●【特別番外編】神戸・元町 「ル・コルドン・ブルー神戸校」にて(^Q^)/ショコレティエ ☆ シリル・ギャルサン氏の授業を受けてきましたあ~!!
昨年の暮れ日本でも上映された、メリル・ストリーブ主演の楽しくって心温まる映画→「ジュリー&ジュリア」
その映画の舞台。フランスはパリの超一流!料理学校→「ル・コルドン・ブルー」・・・の、神戸校に!このたびワタクシ、行ってきました~(パリ、じゃないのだ(-▽ー;
きっかけは、これ♪
「ル・コルドン・ブルー 神戸校」の教授に就任したシリル・ギャルサン氏によるスペシャル・デモンストレーション!
1979年生まれ、30歳のギャルサン氏。
ふむふむ。8歳の頃からお母さんにお菓子作りを教わり、イタリア人のお祖母さんからはお料理を・・・。16歳で料理学校に進み、ええ(◎。◎;/ 2003年にはパリでセバスチャン・ゴダールと一緒だったんだぁ~☆ なに!?あの→グレゴリー・コレの右腕だった人!!
ちょっと、のぞいてきますぅ・・・。
土曜日の、たそがれ時。
1895年。パリに創設された、この世界一有名なお料理学校。日本には神戸と代官山に分校があるんですよ♪
以前、出席したジャン・ジャック・ブラン氏の授業は→こんな~でした(^Q^)/
おお!静か~な授業前。みなさん、すでにご着席。熱心に今回のレシピを読んでます。
見渡せば・・・なんと!超人気パティシェリーのシェフのお姿(◎。◎?
シェフ。これって、シェフが講義受けるほどレベル高い授業だったんですか?
「え・・・ボクはちょっと授業参観。ここを今度卒業する子がウチに来ることになったから。今見たら成績優秀で表彰されてる子だったよぉ。いい子が来るんだ(^▽^*」
シェフ、嬉しそ~♪ ということは、ワタシでも何とかついていける授業よね。よね?
でも、先に完成したお菓子をみなさんにお見せしておきま~す。(だって完成品、見ておかないとナニ作ってるのか分からないかも ><;
テーマは「ア・ラ・カンパーニュ」・・・つまり「田舎風」♪ 確かに、素朴な春のお花畑(^▽^)ノノ
教えてもらうのは3品。まずはこのタルト。「ロケットのジュレと摘み取り果実のチーズタルトレット」\(^Q^))
おお~(@@ 天井に張り付いたのか!ワタシ。
なっ!わけなくって、上からも見えるようにカガミが付いてます。
しっかり焼いたタルトに、フロマージュのアパレイユを入れ・・・
「みなさん、これは気をつけてください。タルトはしっかりと焼いてください。焼きがあまいと粉っぽくなります。ですから、しっかりと焼いてください」(←通訳のおねえさま。ギャルサン氏の細かい言葉を聞き逃すことなく、素晴らしすぎます!!)
手元はモニターで見えるんですよ ♪
もちろん実習はコック・コートを着てみんなでキッチンを囲むそうです。
スウィーツなはずのタルトにロケット?
そう(^▽^)P お野菜のロケットで角切りジュレを作って飾るところがギャルサン氏の斬新なアイデア。
「小さな葉っぱはデコレーション用に取り分けておいてくださいね」
板ゼラチンを溶かして、ロケットのジュレ・・・
「レシピの砂糖の分量をご覧ください。とても少ないですね。それはロケットの苦味を充分感じてもらうためです。ですからこのデザートは、ロケットのジュレだけを食べても美味しくはありません」
(@@? シェフ!シェフ!!(←前述の人気パティシェリーのシェフ)これって、どうなんですか?ロケットのタルトって食べたことない・・・
「めちゃくちゃ新しいですよ。まさに、今のフランス。今のパリって感じです!!」
あ。そうなんだ!(←だって、パリ。行ったことないも~ん(^。^;
「それでは、次のデザートを同時に作っていきます」
え!?
「皮をむいた種無しブドウを8等分、9等分・・・(みんなが必死にメモを取ってるのを見て)何等分でもいいですけれど(^。^* 切り分けます」
「切ったブドウに赤ブドウジュース。そして、色をつけるためにカシスのピューレを入れます。これは紫色にするためです」
直訳のフランス語がなんとも心地よい(~。~)
「これはカシスの味はしません。ブドウの味です。カシスは色をつけるために入れます」
フランス料理はこの使い捨ての手袋を何枚も使うんですよ~☆
コルク栓のように見えるクッキー(?)の生地 をこねこね・・・
冷やして固めてくりぬいて ♪
「コルク栓に見立てて仕上げたいですので・・・」
コルク(・。・?
