●"ザ・シェフレシピ" 7月!リヨンでフランス料理の歴史的変動を体験した\(◎。◎; 神戸「ル・ビストロ」は宇野勇蔵シェフに、レシピ教えていただいちゃいま~す☆
7月の"ザ・シェフレシピ" !!おっまたせ~☆
群れず騒がず浮かれず、地味ではあれど廉直に誠実にフランス料理に没頭し・・・
「え!? ル・ビストロ・・・宇野シェフのところ行くんですか。ボクなんかそんな気軽に行けませんよ~(;。;)」
とあるお店のコックさんに言われてはじめて内輪の評価を知りました!!
「値段の問題とかじゃないですよ(そりゃそうだ ^。^m ・・・面がワレてる?)いえ、向こうはボクのこと知らないでしょうけれど・・・ル・ビストロに行こうと思ったら、一週間前から体調整えて・・・やっぱり万全のコンデションで食べたいですし('。')事前の食事も控えめにして~・・」
ひぇ~~('◇')ノノ
そんな!神戸は→「ル・ビストロ」宇野勇蔵シェフにレシピ教わっちゃいま~す!!
まず第1週目は、お店紹介♪
場所は分かりやすい・・・はず、でも知ってても通り過ぎちゃう(><;
東急ハンズの前の生田新道を西へ~。鯉川筋まで行かずにストップ。道の南側。
でもなんだか目立たないの(。。;
まさにル・ビストロです(^▽^)V じゃまな荷物は電車に乗ったときの要領でひょいと上の棚へどうぞ~♪
嬉しいです。テーブルクロスにビニールのかかっているこの手軽さ ♪ ナプキンもこんな感じで・・・
気取れない方でも、気取りたくない方でも~ここではユッタリとフレンチを堪能することができますのよん♪
見上げれば離れたテーブルの上にも、こまやかな配慮が(~。~)
この日の魚介類・・・わっ!サザエ☆
「あー。いえいえ、中は空ですよ・・・厨房で調理してます!」
宇野シェフ、あわててサザエを手で押さえ・・・。黙ってればわかんないのに(^◇^m それともワタシがサザエを裏返しそうに見えたのかな(・。・?
ほへ!牡蠣?岩牡蠣でもないのに今頃・・・
「そうなんです。北海道の厚岸町の牡蠣です。水温が上がらないから年中食べられるんですが、今の季節だと日本料理店とかから注文が入らなくなりますでしょ。だからもうここんとこ5年くらい入れてもらってます。」
じゃあそれ!
ランチ・コースの前菜。
人参をベースにしたポタージュ・スープ ♪
でました!新作~☆ タコと焼き茄子のマリネ\\(^▽^) なんで拍手かって・・・?
それはねー・・・宇野シェフが身の引き締まった明石の活けダコを、いかにフレンチ風に柔らかくするか長い間実験していたからなんです~♪
もうー、焼き茄子と食べても違和感のないくらい柔らかくなったタコ(^◇^)/
"ザ・シェフレシピ" でさっそく公開していただきまっす~☆
南フランスの万能ソース、アンショワイヤードをトッピングした平鯵♪
「このアンショワイヤード は簡単ですからねオウチで作り置きするといいですよ。アンチョビ・ニンニク・オリーブオイル・ケッパー・エシャロット・・・あと唐辛子を1対1対1でミキサーにかけるだけです。エシャロットは甘みと厚みを増すために私が加えただけですけれど・・・」
って、宇野シェフ片っ端から教えてくださって(><;
でもこうすると平鯵さん、地中海からやってきたみたいですわね~♪
あ・・そうそう。宇野シェフによるとアンショワイヤード、冷蔵庫で1年はもつって~~(・。・;~
ウォッシュ・タイプのチーズを乗せたカナッペ!黒オリーブが効いてます☆
わ、自家製パンだ~\(^◇^) あってよかったー!
