« "ザ・シェフリンク"第27弾!ついにこの店に!神戸フレンチ界の珠玉~北野「シェ・ローズ」 | メインページに戻る | "ザ・シェフリンク"第29弾!ヘビーデューティな満足感を味わえる神戸プチ・メゾンの旗手!~北野「ル・フェドラ」 »

2007年6月 5日

●"ザ・シェフリンク"第28弾!緑滴る美しき6月の北野で堪能する、正統派プチメゾン!~北野「ジャンティ・オジェ」

22606.jpg

フレンチの珠玉「シェ・ローズ」に続きまして・・・再び、「楽舎」は小田さんからのおすすめ。
「ザ・シェフリンク」第28番目のお店、フランス料理「ジャンティ・オジェ」。・・・まるで緑したたる北野の洋館でくつろいでいるかのような、そんな夢見心地になっちゃいますわよ。
こちらのオーナー高柳シェフも実は「シェ・ローズ」の佐藤シェフと同じく、幻の名店「ジャン・ムーラン」は美木剛シェフのお弟子さんでした。さあどんなおもてなしが待っているのでしょうか・・・。

22539.jpg

・・・見覚えございますか?左の大理石の階段。昇れば「ザ・シェフリンク」のトップを飾ったあのイタリアン・レストラン「アリーチェ」です。そして右の噴水のある庭に下りていくと「ジャンティ・オジェ」。この二つ・・・実は姉妹店なんです。

22559.jpg

店に一歩足を踏み入れればそこは大きなガラス窓に優しいブルーのカーテン。以前この店は「ジャン・ムーラン」が経営する「カフェレストラン・ジャン・ムーラン」でした。そこを高柳シェフが任され「ジャン・ムーラン」閉店を機に「ジャンティ・オジェ」となりました。

22564.jpg

カーテンと同じブルーのナフキンにフランス製のお皿。

22578.jpg

窓の外は・・・みずみずしいブルーの紫陽花。あ~もう6月だったんですね。

22586.jpg

前菜は「有機野菜のサラダ仕立て」。バルサミコのソースと、緑のパセリのソースがお皿の上で踊っています。甘いトマトや苦いチコリなど、お野菜元気イッパイ。

22594.jpg

これは網焼きにしたタイラギ。上にトロットロの甘いウニ。・・・タイラギ、歯ざわりジャクジャクジャクジャク!気持ちいい~。そしてなんて甘いんでしょう!焼くことと塩で甘味を閉じ込めることでこんなに美味しくなるのだそうです。お寿司屋さんではシャリに合わせてタイラギを柔らかいまま使いますが、こうやってジャクジャク甘~くした食べ方もいいですね!

22596.jpg

さらにホタテも2切れ、網焼きに。このアサツキも有機野菜だからでしょうね、しっかりいい香を放っています。
前菜からかなり満足度、高いです。

22646.jpg

何気なく食べてしまった一つ目のパン。さり気ないフランスパンなのに、皮がものすごく美味しい!ベストタイミングで温められた新しいパンが出てきました。

22602.jpg

ここからが本番!ご覧くださいこの演出(^O^)嬉しくなっちゃいませんか?中から何が出てくるんだろうって!

22606.jpg

じゃーん!
「朝市からの魚料理」。今日は「コチのフリット」と「鯛の白子のポアレ」です。お野菜・・・「シェ・ローズ」でもいただきましたフランス産のアスパラソバージュの姿が見えますね。そして中華料理で使われるユリのつぼみ、金針菜。コチの上には、よく水にさらした茗荷も・・・。かなり手が込んでいますね。ソースは白ワインのブールブランです。

22615.jpg

まずは・・・んーもう!だれ~?餃子って言ったの!!「鯛の白子のポアレ」です。大きいーー(^◇^)

22623.jpg

皮がムッチリ、なかなか切れない感じが最高~!そして中はとろとろ~。美味しーー。たまんないですぅ~。

22630.jpg

そしてコチ。高温の油でいっきに旨味を閉じ込めて・・・オレンジがかった火の通った部分はガリットした歯応え。そして黒っぽい皮と身の間のゼラチン質が粘って粘って・・・。
もうこのコントラストがたまりましぇ~ん(><)

22695.jpg

ジャンティ・オジェ」のシェフ鈴木 由希雄さん。すごい腕前ですね!お料理の作り方をいろいろ教えてくださいました。
鯛って1尾で買って、もし白子が大きいと身が淡白なんですって。白子は嬉しいけれど、それじゃあ身をどうしよう・・ということは・・・今日ワタクシの食べた白子は、身を犠牲にして大きかったのかな?普通だったのかな?聞きそびれてしまいました。

