●“ザ・シェフリンク”第66弾!!五感を使って味わいつくすロベルティさんのシアターへようこそ!~ イタリアン「チンクエ センスィ」
春もしっかり根づきはじめた明るい住宅街のお昼どき~。やって来ちゃいました(>。<)ザ・シェフリンク66件目のお店~☆
→「オステリア・エルベッタ」岡尾シェフの師匠。現在ペルージャにおります一流シェフ、シモネ チッコッティさんの同僚でもあり親友でもありますマウリツィオ ロベルティさんのお店!!イタリアン→「チンクエ センスィ」で~す\(^◇^V
さんさんと光ふる店内。ダークブラウンの木の床にテーブル。壁際のクッションを並べたソファーの上にはローマの風景画が(^。^)
実は、ロベルティさんが日本でレストランを開くと知ったローマの親戚は大喜び!!従兄弟が友人の画家にローマの絵を描いてもらい伯父に手渡し、伯父さんはそれをロベルティさんの父親に手渡し父親が日本に送ってくれたもの!
「この絵は、お金の価値はありません。でも、心から出てきたものです。だから私はこれを全部飾って、写真を撮ってローマに送りました」
わ~\(^◇^)/なんだか写真の届いたときのローマの親戚の喜ぶ顔が見えるみたいです(~。~)いいな~♪
スプリングコートをサービスの女の子に手渡すと、チョッピリここで案内を待ちます。すべてが・・・けっして贅沢なものではありませんがクラークの役割をする人がいたり待合があったり、きっちりとお客人をもてなしたいという主の思いが伝わります。
さあ。テーブルに案内されました。面白い形にナイフとフォークが並んでいますね。これは店の看板にあった絵と同じ。遊び心がにくいですね(・。-)
手作りのパンと、グリッシーニ。
パンは・・・やりましたね!と思わず(・u・)V 多くの神戸っ子同様、ワタクシもパンには一家言も二家言も三家言もございますのよ!!このさりげないパンは日本のパン職人が真似をしようとしてなかなかできない文化の厚みがございます。
クリスピーな薄い皮。重すぎず軽すぎずモチモチしすぎず滑らかな生地(~。~)うっとり~・・・・なんでパン屋の出せないこの味をシェフが・・・なんて言ったらパン屋の逆襲がー(><; I LOVE イスズベーカリ~~~
オーダーをすますと、ナイフとフォークの位置が変わりました。
まずはアンティパスト。少し説明いたしますわね♪
これはフィレンツェのサラダTonno e fagioli です。イタリアの白い豆、カネリニビーンズをツナとあえたもの。レッドオニオンもあえていますね。ラディッシュをあえていないのは、シャリシャリとした食感で味に変化をつけるため。ロベルティさんのアレンジかな?
お次はローマから・・・。香草で包んでローストしたポークのポルケッタ。とにかく薄く切ったもの。みずみずしいトマトとバジルまるで羽のように薄いポーク!上品です!
最後にヴェニス♪ サーモンのカルパッチョ。アンチョビと小さなケイパー、そして赤玉ねぎを 「マリナート」したとロベルティは言ってましたがマヨネーズであえたと言う意味ですね。さらにロベルティさんはカルパッチョの歴史も教えてくれました。
「1950年。ヴェニスの“HARRY'S BAR”というレストランで、ある女性客がローストした肉を食べないように医者に言われて困ってたんです。そこでMr.チプリアーニという人がナマの牛肉を薄く切ってレモン風味の強いマヨネーズあえにしました。その美味しさが大評判を呼んで、広がったんです」
牛肉の赤とマヨネーズの白がネーミングの由来ですが・・・だからサーモンを使ったんでしょうか(^O^)
シェフの マウリツィオ ロベルティさんです。このときすでに私のお隣には品の良いマダムとお嬢さん。ロベルティさんは料理の説明をします。
表情豊かで表現力があるので人をそらしません(^O^)口に美味しくって、耳に心地いい楽しいランチタイムです。
ああ~ペペロンチーノ!!むっは~っとゴージャスなオリーブオイルの香りが立ち込めています(◎。◎)
飯蛸のトマトソースも選ぶことができたのですがあえてこのシンプルなパスタにしました!
