●【ザ・シェフリンク再訪編】98%は自家製 凝りはじめれば限界知らず(その2)~神戸 北野坂「植むら」
テケテンテンテンテンテン・・・・とぉー!!お待たせいたしましたぁ料理屋→「植むら」。
先回の(その1)、はと申しますとなにやら生き物チックな器が現れ~ってところで次回のお楽しみとあいなりました。 では!続き。どぞー(^◇^)/
(その1)見落とした方~→こちら~♪
これは・・・よこわ(・。・?いや、夏ですからね・・・新子になるのでしょうか。クロマグロの小さいものです。でも関西は新子とは言わずによこわと呼ぶそうです。それをタタキにして・・・
気がつけばこの一品。信楽のこれまた作家モノ。卵形の器。なんだかダチョウの卵みたい(><;
ななな(@@; んと!植村さん、いろいろそろえたんですねー!!
気を取り直して蓋を取ると・・・よこわのタタキが水菜の上に乗っています。大根おろしと・・・
「ポン酢で、もうお味付けしてますのでそのままお召し上がりください」
は~い(^◇^) ううん♪美味し~。
大きくなったマグロのあの力に満ちた肉質も捨てがたいものがありますが・・・この幼く柔らかいよこわは仔牛に相通ずる優しいお味がしますね(~。~)うーむ。
そしてさっきから横でお待ちどうさま!神戸トマトです。薄い鰹出汁でサッと煮て氷に落としたもの。夏の青柚子もパラリと乗って・・・あ~豊かな鰹風味のひゃっこいトマト!
作り方を聞いた2席左隣の奥様。
「こんど、家で作ってみましょ(^u^)」
とレシピを仕入れて大喜び!
お!植村さん、鮎に串を刺し始めましたね。んん(・。・? よく見ると背開き?何で鮎に包丁が入ってるの?
てろれろろん♪ 慣れた手つきで串刺し終了。
グリルに入れて・・・
と、そこに信楽雲井窯は中川一辺陶作 土鍋が・・・・。香川県の讃岐でほとんど消費されてこっちには出回ることのない合鴨米がこの中で今まさに蒸らされようと・・・
「えー。最近、ちょっとやり方を変えまして・・・ここで蒸らす前のアルデンテになったご飯をお客さんに味わっていただくことにしています。少しだけいかがですか?」
はい。もちろん(・。・)m
なんだかワインのテイスティングみたいですね♪
「表面はまだべチャットしていて、ほんの少しだけ中はかたいですけれども・・・美味しいでしょう(^u^)」
ほんとだ!米の質がはっきり分かりますね。美味しい・・・そして更なる美味しさを予感させますわ(^O^)V
さあ~鮎が見事に焼きあがりました!!
な~るほど!骨をはずして、骨せんべいにしてあります(◎。◎) 鮎って普通、骨にてこずりますものね!じゃあぁーあの美味しい肝はいったいどうなったの?
ご心配なく~。左上の赤芋茎の小皿に隠してありました(^◇^)お酒と塩で炒り煮にしています。これが美味しい(><;
蓼酢を付けて・・・食べるの楽~。
あ、ちょっと待って!植村さん、何でそんなに由良のウニいっぱい持ってるんですか?
「いつもこれくらいありますよ」
でもこんなにたくさん一日で・・・出ます?
「出ます・・・・
・・・・こうすれば!」
って!どひゃ\(@@)/醤油はすでに刷毛で塗ってあります。それをヘラですくって海苔に乗せ、山葵をつけて食べるんです。
「これ新地で出したら2万ですよ・・・うちは3,000円ですけど」
新地と比較してもはじまらないでしょー(><;
それを注文したのはワタクシの右隣のこのオニイチャン。
「いい由良のウニの見分け方はね、こうして三角に立っているかどうか・・・それと大きな粒がたくさん入っていることなんです」
へ~詳しいですね!ナニ屋さんなんですか?
「ボクはウニ屋です」
でも由良のウニって今の時季だけじゃないですか。他の時は何してるんですか?
「アワビ獲ったり、サザエ獲ったり・・・ウニは7月8月・・・9月にはいるとちょっと難しいかな・・でも今、今が一番美味しいです」
と言って!きゃ~\(^◇^)/由良のウニ少しだけ分けてくださいました!!んんー(◎。◎)確かに美味しい・・・美味しすぎる(@。@
そして京都は舞鶴の岩牡蠣!でかい!!
これもお隣のオニイチャンのオーダー。
一方ワタクシは箸休めの夏の銀杏。鮮やかな抹茶色です。冬の黄色い銀杏よりもさくさくして苦味もありません。
天麩羅でーす。左上が花オクラ。右に岡山は津山の天然ミョウガ・・・おばあちゃんたちが籠を背負って山に入って採ってくるそうです・・・下はよさこい金時、最後に万願寺唐辛子・・・立派ですね!これに鱧が加わります。
あれ!?植村さん、刷毛で小麦粉はたくんですか(◎。◎)
「はい。おおちゃく、やめました」
前からおおちゃくしてません、って聞こえましたね。この後、溶いたに粉に浸けます。
天麩羅鍋。銅製じゃあないんですよ。真鍮製。真鍮の塊を見せられて、これで打ち出すからねって一週間でこの形になったそうです。ここにもちゃんと「植むら」の名前が・・・。
きれいに揚がってきましたね!
