●【ザ・シェフリンク盲腸線】緑と日と・・・光あふれるペントハウスで堪能する癒しのフレンチ~神戸・北野「ル・パッサージュ」
先月。覚えておられるでしょうか?→「ル・フェドラ」で・・・メートルドテルの武丸さんが「ボクが元気をもらいに行くお店です」とご紹介くださった神戸は北野の「ル・パッサージュ」!!
行ってまいりました(^◇^)
うは!ピカピカに磨きこまれたグラスが所狭しと並ぶテーブル・・・。
今回は武丸さんのご案内と・・・「フランス料理はなぁ、ナイフやフォークを使うやろ。肩が凝る」と言い放っていた中華料理界の最長老→「紀元」は黄さんもお連れして!!(@。@)
もちろん、武丸さんと黄さんは初対面です!
ショーディッシュ。一皿ずつ違いますね。絵柄が見えるようにナフキンはパン皿の上。
アミューズです。
ブリオッシュの上に仏ランド産のフォアグラのテリーヌ。白ワインとオレンジで煮込んだプラムを添えて・・・。
バターのように滑らかなフォアグラのテリーヌ。それを、プラムとかすかに甘みのある卵たっぷりのブリオッシュで食べる!これまた合いますね~(^O^)
パンは自家製全粒小麦パン。
店内は吹き抜けに天窓。光に満ちています。そして「ル・パッサージュ」といえばカサブランカ、とまで言われたあの白い花が・・・(^^)
1年前ここに移転するまでは、14年間中山手でカウンター8席だけ1万円のコースだけのお店でした。そしてカウンターの上にはこのカサブランカ。
賛否両論だったそうです。食べ物屋に匂いの強い花を置いてという人もいれば、爽やかで洗われるようだわ~という人も。
今ではちらほら、カサブランカを置いているレストラン現れましたね(^◇^)
武丸さんいわく、もし「ル・パッサージュ」がなければ神戸のフレンチは違った方向に行っていたと思う・・・。
前菜で~す。
これがまた近年見たことのないほど大きな千葉産のハマグリ!!(●。●; 写真ではわかりつらいのが悔しいな~。貝を閉じたら拳ぐらいありそうです。
その開いた貝の左に白子。
温かいのに中はフルフルのレアで・・・あっちゃ~!!たまりませぬ(><;
武丸さんは早速この一口のために白ワインをオーダー。
右はハマグリのマリニエール。
ハマグリをバターと白ワインとフュメ・ド・ポワソン(魚のだし)で・・・んん~とマリニエールしてま~す(^^;
お!これもさっきの白子同様、温かいのに中がトロトロ~。貝の甘味ジュワジュワ~(^O^)
今日のお魚料理は淡路産の蒸し穴子!
下のオレンジ色のソースは南西フランスのガルビュールというスープ。キャベツに人参、カブ、ジャガイモ、玉葱と野菜のみで作ってます。
穴子の上にはウニと平飼い飼育の玉子、そしてズワイガニ!さらにその上のパリパリ麺はなんと中近東のカダイフというもの(●。●;
そういえば以前→「エノテカ・イゾラベッラ」の八島シェフからパスタはマルコ・ポーロ以前にすでに中近東からヨーロッパに伝わっていたって聞いたことがありましたわ!
「そういわれてみれば・・・クスクスなんかもありますしね~」
と武丸さん。
カダイフは油を敷いてパリッパリに焼いたもの。その下にとろーりウニ玉子。ふわっと蒸し穴子。コクのあるスープ。
は~(~。~)なんてやさし~いお味付けなんでしょう。武丸さんがここに元気をもらいに来ると言っておられたのは、このことかしら~。
ちょっと休憩・・・グレープフルーツのグラニテ。グラニテというのはシャーベットよりもカキ氷に近いザラザラした感じの氷のことを言います。ほんのかすかにノイリープラットの風味。
「ええ!これなんやの?なにこれ?」
と俄然、好奇心を沸き立たせたのはなんと黄さん。食事の途中になぜ氷菓子?ん?そういわれてみれば・・・私も詳しいことは(・。・;
そこで武丸さん登場~☆
「温かい料理が続いていましたので、これを食べて体を少し冷やして次のお料理に備えるためのものなんです」
「ひょへ~!!」
黄さんいつものように顔をブルブルッと震わせて驚きの表情。いいですね~、こうやって新鮮な驚きを忘れない人はず~っと若々しい!!
さて、グラニテで体を整えたところにやってまいりましたのがシャラン産仔鴨胸肉のロースト。・・・に続きまして!!
・・・ちょっとハニカミながら春名公章シェフ・・・・と・・
・・・ジビエの出汁の入った赤ワインのソース。
なんだか、こう・・・思わず注がれるソースに目が吸い寄せられちゃいますよね~。
・・・ね~黄さんも・・・
「あの鍋なぁー、うちで使ことるのと一緒っやったで~」
シェフが去るなり黄さん目を輝かせて!ええ~(><; ソースじゃなくって黄さん、鍋を見てたの(^◇^;
うわぁ~なんだかお肉が輝いてます(><)その向こうが兵庫は日生の牡蠣と、下はイタリア産の黒いインゲン豆トスカネッリとレンズ豆のタルト。
あ!→ライヨールナイフだ。この、手に持ったときの重みと蜂のマークがいいんですよね~♪
ちょっと急ぎで赤ワインお願いしま~す(^O^)
「下戸やったんちゃうんか」
黄さんびっくり。いえ下戸なんですけれども、ここのワインは大丈夫です(←?)