ご覧ください!!このオリーブオイルの量!オイルをスプーンですくって飲んでみて再びビックリ(●。●; かぐわしい香りとコクのある味わい、そしてさらっとして少しもベタつきません。
いつだったか日本人はオリーブオイルの使い方を間違えてサラダオイルのように使っているというのを聞いてことがありましたが、その違いがこれなんでしょうね。
どんなオリーブオイルなのかロベルティさんに尋ねてみました・・・
「フレッシュな・・・エキストラバージンオイルです。フレッシュでなければだめです。
最初にニンニクとフレッシュ スウィート チリをオリーブオイルで炒めます。そして水を入れて調理をそこでストップさせます。パスタを入れたあとまたエキストラバージンオイルを入れますがこのときゼッタイに温度が60℃を超えてはいけません。もし越えてしまったら、オリーブオイルの味も、香りも、ほかのよいところゼンブがなくなってしまいます」
そうなんですね~。こんなに爽やかで豊かなオリーブオイルのパスタは初めてです。辛くないですね。
「日本のペペロンチーノは唐辛子を使って辛いですね。でもイタリアのペペロンチーノはそんなに辛くありません」
ほっ!それも初耳~♪ わぁ(^。^)茹で加減絶妙のしこしこパスタがフォークから飛び跳ねてスルスル落ちていっちゃいますよ~。こ~れ!最高に美味しいです!!
もちろん最後に残ったオリーブオイルはパンにつけてきれいにペロリ(^Q^)
奥のほうはこんな大人な雰囲気のバーになっていますね~(^O^)
お肉とお魚のメインが出てきました!まずワタクシの目を引いたのが・・・
・・・ポーク メダリオン!!!勝者に与えられるあのメダルの形をした豚さんです。
なめらかな豚肉に中心部分は手作りのソーセージが入っています。このときロベルティさんはポルチーニとあと数種類のキノコを入れていました。
2種類の食感の違いがいいですね~☆ 巨大な粗挽きウインナーを食べているような感じです(・。・)
ん?これは~茄子?の・・・なんだろう(・。・?
「これはアグロドーチェといって、赤ワインヴィネガーとエキストラバージンオイルで茄子をソテーしたものです」
なるほど。茄子がオリーブオイルとワインヴィネガーを吸い取って、ドレッシングの美味しさを出していますね(^◇^m
お次が・・・ペストソースつまりジェノベーゼを使ったスズキのグリル。その前にちょっと・・・
スズキの左、アサリの向こうに見えているのはバルサミコですか?
「バルサミコドットです。ボクはイタリアからバルサミコを買いますが、その中にハチミツと・・・・ボクはたいていなんでも教えますがこれだけは秘密のあるものを入れます。するとパルサミコはゴボッゴッボと醗酵し始めて・・・2ℓ あったのが250mlになります。そのとき使います」
こっそり(^◇^)指ですくってなめてみました。ドロッとしていてハチミツの味と・・・ちょっと間違っていたらいけないので・・・後は言えませ~ん(><
うっひょ~\(^◇^)/ジューシーで肉厚のスズキを、ワタクシの最大好物とも言えるジェノベーゼで食べられるなんて~♪美味しいよ~♪しあわしぇだよ~ん(^◇^)/
しかも、ほくほくジャガイモにインゲンまでジェノベーゼ!
これがまった!素朴なお料理にもかかわらずものすごく美味しい。しかもジェノベーゼのバジリコが新鮮!ナツメグの香りも生き生きしてます(^O^)
デザートのお時間になりました~。右端はサラメ ディ チョコラート。チョコレートのサラミです。実際切る前はサラミそっくりです。ピスタチオが入っていますね。
ええ(●。●; カ、カプチーノで、す・・・・。す、すごい。スチームミルクの泡だけでなく・・・カップじゃなくてこれボウルですね・・・
ええ・・・気を取り直しまして(・。・; これは2度焼したカターイお菓子カントゥッチョ。こっちはコーヒーのカントゥッチョで、お皿に残っているのがアーモンドのカントゥッチョ。
真ん中はズッパ イングレーゼ ア ラ フラゴラ・・・・フラゴラがイチゴという意味だそうです。イングレーゼってあたりが・・・中に入っているって意味かな?ズッパはたぶん・・・きっと・・・ソース?
上に乗った生クリームが下のプリンのようなババロアのようなものと一体化して独特の粘りごし。それがなんとも言えず、いい。
ロベルティさんに言われるままカントゥッチョをカプチーノにダンクイン・・・あ、これは英語ですね。なんていうんでしょう。でも褒めてもらいました(><?
呼ばれるままカウンターに行ってみると・・・日本人のイタリアレストランでよく見かけるのとは違ったコーヒーメーカーですね・・・
「さっきのカプチーノはこのいいコーヒー豆を使っているんです」
ああ!開けちゃったー。ロベルティさん、もったいないよ~・・・
さらに別の豆とマシーンを使って・・・・
ショットグラスに!綺麗ですね~♪左がマキアート。そして右はエスプレッソです。
さらに~ひゃ~お美しい\(^◇^)カフェラテーです。もう芸術ですね~こうなりゃ。
では!カプチーノの美味しさをロベルティさん自ら語っていただくことにいたしま~す♪どぞ!!
