｜神戸っ子ゴハン｜神戸＆阪神間のフレンチ／イタリアン／中華／日本料理／カフェ／パティシェリーの最新情報満載！

生田新道は大型中華料理店の老舗「神仙閣」。ちょうど12時。大型観光バスから続々とお客さんが「神仙閣」に入って行くのを眺めながら、ワタクシはその東側の路地へ・・・
わ～い＼（＾◇＾）／事前に→HPの写真を見ていなければ、見落としたいたかもー（＞＜；
ビルの一部に盛り土をして・・・木々に隠れた、まるでフランスの田舎の小さなオウチを再現したようなお店～♪

こんにちは～・・・。なんだか誰かのオウチに入っていくみたい（＾O＾；

「ようこそ！いらっしゃいませ～」
満面の笑顔でお出迎えくださったのはオーナーの大利 吉弘シェフ。
大利シェフは→「瀬田亭」を出たあと、セネガル大使館の公邸料理人に！！
アフリカはセネガル！遠い国・・・
「あ、アメリカ経由で行くと近いですよ～」
おお！逆発想でした。世界地図が日本を中心にアメリカ大陸で切れているものだから・・つなげちゃえば確かに近い＼（◎。◎）

今回のワタクシのテーブル。もう、大利シェフにがぶりよりのカウンター席。
瀬田亭の瀬田シェフといえばフランコ ジャポネーズの提唱者。「フランコ ジャポネーゼ マツシマ」松島シェフの育ての親でもあります。

ところで→HPのセネガルの写真を見て思ったんですけれど・・・公邸料理人といえどもセネガルの普通の市場でお買い物をするんですね・・・
「そりゃそうですよ～。ほかにないですもの」
あの砂浜に直接、魚が山積みになっている写真がありましたけれど・・・赤道直下ですよね。
「あははは・・もう、上のほうの魚なんて焼けてるんじゃないですか！？もちろん大使館用の魚はちょっと特別・・・こっちにしたらたいした額ではないんですけれど、新鮮でいいものを分けてもらってました」
うん。でないとお腹壊すかも～（＞＜；

わ～、いい感じのオリーブオイル（＾。＾）

パンは、手前が胡桃入りのフランスパン。向こうは普通のフランスパン。
セネガルって元フランス領ですよね。公用語はフランス語ですか？
「ええそうです。どこでもフランス語で通用します。それとフランス人は植民地になった国で、まずフランスパンの作り方を教えたんですよ。だからセネガルのフランスパンも美味しいですよ」

あ、セネガルの旗ですね。
鵜飼さんに聞いたんですけれど・・・普段は大使のお食事だけを作っていればいいけれどパーティーとなれば全部一人でやらなきゃいけいって・・・セネガル人はどんなお料理が好きなんですか？
「それが、ボクも最初はパーティーにはセネガル人がたくさん来るんだと思ったんですね。でも違ったんです（＞＜；何十カ国もの人が来るんですよ～」
ひぇ～＼（＞＜）／じゃあどんなお料理がお好みか・・・
「それで分かったんですけれど、本当に美味しいものはどの国の人が食べても美味しいってことなんです」
（◎。◎）目からウロコのお言葉！！

前菜。「活アジと大根おろしのカルパッチョ 神戸トマトに詰めたサラダ」
フランス人も絶賛したフランコ ジャポネーズです！大根おろしにイクラときましたね～（＾◇＾）／

活アジに塩をして、ディルと酢でしめています。うゎ～アジ、プリプリです。そこにさっぱりとした大根おろし！

ええ～！なんだかトマトに隠れて見えなかったんですけれども・・・すごくたくさんのアジが次から次に出てきますよ（◎。◎）・・・ピッカピカのアジ、嬉し～（＾◇＾）

なんと！茗荷のお味も違和感なくフレンチです！何かに漬け込んだのでしょうか・・・

そして大発見！活アジのマリネと一緒に食べて一番美味しかったのは、濃いお味の神戸トマト！これは最高に美味しいです～♪
「このトマトも、雨が降るともうだめなんですけれどね・・・」
ほ～（◎。◎）水っぽくなるんですか？
「そうです」

