●【ザ・シェフリンク再訪編】フレンチのちょっと奥の世界を冒険~神戸 北野坂 フランス料理「ル フェドラ」
ひさびさのザ・シェフリンク再訪。半年ぶりです!!→「ル フェドラ」\(^◇^)/
同じ料理を2度同じお客さまには出さないと自分に誓ったその日から・・・梅原シェフの努力の日々は続いているのですが、今回ワタクシ3回目。以前と同じコースで予約を取りました~~☆
11時45分。オープンと同時に・・・いつもとは反対方向のお席に。
外はしっとりと雨。こちらから見渡す店内は、シンプルで美しいですね~。
二重にクロスを敷いたテーブル。フランス料理ですわね~(~。~)だって、フランス人がまだ手で料理を食べていた時代、下の長いほうのテーブルクロスで手や口をぬぐってましたのよ。だから・・・今も下のほうのテーブルクロスは、持ち上げた時、口にとどく長さ・・・ナンチク、うんちくでしたわね!すんまそ~ん(><)
もうおなじみ!メートルドテルの武丸さ~ん(^。^)静かに、しかし目にも留まらぬ速さでスーッスーッと。この歩の進め方に、お料理を完璧な状態でテーブルに届ける秘訣があるんでしょうね!!
お料理を待つ間・・・アンチョビとクリームチーズのプチシュークリーム。これが楽しみなんですよね~♪
ん?かすかにバルメザンのお味がしたような・・・今日のが今まで出一番美味しく感じたのは、なぜ(・。・? ね~武丸さん!
「アンチョビが少し多かったんでしょうね。アンチョビが多いとそういう味になります」
な~るほど!
ガッシリとしたフランスパン。
武丸さんによると、フランスではレストランはフランスパンを出さなければならないという規則があるのだそうです。フランス文化を守るために!ひぇ~(◎。◎)おもしろ~い。日本でもし日本料理店では白米をという規則が・・・あ~(><;だめだ!五穀米やトロロご飯もあるし~梅茶漬けも・・・(^◇^m
氷の入ったバター入れにはいつものようにたっぷりのバターが・・・
まずは前菜。真っ黒なお皿がはじめ真っ白に凍って出てまいりました!!ヒラメとイカ、燻製にしたマスの自家製ヨーグルト風味のタルタル。フィヌゼルグといっていろいろな種類のハーブを刻んで混ぜ込んでいます。
アサツキの飾りをまとって~♪ おお!(◎。◎; 一口目、びっくり!マスの燻製の風味と生の玉葱にも似たエシャロットの香りがえもいわれぬ美味しさをかもし出しています!わーたまらん(><)二口目。あ゛ー!もうマスの燻製の芳ばしさが分からなくなってしまったー(;。;)
はー(・。・; 一口目って大事だな~・・・。
6月らしくアジサイ色したテーブルフラワーが優しいですね。
次!梅原 崇人志シェフ、ワタクシをフレンチの冒険の旅にいざなってくださいましたわよ!!
もうキノコとゴボウに隠れて見えにくいですがホタテの・・・ええ!?ゴボウ(@@; フレンチで?
そうなんですよ~。サルシフィーと言って、シチューの香り付けや肉の臭み消しに使われています。
わ~\(^◇^)/ワタクシのフランス料理の世界がこれでまた一つ広がったー☆
このブラウンのソースは濃いフォン(出汁)と薄いフォンを合わせてゴボウのエッセンスを加え、バターで仕上げたものです。
ゴボウの香りと甘いホタテ。おおー和風かな?と思って食べているとグググググッと急にフレンチ。後味もフレンチ!和食になってない。
これって、日本人のフレンチシェフにはかなり難しい料理ですよ~(◎。◎)
メインに・・・筍とアスパラソバージュに隠れて、シラサ海老と明石鯛。ソースは15,6種類の薬草を漬け込んだぺルノー酒で風味付けしたバターソース。
「アスパラソバージュは、5月のものですのでもう終わりなんですけれどもね・・・」
と武丸さん。へ~そうなんですか。
「年々、野菜の収穫が早くなってきてるんですよ~」
とかいろいろ会話に花が咲いたのですがそこは省略して(><;・・・
この鯛、皮のゼラチン質がすごくって・・・スプーン型になった魚用のナイフでネリネリネリという感じに切りました。うむむむ、おっいし~い\(><)/
脂が乗ってかなり肉厚の大きな鯛ですね~。それにぺルノー酒で押さえのきいたバターソース。
今日も、まいりましたm(。。)m
あ、それと新しいコックさん入りました。え?とちょっとはにかむ、浦田 優樹さん。まずはホールでサービスをしてどんなお客様にお料理を提供しているのか、ただいま吸収中。でないと、お料理を作り始めたとき誰に向かって自分がメッセージを発信しているのかわかんなくなっちゃいますものね(^◇^)
いつも変わる、デザートのメニューで~す。どれにしようかしら~♪
上から3つ目。フロマージュブランのムースとイチゴミルクのアイスにしちゃいました(^O^)V 周りは練乳風のソース。ミントのシズレ(刻んだもの)をちりばめています。
ワタクシがエルメスの動物シリーズのお皿を気に入っていること、覚えていてくださったのね!