「4センチの型でくりぬいてます。それは容器の口の直径と同じ大きさだからです。ちょうどいい温度でくりぬくと断面がコルクっぽくいい感じに仕上がります」
ん。コルク?
コルクだ~(◎▽◎))
かわいい瓶に、ヨーグルトとさっきのブドウを入れ!瓶のフタ、コルクにしか見えない!
お次はこのウサギ!「ラパン・オ・マッチャ」(^◇^)/
「ボクは抹茶が大好きです♪」
それって、珍しいですよ(◎。◎))
「ホワイトチョコレートに抹茶を入れて、これからチョコレートの形成をします。12センチの卵型を使いますが、時間のある人はまずはじめに刷毛でチョコレートを塗ってください」
そんな技法があるんですねっ!
たっぷりとチョコを入れ、少し固まったらチョコをボールに戻します。
固まりかけたら、はみ出たところをコリコリ・・・
冷蔵庫でよく冷やして、チョコの厚さは2,3ミリ。
手で触れるくらいに温めた板の上で、ちょっと溶かして・・・
くっ付いた~\(^◇^)/
「これは見えないかもしれませんが、ウサギの形に切り抜いたフィルムです」
(=。=; か、かろうじて見えました!!
フィルムをしいて、両端に4ミリの添え木を貼り付け表面をならし・・・
固まりかけたらフィルムごと移動させ、ウサギっぽくなってきた。卵は隠れちゃうんだっ!
表面の風合いを出すため、ピストレという吹き付ける装飾をほどこし・・・んん!マジパン(◎。◎;
うさうさ尻尾。めっちゃくちゃカワイイ~(^▽^)/
マジパンをザルの網目でこして、指先でフンワリまとめただけなんですよ!
お見事\\(^◇^)
目と鼻をつけてかんせ~い!!
最初に作りはじめたロケットのジュレもほどよく固まって、1センチの角切り。
「ロケットのジュレは必ず3つ、乗せてください。あとはブルーベリーやフランボワーズなど、庭で摘み取ることのできるフルーツを乗せてください。小さいですからあまり乗りませんね。でも、できるだけ乗せてください」
わぁ。見事にたくさん乗ってます。これで3品、かんせ~い!!
それではパクパク・タ~イム(^Q^)/
真っ先に手が伸びたのは、コルクにそっくりなクリスティアン♪
クリスピーな歯ごたえがめっちゃくちゃ美味しいです☆
ヨーグルトも、プレーンヨーグルトで牛乳を発酵させたもの。甘さひかえめ。
紫色のコンフィチュール。8等分、9等分(^◇^?に切ったブドウの粒々がフルーティーです。
ガッシリとしたタルト。これはちょっと、いつか作ってみたいですね!
「ラパン・オ・マッチャ」(^◇^)/ ラパン(うさぎ)の形での試食は無理だったけど(←そりゃそっか!)抹茶の渋みもしっかり効いて、あとからじんわりカカオの風味。
ブラボ~♪
食べた人が必ず笑顔になるのがお菓子。だからパティシエ、ショコラティエになった シリル・ギャルサン氏。
「見た目だけではなく、お菓子は必ず美味しいものを作らなければなりません。そしてボクの場合、見ていて楽しくそして美味しい。そんなお菓子を作ります」
授業中に聞いたギャルサン氏のそんな言葉を心に留めつつ・・・
2時間半の授業を終えたのでした~☆
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ル・コルドン・ブルー神戸校
神戸市中央区播磨町45 ザ・フォーティーフィフス 6・7F
TEL 078(393)8221
コメント
な、なんとまたウサですかぁ~~
早坂さん、巻き込まれてますね、私のうさパワーに(笑)
なるほどなぁ、フィルムをきっておくわけですね、うさ型に・・・。しっぽ、たまらない~~
試食はなしとのことですが、最終的にフィルムは外すんですか?そして食べちゃうんですか??かわいすぎて食べられないわぁ。
ロケットのジュレ・・・ハーブを活かしたデザートってさわやかでいいですね。
Posted by: アキ | 2010年2月10日 21:39
やーーーん すごい! すごい!!
