちゃいますよね~。(笑)
Posted by: 鮪命 | 2010年5月19日 22:07
さすがペントハウス、めちゃめちゃ明るいですね。
こういうお店大好き~☆
自然光たっぷりの中で撮る写真は美しさが違いますね。本当においしそう!
照明暗いお店ってワタシ苦手なんですよね。食べるよりも眠くなっちゃう^^ ←変??
そうそう、動画でお皿がくるくる回るのをやっていたんですが、あれってどうやってるんですかー?
パティシエが使っている生クリームを
ぬる回転皿じゃないかと思うのですが、違うかな??
Posted by: 蓮花 | 2010年5月19日 22:15
早坂様♪
鯛も、貝のソース(!!!)の豚も、すごいですね〜〜。
そして。
ちゃんと飲んでいらっしゃるではありませんか!
次回は是非、ガールズトーク飲み会で〜☆
Posted by: lara | 2010年5月20日 03:31
☆鮪命さん
ほんと!フレンチってすごいんですよ~☆
色んなジャンルのお料理の中で、一番手間と時間がかかって、しかも技術と才能がなければ出来ない分野だと思います。
食べるのもったいな~い(^◇^))で、湯気がホクホク出てて「お熱いうちに、どうぞ♪」って勧められると、思わずフォークがのびちゃうんですよ~~~これがっ
Posted by: 早坂 | 2010年5月20日 08:50
☆蓮花さん
このお店!蓮花ちゃん、のびのびくつろげること請け合いです~♪
ワタシはここに住みたい!!!
気づいてましたっ。照明を落としたお店で蓮花ちゃんの瞼がトロ~ンと気持ちよさそうに(~。~))
動画の皿回しは、なんでもなくフツーにテーブルの上で回してるだけなんですよ。しかも、湯気の立ちのぼるソースを見ながら・・・あ(・Q・))早く食べたいってあせってたりして!
Posted by: 早坂 | 2010年5月20日 09:01
☆laraさん
やっぱり海洋性の神戸フレンチは、新鮮な魚介類をふんだんに使う分、フレンチの基本を大事にしてるんだなぁ~と思います。(本場はお肉料理中心ですものね♪)
ワイン!白のほうが合うお料理だったんですが、ワタシが赤をお願いしたのでマイルドなこのワインになりました。
あははっ!ワタシが飲むと、ぼ~~っとしてトツゼン無口になりますよ(^◇^m
Posted by: 早坂 | 2010年5月20日 09:14
わぉ~!とてもダイナミックなお皿。最後のC/Sにまで目が奪われちゃいました。美術館みたい~!お魚!お肉!ホタテ~!!更にデザート。。。夢のようなランチタイムでした。
全粒粉のパンか!私も全粒粉、使ってみようかな・・・
Posted by: kn_der | 2010年5月20日 22:29
わーお!、光に満ちた空間で、まさに「中空に浮いた小屋!?」
ってな雰囲気がいいですね~♪
・・・しかも動画、お皿が勝手に回ってるし(笑)
シーフードいっぱいの品々もステキですけど、個人的には
豚さんに貝のマルニエールソース!という取り合わせが
目からウロコ的に素晴らしいです。
うちのコアントローで真似できるかなぁ・・・☆
蜂蜜コレクションも、いいなぁ。洋酒の棚に、こんなのも
揃っていたら「むむ、できるな!」って感じです!
Posted by: つきじろう | 2010年5月21日 04:39
☆kn_derさん
お皿、ステキでしょ♪ほぼ8割がレイノーで、お魚のメインののった白いお皿は同じリモージュでもジャン・ルイ・コケのものなんですって!
全粒粉のパン。麦の味が香ばしくって大好き!ワタシはオウチで作るときは全粒粉なんですよ。ふくらみが少し弱くなるような気がしますが、なんだか本格的な感じに出来ちゃってちょっと嬉しいかも(^。^*
Posted by: 早坂 | 2010年5月21日 10:15
☆つきじろうさん
光に満ち満ちてますぅ~~☆
あ。ここは「中空に浮いた小屋!?」じゃなくてペントハウスなんですが、このビルは面白い造りになってまして・・・エレベーターを5Fで降りて左を見上げますとハシゴの上にコンクリートの三角屋根の小屋が(’O’;
・・・しかもお皿が勝手に回って(違っ))
豚さんに貝のソース。これは素晴らしかったですよ!さらさらのソースとお肉のつなぎ的存在としてのじゃが芋のピュレ(←これ、ポイントかもしれません!!)
蜂蜜のスコティッシュ・コレクション!これって壮観ですよね。ここまでこれでそろえるか~~!!って絶対びっくりですよ。
Posted by: 早坂 | 2010年5月21日 10:25
ペントハウスだからこそできる建物、オーストリアには最上階レストランというのはあまりないですが、明るくて良いですよね!!
繊維を縦に切るホタテ、なるほど~といった技、さすがですね。今が旬のホワイトアスパラ、マデラソースとの相性もばっちりでは?
白エビと鯛を伊勢エビのソース??? 実に美味しそうな組み合わせ~~~。
豚と貝という組み合わせ、全然思いつきませんでしたが、何とも言えない美味しさでしょうね!
いつもながら想像が膨らんで、楽しませていただきました!!!
Posted by: sepp | 2010年5月21日 17:05
☆seppさん
オーストリアは・・・おお(’O’))そうなんですか。最上階のレストランが、、
そういえば昔ドイツに行ったとき、なかったかも。今まで気がつきませんでした。
ホタテ。縦切り技~☆繊維の歯ごたえがたまりましぇ~ん。
ホワイトアスパラ。ヨーロッパで旬なんですね!甘みがあってすんごく新鮮でした。
豚と貝。このアイデア、すごいですよね。豚に上品な甘みがあって、お腹はいっぱいなのにおかわりしたくなっちゃいました(^Q^))
白エビと鯛を伊勢エビ。ぜん~ぶ海ですね。すみません!!!(←?)
Posted by: 早坂 | 2010年5月22日 19:22