「マタンレタン」・・・水辺の朝・・と言うシリーズのお皿です。向こうにゴイサギが見えます。淡いブルーに朝の水辺を感じますわ(~。~)
手前は、コサギ。
あ!アイスですね。ミルクでイチゴが可愛いピンクに。ミントのシズレがくっ付いているときと、そうでないときで味の変化を楽しめます。
白いチーズにサクランボのリキュールと白ワインで香りつけ。プルル~ンとはじけて美味し~(^O^)/
最後はお茶事のように、お皿の底!・・・これでマタンレタンって読むんですね(-。-; フランス語だー(←あたりまえでしょうが)
最後は、梅原シェフがご自身のがっちりとしたフレンチに合うように徹底的にブレンドしたコーヒーを・・・。
んん~ん。これだけは、梅原フレンチのあとに欠かせませんね。
梅原シェフ、武丸さん、そして浦田さん。心のこもったおもてなしありがとうございました。美味しかったです。またお伺いいたしますね!ごちそうさま~\(^◇^)/
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ル・フェドラ
神戸市中央区山本通2-14-18神戸マンション1階
TEL:078(252)8337
営業時間 11:45~LO14:00 17:30~L 21:00
定休日 水曜日(祝日の場合は、その翌日)
Dejeuner A・・・・4,389円
コメント
ル・フェドラさん。
忘れもしません。美味しそうなお料理にエルメスのお皿。
「芸術だわっ!」 と 画面のこちらでつぶやいたあの日を。
また今日も素敵なお料理の数々。
どうしてまたこんなに魅惑的なんでしょう…
全部全部ステキだけど、
和食になっていないフレンチ。そして
特に気になるシラサ海老。
シラサ海老?初めて伺うわ~~~~
調べに行ってきま~す!!!(^.^)/~~~
Posted by: midori | 2008年06月03日 21:06
☆midoriさん
そ、そう!確かにここまで来ると芸術という名にふさわしいわ!あらん・・・じゃあワタクシのお腹は美術館(><?
ゴボウ・・・というかサルシフィーがフランスで本格的に食べられるようになったのは18世紀になってからなんですって。
あのゴボウの土臭い、けど病み付きになる香り・・・日本だけのものだと思ってたっーーとっとっと!midoriさ~ん、どこまでシラサ海老調べに行ったの~・・・あー行っちゃった(><;ニューカレドニアに・・・クリオネmidoriさ~ん!!
Posted by: 早坂 | 2008年06月03日 22:39
シックですね~♪このうっとおしい天気が、お店の雰囲気で吹っ飛びそうです。
ごぼうって大好きな野菜の一つなんですが、フレンチでも使われるのですね~!それに、アスパラソバージュでした?!そちらも優しそうな味わい!美味しそうです
お店のバケットを見ると、ますます自分の腕前に落ち込みそうですが、がんばらないとー
最初のお皿(白地に、黒の斜め&一部ストライプ)が強烈に素敵ですが、エルメスの鳥さんもなかなか使うの難しい感じがします・・・
洋食器は難しいから、ほとんど使わないのですが、憧れますねぇ~ うっとり~
Posted by: kn_der | 2008年06月03日 23:26
☆kn_derさん
フランスパンって一番難しそうです~(><; 私も昔作ったとき、皮と中身の境目がはっきりできなかった記憶が・・・
ゴボウにはちょっと開眼しました。ぜんぜん和食じゃなくフレンチでしたもの、ゴボウなのに(^。^;
アスパラソバージュちゃん、もうすぐ季節も終わるみたいでした(;。;)
そうそう、お皿!確かに色や模様の付いたのは難しいー!
梅原シェフは見事にソースの色とお皿を調和させていますよ~・・・すごいとしか言いようがありましぇん(@@
Posted by: 早坂 | 2008年06月03日 23:52
アンチョビ多いと美味いのかのう?
ア~ンチョビットじやダメよ!ということか。
フレンチでゴボウ!?