憧れのル・コルドン・ブルー(ここの紅茶すっごく美味しいですよね) で
パリの最新のスイーツが学べちゃうなんて最高ですね★
もう、完成品がめちゃくちゃ可愛いですー。ウサギの尻尾なんて発想が素晴らしすぎる~!コルクも本物にしか見えないしヾ(*´∀`)ノ
ブログ読んでてテンション上がりまくりでーす。
ほんと、芸術作品ですね!
緑のタマゴの物体は結局うさぎの体に格納されちゃうんですね。
見えなくなるのにあんな丁寧に作るなんて・・・
私だったら緑のタマゴにまだらにチョコレートがけして、「アボカド」ってやりたい(笑)
Posted by: 蓮花 | 2010年2月10日 21:58
☆アキさん
そうなんですよ。ビックリでしょ!うさうさ~♪なんです。
ギャルサンさんは、ウサギだけじゃなくてニワトリも作るそうですが・・・この日は、やったぁ~(^◇^)/ うさうさでした!!
レシピを全部詳しく書ききれなかったのですが、ウサギの形にして冷蔵庫で固めたあとフィルムをはがした・・・ような気がします(。。;
そのあと霧吹きのような機械でピスロレがけというのをほどこすと、ウサギさんの表面はフェルトのような風合いに!
最後の試食。うさうさはいったいどうなるのか~!!と思っていたら普通のチョコの形で出てきて、ちょっと安心(^。^m
ロケットを使ったスウィーツ。色鮮やかでかわいくって、しかも斬新でしたぁ。
Posted by: 早坂 | 2010年2月11日 14:53
☆蓮花さん
わ~い!テンションあがったぁ?うれしいですぅ。
調べてみたら、ほんと!ル・コルドン・ブルーの紅茶って売ってますね~。学校の受付になにやらオシャレなグッズが置いてあるのが見えたんですけれど、そうなんだぁ。ちゃんと見てなかった(><;
完成品。めちゃめちゃ可愛いでしょ☆
ウサギの尻尾は丸めたマジパンをザルに入れて木のヘラでひょいと押すだけで出来ちゃったんですよ~!
コルク。これ、おいしかった(^Q^)V コルクがこんなに美味しいなんて・・・違っ!
タマゴもウサギも、どんなチョコを使っても出来るんですって。つまり苺チョコでも~
ブラックチョコをまだらに塗って、爪楊枝でデコボコつければ・・・わぁ、アボカドだ!!
Posted by: 早坂 | 2010年2月11日 15:08
わぁ~画像観て感動しましたぁ~
可愛過ぎて・・・ステキ過ぎます。
あぁ~やってウサギや玉子作るんだぁ~
教室行きたいです!オルフェのビルですよねぇ?
Posted by: キヨキヨ | 2010年2月13日 19:41
☆キヨキヨさん
そうです~♪ さすがキヨキヨさん、よくご存知!!
The45thのオルフェのビルです(^Q^)/
ワタシも、さっそく卵型で作っちゃいたくなりました!
レシピの分量(受講者にだけ公開だけれど・・・)どおりにやったらすんごく美味しくできるんですよ!
あと、クリスティアン(>▽<)) あれはもう!オウチで作ったら食べ過ぎ警報発令しそうですぅぅぅ・・・
Posted by: 早坂 | 2010年2月13日 23:34
う~ん、実に素晴らしい講習。復活祭が近いので、子孫繁栄で復活祭の象徴「うさぎとタマゴ」の組み合わせですかね?
栓まで食べられるなんて、楽しいデザート!!(笑)
通訳の方の苦労が良く分かりますし、強調する部分をきちんと訳してますね~。私も音楽家の通訳をすることがありますが、余計な事を言わず、しかも意図を正確に伝えるのって結構大変です。
しかもたまにドイツ語がよ~く分かる方も現場に居て、冗談などで私と同時に笑うので結構緊張です(笑)。この日もそういった方が居たのでは???
Posted by: sepp | 2010年2月16日 06:39
☆seepさん
そうだと思います~。ヨーロッパの伝統的な春の祭りが混ざった、アレだと思います。
コルク栓!美味しいですよ~(^Q^)/コルク栓!!
センテンスの長~いのを通訳すると、最初のほうを忘れたりして大変でしょうね(><; 通訳のおねえさんも、長くなりそうなときはちょこっとメモを取ってました。
笑いのツボは・・・訳しきれないというか、日本語にしてしまうと笑えないというか・・・。
seepさんも、通訳をしてあげている相手の集団のなかに同じところでブッとふきだす人がいたら・・・わぁお☆ 確かに緊張しますね!!
Posted by: 早坂 | 2010年2月16日 11:40