「→んぐっ(◎。◎)・・・・→むむむ(-。-)・・・→うっひゃーー(^◇^)」
あ・・・(・。・; な、なんて美味しそうなんでしょう~。ええー(→)のあとをクリックしていただかないと分かりにくい話ではあるのですが(><;
では、ロベルティさん・・・
「紹介ですね~。私がいつもお昼を食べに行くお店です。モダンチャイニーズのお店・・・すぐそこですから今から行きましょう・・・・」
え、え?ま、待って~(@@
ということでワタクシの次なるミッションは→→→「ラヴェニール チャイナ」で~す\(^◇^)/・・・・「チンクエ センスィ」の1階下で~す(^O^;
なんと!!4月にシンガポールで開かれる→「ワールド グルメ サミット」に参加することになったロベルティさん。仕立てたばかりの→コックコートを見せてくださいました!!胸には→“WORLD GOURMET SUMMIT”の輝かしい刺繍が(◎。◎;
参加できるのは世界でもごく限られた一流シェフのみですよ~(@@ すんごいよー!!(あ!これも→のあとをクリックしていただかないと、ちと!分かりづらい^。^; )
ええー!ほかにもいろいろ!!書きたいことあったのですが、も~・・・次回にいたします~(><;
気に入っていただけたらクリックよろしくお願いしま~す♪ペコリ!
住所 西宮市羽衣町10-21 夙川K.S.ビルIII 2F
TEL 0798(22)0058
営業時間 11:30~14:30
18:00~22:00
定休日 火曜日
コメント
お~っ!西宮です!
と、思って見ていたのですが、どこかわかりません!トホホッ!
でも、住所で調べてみます。
ぺペロンチーノって、家で作るのですが、本当に難しいですね!
味がしっかりしません!
4月になると家の近くのパスタ屋さんが再オープンするので、勉強してきますね。
Posted by: やじきた | 2008年03月26日 00:41
カプチーノの美味しさ・・・わかりにくいけど、よくわかりました(笑)
これGIFアニメにするといいですよ~☆
スズキのジェノベーゼ風味も美味しそうですけど、今回いちばん
目をひいたのは極薄ローストポーク!
なにしろ関西で「肉」っちゅうたら牛肉第一で、豚さんのお肉を
もっと名誉回復してあげたいと思うワタクシ。
しかも豚肉がこんなに「上品!」というイメージ。これはぜひ
関西人の皆さんに知っていただきたいです~☆
ところで今回の写真はどれも、「逆光活用ランキング」で
チャンピオンを狙える仕上がりですね♪
Posted by: つきじろう | 2008年03月26日 07:16
☆やじきたさん
西宮でっす(^O^)地図は「ラヴェニール チャイナ」というところをクリックしていただいてMAPというところから見ることができます(><; でも~その地図も分かりにくい。さらに普通の地図も分かりにくい。なぜなら上と下で道が二段構造になっているからなんです。
阪急夙川駅南の交番で尋ねると丁寧に教えてくれるんですが、普通男性は交番で道を・・・尋ねないような気もしますし・・・
それより大事なこと!!パスタは日替わりなのでペペロンチーノを、というのであれば是が非でもTELで確かめた上で行ってくださいね~。
ああ~。しっかし、あのペペロンチーノのオリーブの香りはいまだに忘れられません(~。~)
Posted by: 早坂 | 2008年03月26日 17:37
☆つきじろうさん
GIFアニメにするといいですね~(^^)・・いやいやいや(●。●; だめです。でも、ご本人の許可がおりれば・・・
なかなか美味しい豚さんにめぐり合えないからでしょうか?でもここの豚さんは美味しいです。ドイツで食べた豚さんも美味しかったのですが、やはり料理法かもしれませんね。
今回はくしくも逆光乱反射~。薄曇の春、南の窓から入ってくる・・・これがかの谷崎の愛した阪神間の光で~す(^◇^m
Posted by: 早坂 | 2008年03月26日 17:50
はじめまして!
あまりにもステキな写真に感動してしまいました・・私もこんな写真が撮れるようになりたいです。
どれも本当に美味しそう。
またちょくちょくのぞきにきたいと思いますのでよろしくお願いします☆
Posted by: 神戸藍子 | 2008年03月26日 19:18
☆神戸藍子さん
こちらこそはじめまして~☆
藍子さんのところも(^m^)わ~ぉ!なかなか美味しそうですぅ。
ぜひまた遊びにいらしてくださいね。
Posted by: 早坂 | 2008年03月26日 22:57