ほら、ちゃんとグラスワインひとつとっても、あんなふうに回して空気を含ませてワインを開かせてますでしょう。そういうお店のワインだと気持ち悪くなったりしないんです、私。
グラスも磨きこまれてピッカピカ(^^)ミディアムボディーかな~?
こんなワインで~す。
うはっ♪仔鴨胸肉からソースが滴り落ちて・・・。
んん~ん。皮のほうがカリッとしていて肉質はモッチモチ。ジビエの出汁がレバーのような微妙な風味を添えていて、それでいてくどくない優しいお味。ほ~(~。~)
牡蠣も絶妙にローストされ・・・ほ~(~。~) あらータルト、撮り忘れたわ。でももういいの、ほ~(~。~)
うっとりしている間にデザートのお時間。こちら→デザートメニュ~。
「おおー!この7つの中からデザートが選べるんか!!」
黄さん、また首を振って驚愕の声!そういえば、中華も和食もデザート選べませんでした。そんなことにもワタクシ気づいていませんでしたわ。
「本日はさらに季節のフルーツを使ったものを3品ご用意できます・・・」
ギャルソンヌさんの一声に
「おおー!!そしたらデザート10品の中から選ぶんかー!」
黄さん、両手を頭の上に乗せて目をパチパチさせ始めました。んん~?これは何か考えてるぞ(^^)
で、黄さんは上の空で"オーソドックスな"とギャルソンヌさんに言われたガトートリュフ。
武丸さんは、季節のフルーツを使った・・・うわ~切りたてのイチヂク!いい香り~♪
ワタクシは・・・ごめんなすって(><)じゃなくて大麦を使った熱々のクレープ。
芳ばしいクレープにアイスクリームが乗っています。
私はエスプレッソ。コーヒーの飲めない黄さんは紅茶といきたいところでしたがハーブティーしか・・・。
「ほな、ハーブティー」
・・・っと。ヨーロッパの蜂蜜がいっぱいやってきました(^O^)
また7種類から選べます。
一番さっぱりしていると説明を受けたライムの蜂蜜を手に、ハイ黄さんCM入ります。
「私は今70代ですがシミひとつシワひとつありません。髪の毛も染めてません。その秘密はこの蜂蜜・・・・これを毎晩・・・」(←ウソですので!黄さん別にそんなこと言ってません!><)
え(。。? 知らない間に武丸さん。その手の中でくるくるしているのは・・・?
「あ、これマールって言うんです」
え?くるくる?
「イタリアで言えばグラッパです。ワインの搾りかすで造った」
ずいぶん大きなボトルですね。確かにマールって書いてます・・・。
今回、春名シェフがとても聴き上手でロマンティックな方だということがよくわかりました。
というのも、黄さんから中華料理とは何ぞやという興味深い話が聞けたからです。ん?中華料理?その話はまた別の機会にいたしますね。
そしてなぜロマンティックかって?それはカサブランカにしてもお料理にしても自分の美学を曲げない方だから・・・♪
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ル・パッサージュ
住所 神戸市中央区山本通1-7-11 Demainビル 5F
TEL 078(241)7118
営業時間 12:00~14:00(L.O) 18:00~21:30(L.O)
定休日 火曜日
お昼の5,000円コース
コメント
このようなお店は私の中では高貴なお店です。
でも、家の30m先にイタリア料理のお店が出来るらしく期待しています。
こんな私でもイタリア料理など食べれるのでしょうか?
Posted by: やじきた | 2007年11月20日 21:30
☆やじきたさん
いや~(^◇^;私にとってもザ・シェフリンクをしていなければ気軽に行くことはまずない高貴なお店です。
黄さんも、中華か和食しか食わん!と言ってましたが、最後は楽しそうな笑顔でした。
ちょっぴり日常の現実から抜け出すつもりで・・・ご自宅から30m先に・・・(^^)
Posted by: 早坂 | 2007年11月20日 22:55
黄さん、男前に写ってますね~!(*^_^*)
いや~、何をインスパイアされたんでしょうね、今度紀元さんに伺うのが楽しみ~!
非日常な空間にドッポ~ンとダイビング。
私もカサブランカの香るゆったりと豪華なお部屋で美味しいお料理に癒されたいです~~!
Posted by: midori | 2007年11月21日 15:52
☆midoriさん
黄さんは男前ですよ~(^◇^)
なにかインスパイア~!!されたんでしょうね。変化を発見したらぜひ教えてくださいね(^^
非日常の空間にドッボ~ン・・・ブクブクブク・・・緑の香り~美味しいお料理~美味しいワイン・・・ああ、今日はいい日だったわ!って、こんな感じですよね。
Posted by: 早坂 | 2007年11月21日 16:40
ご無沙汰しておりまーす。
ああ、写真とってもきれいだわ~^^
ブリオッシュにフォアグラ、なんてエレガントですね。タテルヨシノというお店で出てくるスペシャリテのフォアグラが、やっぱりブリオッシュを合わせて出てきます。
はまぐり!
食べたい~。貝って大好きですよ!
大きくてブリブリのはまぐり、最高ですよね☆
Posted by: 55aiai | 2007年11月23日 01:56
☆55aiaiさん
おひさ~♪
やっぱりフォアグラのテリーヌとブリオッシュってあうんでしょうね~。フォアグラってテリーヌにするとバターみたいで、美味しいです(^^
このハマグリの大きさには驚きましたよ~。料理人御用達の市場なんかでおおよその原価、察しが付くのですが(@。@)すごいコストパフォーマンスですよ、これ!!
Posted by: 早坂 | 2007年11月23日 12:51