「やっと、作れました。何とか形にしただけって感じですけれど・・・。昨日やっと作ろうかということになって!今の季節だと一晩、小麦粉を冷蔵庫で冷やしてその後氷水で発酵させるんです。もう(><;ビゴさんのパンでみなさん我慢していただいて・・・本当に申し訳なかったです(。。;」
いや~。これが美味しいんですってば!!フランス産の香りと甘み、さらに温度と湿度と酵母の状態に細心の注意を払いながら仕上げていく宇野シェフのこまやかさ~☆
とか言ってると、でた~(@@
北海道は厚岸町産の牡蠣\(◎。◎)/ 美しい山から下った河口付近の牡蠣です!
大きさが分かりにくいので動画でどぞ↓↓↓
チュルンとよく冷えて・・・美味しい(><; 日本の牡蠣じゃないみたい。上品なお味 ♪
ソースは赤ワインビネガーにライム、エシャロットと生姜。
需要は減るそうですがこの季節、厚岸町では牡蠣がどんどん大きくなるそうです。日本風の食べ方よりも、フレンチやイタリアンな食べ方に合ったお味になってるのかも~☆
ひゃぁぁ~~(><*ワタクシとしたことが・・・めずらしい~~
白ワイン。撮り・・・忘・・れ・・
ちょっとお味見にいただいちゃった、かのポール・ボキューズ氏もこよなく愛する→→フランスはブレス産の鶏! テリーヌで~☆
みずみずしくもキメ細やかで弾むような歯ごたえ。今が旬のオランダ産のホワイトアスパラとともに・・・透き通った肉汁ののジュレに包まれ♪ かなり贅沢。ちょっとずつ食べなくっちゃ~~
あ、ランチ・セットのサラダ(^◇^)/ 牡蠣とテリーヌで別世界に行ってたわ☆
大きなボールでたっぷりお野菜・・・今日はエシャロットのいい香り(~。~)メインのお魚はどんなかしら~・・・
・・・\(◎。◎)/って~~!! 淡路島は由良の真鯛・・・ちゃん?
どうなってんのかな~(..?
「真鯛の皮目を焼いた後、少しのけまして・・・コーンスターチと水を1対10で溶いて焼いてみました。フレッシュのバジルと白胡麻を混ぜてます。で、鯛をもどして・・・お皿にはタップナードと玉葱です」
・・・?わかります、皆さん。
やっと、ベールの下で逆さまになっていた真鯛を救出(・。・)\ タップナードを塗ってこれから食べるところです☆
パリパリパリパリッふわぁ~~美味しい(・。-)V タップナートって味噌みたいな役割してますね。
淡路島のフルーツよりも甘いベークド玉葱もタップナードで引き立つわ!
で、タップナードってなんだっけ('。')
あら。宇野シェフ、手際がいいですね ♪
「南仏産のブラック・オリーブは塩加減にバラつきがありますから、辛いと塩抜きをしなければなりません・・・
・・・だからうちは信頼のできるイタリア産のものを使っています(●u●)V」
って!もうシェフ・レシピ、はじまってるのね(・。・;
「コクを出すのにシーチキンを少し入れるといいことに気がつきましたよ~☆」
確かに!タップナード。ジューシーな真鯛にも玉葱にもピッタリでしたわ!
「食後のお飲み物になさいますか?それともチーズになさいますか?」
(◎▽◎)/すご~い!こんなにいっぱい、しかも包みと一緒に出てきたのってはじめてかも~♪ チーズにしますー☆
「フランス人は5時間も6時間もおしゃべりを楽しんで食事をするんですね。そしてデザートが出てくると、この楽しいおしゃべりももう終わりか~ってがっかりするんですよ。だから、まだデザートじゃないからチーズを食べよう・・・って安心してさらに1時間くらい一緒に過ごすんです。そうやって疲れを取ってまた次の日元気に働けるんです。(小さい声で)ホントはこのランチコース、チーズ出せるアレじゃあないんですけれど・・・みなさんにデザートの前のチーズとおしゃべりの楽しさを知っていただきたくって・・・」
上は乳酸菌たっぷり山羊のチーズ、サントモール・ド・トゥーレーヌ。そして右下。ルブロッション・ド・サボア・・・
お気に入り!羊のチーズ、ペライユ。優しいミルクの味がして、ちょうどいい熟成具合♪
では!デザート・・・もちろん宇野シェフが→月間「専門料理」May 2009 に発表したばかりのスィーツ!!