22634.jpg

さぁーまたまた!お次が登場~。

22636.jpg

「牛のグリエ」です。この巨大なアスパラガスは岡山の農家から直送。

22651.jpg

この肉質のキメの細やかなこと!てっきりヒレだと思ったら、ロースなんですって!なんで!?
ポートワインを使った酸味の利いたソースをたっぷりとつけて・・・んん~ん、んん~ん。なんて上品なお味なんでしょう。ほっ(~。~)

22662.jpg

鳴門金時も添えられています。

22666.jpg

最後のお楽しみ、ワゴンデザートがやってきました。左から順番に・・・「ガトーショコラ」「チェリーのタルト」「抹茶とチョコレート」「イチゴのミルフィーユ」「ブランマンジュ」そして「プリン」。さらにここには写っていませんが「マンゴーシャーベット」も・・・。どれを選びましょう・・・

22682.jpg

どれを選んだと思います?

22678.jpg

ぜーーんぶ!!選んじゃいました!(^◇^)あ~ん、しあわせー。こんなに美味しいデザートがお皿にイッパイ。ものすごくしあわせ~。

22689.jpg

あれ?デザートを食べ終わるとさらにハーブティーが。透き通るようなフレッシュミント。
「お食事が終わりましてもお客様がここでごゆっくり心ゆくまでくつろいでいただけますように・・・」
とのお心遣いです。はぁ~これぞ、とろけるようなサービスだわ。

ところで鈴木シェフ。シェフのおすすめのレストランをぜひ教えてください。
ル・フェドラというお店です。この先の道をこう行ってこう行ってこうこうの所にある・・・。シェフは昔「ジャン・ムーラン」におられた梅原さんというかたです」

わかりました!では次なるワタクシのミッションは→→→「ル・フェドラ」。豪快でがっしりとしたフレンチだそうです~(^◇^)

22701.jpg

マネージャーの谷永 修二さん。今日はずっと心地よいおしゃべりと、お料理を運んでくる時の演出で楽しませてくださいました。ありがとうございました。ごちそうさま~。

22546.jpg

気に入っていただけたらクリックよろしくお願いしま~す♪ペコリ!

にほんブログ村 グルメブログへ

banner_01.gif

ジャンティ・オジェ
神戸市中央区北野町2丁目8-9異人館倶楽部 Part.II 1F
TEL 078(231)2815
営業時間 11:30~22:00(LO 21:00)
定休日 火曜日

この日のメニュ~

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kobekko-gohan.jp/cgi-bin/mt4/mt-tb.cgi/176

コメント

相変わらず、美味しそうですね~。
最近は地元の行きつけばかりで、かなりフラストレーションがたまっています。

さてタイラギ貝ですが、「ギ」が貝の方言なので、タイラ貝かタイラギが正しい名前だそうです。

ウンチク親父でした(笑)。

☆おがちゃん

ありがとうございます!↑↑↑タイラギにさっそく書き換えておきました。感謝いたしまーす(^O^)

北野はゆったりとあの坂道を歩くような気分でないと・・・近くに住んでいる人ほど行きにくいですよね。
近所の行きつけのお店、いろいろあっておがちゃんは恵まれてます~。

なんかステキ感あふれまくっちゃってますね♪洋館もどきっぽい建物はよくあるけれど、こちらはなんだか本物っぽい…
ハーブティーのティーカップがステキ。。
あんなカップで飲んだら、お姫さまな気分になれそうです。

☆バンビとヒメの姐さん

私も・・・くつろいでしまって、ここに住みたくなっちゃいました(^O^)ここはガレのコレクションも充実しています。

ティーカップ、ヒメちゃん用にこんなのおひとついかがかしら~。きっと似合うと思うんですけれども・・・。(←これ、ほんとマジで!)

この同じ階段・・・☆

読み返せば、早坂様はアリーチェの記事で今回のシリーズ
冒頭の辞に「メビウスの輪のごとく」って書いてらっしゃるじゃ
ないですか☆ んも~、な~んて心憎い伏線なんでしょ!!