何と大胆不敵なフレンチなんでしょう。
シラサ海老の味を知らさなきゃ海老好きは困っちゃうのよ。
Posted by: ヒロキエ | 2008年06月04日 01:02
記事を見ていると子どもが、「あ~っ!イチゴ~!もっと見たい~」って、乱入してきました。
「美味しそう~!○○ちゃんも食べたい!」って、言うのです。
お父さんでもまだ食べたことが無いのに、それは順番からいって私の番でしょう。
でも言うことを聞いてくれないので、スーパーに行ってイチゴを買ってきました。
今度からはコソッと見るようにします。
ちなみに子供はキノコ、フランスパン、海老に目が無いのでした。
Posted by: やじきた | 2008年06月04日 04:20
☆ヒロキエさん
アンチョビの語源はア~ン o(>☆<)o チョビトじゃいや!!から来てるんですよ(ー。-;
フランスでゴボウの料理食べてみたいですよね!!こんな調理例、発見↓
http://133.92.115.89/vcs-sals-cook-j.html
シラサ海老、ヒロキエさん!みんなにしらせてください(><; わぎゃ
Posted by: 早坂 | 2008年06月04日 09:57
☆やじきたさん
お嬢ちゃん、やっぱり女の子。かわいい~ですね!!
女の子の喜びそうなデザートですって言われて、このデザートを選んだんですよ!
あ・・・それでイチゴを買いに行くことに(^O^)m いいな~♪そんな父子がいいですね~。
そういえば・・・私も子供のころ、キノコと海老が大好物でした。子供に人気の食べ物なんでしょうか(・。・?
Posted by: 早坂 | 2008年06月04日 10:08
マスの燻製といえば「こーゆーもの!」という固定観念ができて
いたのに・・・何ですか!?この美しげな一皿は☆
なんと、ヒラメとイカを一緒にしてヨーグルト風味で・・・
こりゃワインを選ぶのも嬉しい悲鳴状態になりますね♪
ちなみに魚介料理にペルノーを合わせるのは意外な難易度で、
ワタシの長年の(?)課題であります。
ぜひ、こちらのお店のワザを伺ってみたいと・・・!
Posted by: つきじろう | 2008年06月04日 22:03
☆つきじろうさん
ワタシはマスの燻製とエシャロットの軽い刺激の組み合わせに、もう椅子から飛び上がりそうになりましたよ(@@; 最初このお皿はカキンコキンに凍って白かったのですが、写真を撮ってるうちにみるみるつややかな黒に・・・そこに浮かび上がったのが「ヒラメとイカ、燻製にしたマスの自家製ヨーグルト風味のタルタル」
げーじゅつだー\(○。○)/
>魚介料理にペルノーを合わせるのは意外な難易度で
え(・。・; そうなんですか。鯛がかなりの大物で脂が乗っていたのでペルノーを加えたような気が・・・勝手にしておりました(。。;
ワインは、武丸さんはゴボウのお料理のときに、グラスででもいいから赤をお奨めしたいな・・・とおっしゃってました。
ということは後は白。何とあわせるか・・・きっと武丸さんの心積もりはある程度決まっていると思いますよ(・。-)V
Posted by: 早坂 | 2008年06月04日 23:35
>フレンチのちょっと奥の世界
もしかして今日こそ.....
なんて淡い夢を期待しながらスクロールしたらイケメンなのでまぁいっか♪
そろそろ神戸っ子ごはん杯、イケメン投票なんてできるくらい、実はイケメン紹介ブログになってるって、早坂ちん自覚あるのかなぁです
Posted by: Ginger | 2008年06月05日 17:50
☆Gingerさん
ありゃー?Gingerちゃんったら、何を期待しちゃったのかしら~(・。・??
んん?イケメシ投票なら自信あるんだけれどな・・・それと面白トーク賞。だいたい候補は浮かんできます。
Posted by: 早坂 | 2008年06月05日 20:22
年々野菜の収穫が早くなっていると、どこかで
そういう話を聞いたことがありますが、
やっぱりそうなんですね。
もしや温暖化と関係あったり??
バターソース、バター好きの早坂さんには
たまりませんねぇ!
うれしそうに食べる姿を想像しちゃいまーす☆
Posted by: 蓮花 | 2008年06月05日 21:29
☆蓮花さん
私はここではじめて聞きました(・。・;
一番困ってるのがお花を作っている人・・・。何月はこの花、って決まってるので季節がずれると安くでしか売れないんですって。
やっぱ温暖化かなぁ~。
そうそう(^◇^mバターソース。ル フェドラの私のカルテには、バターがだ~い好きって書いてあるはず~♪お~いし~\(^。^)
Posted by: 早坂 | 2008年06月05日 22:28