ラベンダーの蜂蜜の冷製スフレグラス クレープ包み~☆
しっかり泡立てたメレンゲに生クリームとラベンダーの蜂蜜をたっぷり!さらに香ばしいスペイン産アーモンド・ヌガーを砕いて混ぜ、フリーズ!!
これまたたっぷりの大きく切った桃と一緒にクレープに包んで・・・も包みきれないほどたっぷりだわーO(◎☆◎)O
たっぷりは美味し~♪
大きな口をあけて大きなデザートを一気に平らげたあと、コーヒーの美味しいこと(~。~)
来週から第2・第3・第4火曜日は、こんなに愉快な宇野勇蔵シェフからオウチでもできちゃうフランス料理を教わっちゃいまーす(^◇^)/ おったのしみにねー☆
気に入っていただけたらクリックよろしくお願いしま~す♪ペコリ!
ル・ビストロ
住所 神戸市中央区下山手通3-8-14 元町アーバンライフ2F
TEL 078(393)0758
営業時間 11:30~14:00
18:00~21:00
定休日 火曜日
コメント
シェフがあわててサザエを手で押さえたのは
早坂さんが貝ごと食べちゃうと思ったから?? (ロブスターのように・・・^^)
岩牡蠣以外で夏でもOKな牡蠣ってはじめて知りましたよ~。
そうそう、早坂さんもここのお店へ行くのに1週間前から体調整えて突撃したんですよね(笑)
あ、いつも好調でしたね。
Posted by: 蓮花 | 2009年7月 7日 16:06
☆蓮花さん
そうそう!しゅっぱーガリガリガリ~って、それタコですやん(>。<;
ワタシもこの時季に日本で牡蠣があるなんて知りませんでした。
むしろシドニーの牡蠣、一年中~\(@@?って方に驚いていたくらいですが、北海道のものすごくきれいで寒~いところなんでしょうね♪
一週間前から・・・とコックさんに聞いたときはすでに一日前でした(。。;
どうやって調子整えるんだろ~?そこんとこが知りたい(^▽^)/エステかな?
Posted by: 早坂 | 2009年7月 7日 20:49
うーん、やっぱり気になるのはパンでした。。。
前にも読んだことがあるんです、小麦を冷すとか、冷水で仕込むとか、、、いくらドライイーストが強いとは言っても、何で冷たいところでイーストが活動できるの????と、全くのなぞで・・・、だけど、こうしてパンが出来上がっているのだから、美味しさの秘密なんでしょうね・・・
発酵とか発酵の境界、、、そこが最も美味しいところ???
すいません、パンに終始します
Posted by: kn_der | 2009年7月 7日 20:56
お料理もデザートも、すごく素敵ですねぇ。
牡蠣・・・私もびっくりです。しかも美味しそう!
タコのお料理のフレンチレシピを教えていただけるわけですね!すごいすごい☆
鯛の皮の下、説明聞いてもよくわからない(笑)食べなくちゃわかんない(笑)?あ~食べた~い。
Posted by: アキ | 2009年7月 7日 21:45
厚岸のカキって、じつは通年供給できるんですか!!
それを知らずに世間の大半は・・・
「 人の行く 裏に道あり 花の山 」
うーん、まさにコレを地でいってますね!(感動)
一事が万事、シェフの美学が伺えるように思います。
あ、それと最後のクレープ。いいなぁ。
神戸フィエスタで1年に1度のクレープを食べるのが
恒例になりそうなワタシですが(汗)、このお店には
ぜひ、クレープ目当てに行ってみたい気もします~♪
Posted by: つきじろう | 2009年7月 7日 22:13
☆kn_derさん
きっとイーストさんの快適気温と湿度と粉の状態っていうのが、すんごく微妙なんでしょうね~☆
初回訪問の記事を読み返してみたら、宇野シェフは・・・
「気温と湿度もあります。粉とイーストと気候。この3つが・・・まるで3つの惑星が一列に並ぶようなことがおきなければ満足のいくパンはできません」
っておっしゃってますね(><; ひゃ~!今のこの季節、一番難しそう。
ここのパンは発酵の時にヘタレにくいフランスの小麦粉を使ってるんです。グルテンが強くて苦味を含んだいい香りがします。
パン作りの魅力は奥が深いですね♪ 見えないものが出来上がり具合で見えちゃうんですもの(◎。◎)/
Posted by: 早坂 | 2009年7月 7日 22:22
☆アキさん
ここのランチコース・・・オトクなんですよ(^。^)V で、たっぷりデザートを別につければものすっごくリッチテイスト~♪
こんな時季に新鮮な牡蠣!しかも日本料理っぽくないお味で・・・気分はもうNYのオイスターバー?