シャンパンのコルクが、まるでニンニクみたいにぶらさがっています（＾◇＾）

これは・・・何か特別なワインのラベルですか・・・
「いえ・・・特別ってわけではないですけれど、美味しかったワインとか・・・ですね」

あ、ミシュランのタイヤ君。これってパリダカの関係？（←ダカールはセネガルの首都なので、ふと・・・）
「何の関係もないんですけれど、なんとなく」

とか言っている間に本日のスープ。ちゃんとフタがついてます。

ポッ！「新ゴボウのクリームスープ」です（・。-）V

ゴボウの香りが、めちゃくちゃイイですね～。フランスでもサルシフィーってゴボウを使うことを→ここで知りましたが、確かに美味しいものはどの国の人が食べても美味しいわ～（＾。＾）

よ～く使い込んで磨きこまれたお鍋が並んでいます。お次はいよいよ・・・

・・・メインです！左の鍋からチラッと見えている黄色いものは・・・

おお！トツジョ右の鍋から、一瞬で取り出しましたね。アサリの白ワイン蒸しです。

そしてこちらは南瓜のピューレでしたー＼（＾O＾）

これはテーブル席のお客さんのお料理・・・あのフライパンの美味しそうなものはなんだろう、ううう（－Q－；

でもって、あれがきっと、あれがきっと！ワタクシの本日のお魚のポアレに違いないわ＼（＞＜）／

やったー。やはりそうでした。淡路産のコブダイです。コブダイの下の南瓜のピューレはアサリの出汁で・・。お皿にはコリアンダーの粉末をちらしています。立ち昇る湯気にエキゾチックな香りが加わって（～。～）

コブダイって頭にコブのある魚ですよね～。
「ええ。大きな魚ですよ～。わりと深いところにいる魚で、漁師さんもこれを狙って獲るわけではないみたいですね」
たまたま網にかかってくるって感じですね。
「そうです。こっちではモムシて呼ばれてるんです」
モムシ～（＾O＾？
「タイって名前がついてますけれど、タイじゃないと思いますよ」
ということはスズキ科？
「さあ？そうなんですか？」
いえ、たいていなんでもスズキ科って言ってればあたるような気がして・・・（＾◇＾ｍ

身はかすかなざらつきとともに深みのある上品な味わいですね。しかもこの肉厚なこと！！
金針菜、今まで冷凍のものしか食べたことがなかったのですが、これは新鮮な国産（＾◇＾）V 日本でも作るようになったんですね～♪ もう、シャキシャキで真ん中のほうにくっきりとした甘み、さらに苦味とともに筍のようなお味も・・・。

絶妙のワイン蒸し！この粘りつくアサリの旨味といったら（◎。◎）・・・

・・・はぁ～。デザートです！
ビワのコンポートとガトーショコラ。

コーヒーとともに・・・

ビワ。種も入っていて、優しい手作りのお味（～。～）

そして、ガトーショコラ。ん（◎。◎）これは真ん中の部分のショコラがふんわり滑らかで、美味しいですね！
「秋口から伊勢丹で売りに出すことが決まったんですよ・・・っていってもこっちに伊勢丹ってないですけれど・・」
へぇ～。これをひんやりとしてきた秋口に食べるのもロマンティックー（～。～）

ところで大利シェフがぜひおすすめのお店ってどちらですか？
「日本料理の玄斎さんですね！」
ええー＼（◎。◎）／「玄斎」さん！行きたかったんですよ～（；。；）ザ・シェフリンク。このゲーム！！知らなかったビックリするほど美味しいお店に行ける反面、ワタクシが行きたいお店に行けるわけではないと言う（＾◇＾ｍまあ、自分で決めたルールですから文句は言えませんが・・・

では次なるワタクシのミッションは→→→日本料理「玄斎」！！調べてまいります（・。・）＼

ふわぁ～。楽しかったー。ごちそうさま～♪この扉もフランスのアンテウィークみた～い。

お見送りに出てきてくださった大利シェフ。
ホント、駅からすぐなのに1本道を入ればこんな落ち着いたレストランになってるんですね～。
また隠れ家的にお伺いさせてくださいね！

気に入っていただけたらクリックよろしくお願いしま～す♪ペコリ！

レストラン　トゥウティ　トゥウティ
住所 神戸市中央区下山手通2丁目13-19 シルバービル1F
TEL 078（391）4115　
営業時間 12：00 ～ 14：00 （L.O.）
　　　　　　18：00 ～ 21：30 （L.O.）
定休日 日曜日

この日のランチコース♪