お料理のほうは、タイラギとホタテの組み合わせで食感の
違いを楽しめるのもステキですが、フレンチの魚料理に
ミョウガを合わせるのがいいですねぇ。
ミョウガってのは外国のどこにも無い、日本だけの食材
なんですってね。まさに「和のフレンチ」の面目躍如♪

ところでデザート。私が築地王(BON)様から頂戴した格言を
そっくり早坂様にもおすそわけ致しましょう。

「 迷ったときは、全部食え!!」(笑)

☆つきじろうさん

>「メビウスの輪のごとく」
んも~(^O^)読み返してくださって大感謝です。
あのころは神戸のどんなお店をどんな風にまわることになるのか、神戸にどんなお店がどれだけあるのか・・・ぜんぜん見えていませんでしたからね。今も、神戸のレストラン事情の全貌はまだ見えていませんが。
しかし、本当に「メビウスの輪のごとく」斜めってすれ違いましたね~(>。<)

へえ!茗荷って日本固有のハーブなんですか。確かに個性的なクセになるお味ですよね。ハジカミって焼き魚に付いてくるのももしかしてそうかしら・・・?タイラギ美味しかったー(~。~)コチも~。

>「 迷ったときは、全部食え!!」
私もその格言を思い出しておりました。そうなんですか!築地王(BON)様からつきじろうさんに授与されたものなんですね。おすそ分けありがとうございます。しっかと頂いておきます。

綺麗な感じのお店ですね。
コチも食べましたか、やっぱり
関西は白身魚が好きなんですね。

それにしても
ぜーーんぶ!!という人がついに出たか(笑)

窓が大きくて気持ちのいいお店ですね。紫陽花もいい感じ♪
お肉はロースですか。牛の部位ってよくわからんです。豚肉の方が分かりやすいですよね。

☆ロレンスさん

雰囲気は非常にくつろげますね~。
コチ、食べました。関西の人は白身魚が好きなのかな~~。私は鯖、バッテラが大好物ですが・・・他の人はどうだろう。フランチだから白身魚が多いのかも(^^;

ぜーーんぶ!だって、みなさんの代わりに食べてリポートしなくっちゃと思いましたの。でも食べているとうっとりしちゃって、デザートのご説明できなくなりましたー(^O^)

☆くにさん

お庭がステキでしょ~
私もはじめこれはヒレかと思いました。ロースですと言われても半信半疑だったのですが、フォークで持ち上げた時の肉の繊維の感じで納得しました。
くにさん、豚は判りますか?私はどっちにも自信がなくなってきましたよ~。牛ホルモンが一番分かりやすいような気がしてきましたー(><)

お店の方と仲良くなるワザを盗みに
今度早坂さんとお食事してみたいわぁ~♡
店内に注がれる日の光がなんともいい雰囲気!
ワゴンデザート、わたしも絶対全種類頼むと思うわ(*≧m≦*)

☆いぬこさん

ワゴンデザートぜーんぶ!でしょ?いぬこさんならそうされると思っておりましたー(^O^)これだけあれば大満足ですよ♪

お店の方と仲良くなる方法・・・あ!もしかしたら関西だからかもしれません。東京の人は関西に来た時にお店の人がやたらとなれなれしいのではじめはビックリする、と何かで読みましたよ。
お客さんも基本的にはお店の人によく話しかけているような気がします(^O^)ある40歳前後のシェフがポロッと言っておられました。おばちゃんのお客さんなんかボクのこと息子扱いやもんな~って(ウプッ

外の光で撮影するとイイですね。
白いクロスと白い皿が同化して、お料理がくっきり!
とても美しいっス。

早坂さんは、どんな店へ行かれても、店の人から嫌われるということは無いんじゃないのかな?
相手の気持ちをほぐしていくの抜群に上手いもんね。
これ、どんな店へ行っても美味しく戴けるコツかなと思いましたよ。

☆ヒロキエさん

お天気がよくって、ちょっと光きつかったかなと自信はなかったのですがヒロキエさんにそういっていただけると嬉しいです(^O^)

ヒロキエさんも物静かにお店の方と楽しんでおられますよね。漫画からもそれが伝わってきます。
私は、そうそう「オッチャン、オッチャン」って連発してましたね(>◇<)そばめしの「ゆき」さんで。関西では大人の女性がお店の人にいろいろ話しかけるのは普通なので店側も心得たものですよ~。お店の方もよくしゃべってくださいます。

早坂さん、こんばんわ!ほぼ3年前の記事を読ませていただきました。今日出てこなかったメニューですが、いずれにしても素晴らしいですね~~~
今日は、長い間お付き合いどうもありがとうございました。早坂さんのおかげで、私までスペシャルでデンジャラスなランチにありつけて、幸せでした~☆
おしゃべりも楽しかったです☆
またどこかのタイミングでごいっしょさせてくださいね

☆kn_derさん

スペシャルでワンダフルでゴージャスでデンジャラスでリーズナブルでファンタスティックなランチでしたね~(^O^m

庭の見えるブルーの空間でkn_derさんと時間を過ごしていると
夢見心地に、ほ~っとリラックスできましたよぉ。

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)