花オクラをまずはツユで!サクッじゅるっと美味しいですね(^◇^)V
鱧は山椒塩で・・・サクサクほくほく~ふをーこえもおいひーうえす・・・
香の物が出てきました。
山椒ちりめんと・・・
肉味噌にカリカリ梅、昆布の佃煮は定番。
「肉味噌、以前より甘くなりましたでしょ」
そうですね~。
「神戸の人は甘くするほど美味しいって言われるんですよ」
あまり刺激の強い味は、好まれないかもしれませんね・・・。
お食事でーす。
うわ~(◎。◎)ふっくらツヤツヤです。
赤出汁の具はアサリとアオサノリ。
植村さん、和菓子まで作っちゃうんですよね。
「そうです・・・難しく考えちゃう人もいますけれども、意外とできるものですよ」
「'紫芋の夏衣'です。紫芋と白餡を、あと口をさっぱりとさせるためにグラニュー糖で練ったものです。まわりは弾力が欲しかったので寒天、アガーっていうのを使っています」
見た目涼やかで甘さもくどくなくってちょうどいいわ~。
「はい。お口直しにどうぞ」
凍らせたほうづきトマトが出てきました。シャーベットみたい!
「植むら」名物。お持ち帰りおむすびを、残ったご飯で作ってもらいました。山椒ちりめんを入れて・・・
「おにぎりじゃあないんですよ。結ぶからおむすびです~」
と言いながら・・・あ、二つむすべたみたい(^。^)V
本格的な竹の皮で・・・
包んで、しばって出来上がり~♪
「冷蔵庫には入れないでくださいね。そして明日の昼までには食べてください」
ハーイ(^◇^)m・・・その日のうちに食べちゃいましたー!!
ところで植村 良輔さんから・・・俳優で歌手の木村 拓哉さんにメッセージ~☆
「木村 拓哉さん。ここにあなたのお席をご用意しております。どうぞ、お忍びでいらしてください。最高のお料理を用意してお待ちしております。どうか、どうか、どうか!食べにきてください!!」
「本気でお待ち申し上げております!」
植村さんと松原さん。心のこもった美味しいお料理の数々!ごちそうさまでした。
木村 拓也さん、これをきっかけに来てくださるといいですね。これからもますます、励んでくださいね!
気に入っていただけたらクリックよろしくお願いしま~す♪ペコリ!
料理屋「植むら」
住所 神戸市中央区中山手通1-24-14 ペンシルビル2F
TEL 078(221)0631
営業時間 18:00~翌2:00
定休日 不定休
完全予約制
コース5,000円 8,000円 10,000円
アラカルトは毎日変わります。
ワタシの食べたコースは5,000円で~す(^O^)/
コメント
早坂さん、やっと続きが読めた~ ^^
蓋のある器にたたき!って素敵なアイディアですね~
天ぷらも美味しそうでした
お正月の時もそうでしたが、季節感がとてもあって素敵ですね~~~
もうこの夏、きゅうり・トマト・茄子をどれだけ食べたことか。。。でも、湯剥きしたトマト、更に冷すなんてやってなかったので、家も真似しまーす♪
るるぶ、まだみていないので、感想は後日ってことで・・・-_-
Posted by: kn_der | 2008年8月 1日 20:24
☆kn_derさん
そういわれてみれば、蓋つきの器にたたきって意外性があって面白いですね!ワタシはこの器そのものにビックリしたので、あとはなんだかホケッとなっていました。
あ、トマトの煮浸し!鰹の香りとトマトの風味の相性がよくって美味しかったですよ~。これはおウチ レパートリー一つ増えました(^。^)V
おおお・・・るるぶ、見てくださるんですか(><; 恐縮いたします(。。)m
Posted by: 早坂 | 2008年8月 1日 20:55
やっと来ました!
昼にセブンに注文していたのを取りに行きやっと見ました!
ネットで注文していたので、店先にあっても読まずに辛抱してです。
記事や写真を見て親しみを持ってしまいます。すみません!
でももっと特集が欲しいぐらいです!
これからもいいもの見せてくださいね!
Posted by: やじきた | 2008年8月 4日 21:50
☆やじきたさん
ええ!わざわざ注文して買ってくださったんですか!!わ~(><; 恐れ入ります。そして、ありがとうございます(^◇^)/
そっか~・・・じゃあ、これからもがんばっていいお店紹介しますね!
Posted by: 早坂 | 2008年8月 5日 00:03