タコ~☆ 宇野シェフ、実験を繰り返し繰り返し・・・繰り返し・・・やっと分かったんです。で、もう一般公開!みなさんに役立ててもらおうと。懐の大きな方で、頭がホントに下がる思いです(。。)m
Posted by: 早坂 | 2009年7月 7日 22:32
☆つきじろうさん
「 人の行く 裏に道あり 花の山 」
ひゃ~かっこいい句ですね!裏に道あり・・・あ、真鯛の裏返り~アキさんに説明しそびれた(><;
厚岸の牡蠣を、みんなが仕入れなくなってから仕入れるって、フレンチならばこそですよね(・。-)V これからドンドン大きくなるんですって!
でもこれって、普通では流通してないですよね・・・見かけませんもの。北海道で、またカキ船乗りますかっ!
クレープ目当てで♪ なんせプロ用の雑誌に出たばかりのクレープですものね。
雑誌ではたっぷりのイチゴでしたが、今回は早くも桃がお出ましでした。ベツ腹ベツ腹 (>▽<)O
Posted by: 早坂 | 2009年7月 7日 22:46
今こちらは岩牡蠣の時季ですが、一般的な牡蠣が年中獲れるトコもあるんですね~
新作デザート、今は桃ですか。
桃好きなので、写真見てたまらなくなりました!
桃はやはりお隣の岡山生まれなんでしょうか?
他のデザートもきっと美味しいんでしょうね♪
Posted by: らい | 2009年7月 8日 21:31
☆らいさん
岩牡蠣もいいですね~♪
新作デザートで~す(^◇^)V
らいさんも桃好きですか!ワタシも今年は早く桃にありつけました。
しまった。どこの桃かききそびれました。長野のタイプではなくて岡山のタイプの桃だと思いますけど・・・尋ねておきますね☆
Posted by: 早坂 | 2009年7月 9日 00:22
こんばんは!
シェフ、日本の方ですよね??フランス人っぽい雰囲気で不思議です。はにかんだような笑顔がステキ~!!
焼きナスとタコのマリネ、手間暇かかってるんですね。焼いたナスをマリネですか・・和食でも活用できそうなアイデアな気がします。明石ダコ美味しいんでしょうね・・
テリーヌの美しい色合い、フォトジェニック?ですね~!こんな色の絵具が欲しい^^;
ベークド玉ねぎ、いいですねー、タップナートとともに食べるんですね。ふむふむ。
チーズ、羊のは私も大好きです!
ベライユですね。食べてみます^^
デザート、このボリュームでも別腹で食べれそうなくらい魅力的!!コーヒーも美味しいとなると、ランチでもゆっくりできちゃいますね。シェフのもてなしの気持ちが嬉しくなっちゃいますね♪
Posted by: はーるん | 2009年7月 9日 23:25
☆はーるんさん
あ~!そういうこと、あるかもしれませんね。イタリアン「ラ・バラッカ」の松原シェフ。イタリアに行くと・・・
「出身はどこ?」
って聞かれるんですって!もちろん、イタリアのどの街って意味ですよ。で、日本って答えるとビックリされるみたい(^◇^m ↓↓↓
http://www.kobekko-gohan.jp/2008/09/88.html
タコ。手間隙かかってますよ~☆ でも美味しい! 作り方、シェフ・レシピでお楽しみにね。
ブレス鶏は素晴らしいですよ。ぜひ産地で食べてみたいものの一つ!
淡路の玉葱は特に肉厚でジューシーなんですが、普通の玉葱でも時間をかけてベークドするとものすごく甘くなりますよ♪ タップナートは簡単だから作っておくと便利かも!
そうそう。チーズもデザートも・・・ベツ腹なんですよね~(^◇^m
Posted by: 早坂 | 2009年7月10日 18:25