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2008年2月 5日

●“ザ・シェフリンク”第60弾!洗練の極地!!華麗にして繊細な味わい~神戸・南京街 閩粤餐廳「小小心縁」

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ザ・シェフリンク!記念すべきジャスト60軒目は!!
あの住吉の→「正」。法橋さんをして「中国人の作る中華料理なのに一般のイメージとは逆に緻密で繊細」と言わしめた、神戸は南京街の→閩粤餐廳 「小小心縁」。どんなお料理が出てくるのでしょう・・・そしてシェフはどんな方・・・(・。- ?

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南京街の東。長安門をくぐってすぐに左に折れると・・・なにやら不思議な窓が。精緻な細工・・・よく見ると明かりが。壁の色ともあいまって、ここはどこ?な気分。

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右側だけ手ずれした丸いドアノブ・・・

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やや!!(●。●; 無数の怪しく光る物体が!

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ろうそくの炎のように時たまいっせいに揺らめく灯。ここはかの紫禁城か・・・。

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テーブルクロスまで清王朝の象徴、黄色なんですけれど・・・

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わわ(@。@ ラストエンペラー溥儀!!っんなわけありません。こちら→閩粤餐廳 「小小心縁」オーナーシェフ、陳 挺さんです。
福建省から来日して20年。香港で7年、料理の勉強をしました。親族の中で料理人になったのは陳さんだけです。
陳さんはなぜ料理人になろうと思われたんですか?
「ワタシはおばあちゃんの料理を食べて育ちました。その料理が・・・あっ(←小さいため息です)本当に美味しかった」
おばあちゃんの料理といえば「同源」の銭さんが、丸鶏に荒塩をすり込んで2,3日干したのが・・・
「あああ!あれは美味しい。今作ってもあの味は出ないですよ。鶏が違うのかな?」
なんてロマンティックな雰囲気の方なんでしょう~♪さっそくお料理を作っていただきました。

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アツアツの漢方入りスープ。

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ナツメにクコ・・・これはなにかな~?
「台湾の鴨が入っています。それは体から・・・エネルギーがでます。そして、ちょっと味がほしかったので、鶏の足も」
んん(・。・)これは鴨だろうか鶏の足だろうか?弾力があって美味しい(^O^)

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優しく体にしみわたるスープ(~。~)
左の白っぽいのは山ごぼう。でも日本の山ごぼうは小指ほどの太さなので、4つに切ってこの太さということは・・・違う山ごぼうなんでしょうね~きっと。芋に近いお味でした。

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スープで胃が目覚めたあとは・・・これはなにかしら(・。・?
大量の蟹爪と玉子の白身と、春まだ遠き菜の花。そしてとろみと共にそれらを覆うこの麺。

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春雨?ビーフンのようなもの?
「これはイェン ピー。燕皮・・・こう書いてイェン ピーと言います。なぜ燕皮と言われるようになったのかは知りませんが・・・豚肉の赤身をすりつぶして、ちょうど日本人の作る蒲鉾のようなものです。芋の粉を加えて麺のように切って作ります」
ひぇ~(@。@; 豚の赤身で作った麺が!中国にはあるんだーー!!すごい。これは教えてもらわなければ穀類で作ったとしか思えません。

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これ、豚肉で出来ているってちゃんとお客さんに言わないと、せっかくのこの価値がわからないですよ。
「え?わからない?」
ジューシーな蟹爪ととろみに抱き込まれた燕皮、そして若々しい菜の花。な~んて美味しい味わいのコントラスト!!

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・・・紙に「燕皮」と書く陳さん。
これが豚肉で出来ているとは、はぁ~・・・

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お次は福建式牡蠣のお好み焼き。
椎茸に玉葱、韮。後は牡蠣があっちこっちに見え隠れ・・・

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タバスコ色のソースと共に・・・。
このソース、辛くはなくてむしろ甘みすら感じます。そして大蒜たっぷり~☆

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「これはさつま芋の粉で出来ています」
と陳さんまたビックリ発言。さつま芋の・・・でも甘くないですよ。
「甘くはないです。日本では粉にするほどさつま芋をたくさん作っていませんが、福建省では粉にしてお好み焼きのようにして食べます。
ワタシの育った福建省の真ん中のあたりではさつま芋の粉だけで作りますが、南のほうに行くと小麦粉を入れたりして作ります。
これは、小麦粉や・・・あと6種類くらいの粉を入れて作りました。そのほうが、端のほうがカリッとして美味しいです」
確かに、粘りもあってサクッともしてる~(●。●; 

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お~いしー。あ、牡蠣みっけ~♪

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でました!福建式焼ビーフン。海老も帆立もイカも、も~プリプリ!!

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あっさりしていて海の幸たっぷり~。まだまだいくらでも食べられそうですわ(^O^)

ところで陳さん。陳さんのおすすめの美味しいお店を教えてください。
「ズーハイ。あそこは美味しいです。日本人ですが四川省の料理学校を出て一級厨房師の免許をとった人がやっています。竹の海と書いてズーハイと読みます」

わっかりましたー。次なるワタクシのミッションは→→→→「竹海」・・・(この店知ってるぞ~^^)

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あちこちに個室があって、かくれんぼできそうですね。あ、あの丸い窓、来るときに見た窓。これだったんですね。
陳さん、今日は中国の洗練されたお料理の数々、ご馳走様でした。また今度ゆっくりまいりますわね~☆

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長安門のすぐ左。この街の名前が目印です♪

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閩粤餐廳 「小小心縁」 (シャオシャオシンエン)
神戸市中央区栄町通1-2-26 KCSビル 1・2F
TEL 078(321)3434
営業時間 11:30~15:00
       17:00~22:00
定休日 水曜日 (祝日の場合は営業)

メニュ~~どっさりー(^◇^m
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コメント

ザ、シェフリンク60回おめでとうございます。
っていうか、ご苦労様です。
でも、美味しいものばかり、そばにあるので、ご苦労でもありませんよね!
私には、焼きビーフンが見逃せませんでした!
しっかりした色艶なので、味もしっかりしていそうですね!
次のミッションにも、この画面から参加させていただきます。

☆やじきたさん

ありがとうございます♪
ところが2年近く前は美味しいものがそばになくて苦労していたんですよ。グルメ本を見て半年間で150軒くらいのお店を食べ歩きました。ところが美味しいと思えたのはその3分の1もなし。
そこで考え付いたのが今の方法です。
本に尋ねるんじゃなくて鋭敏な舌の持ち主シェフさんたちにお店を尋ねる~でシェフリンクがはじまりました。
それ以来、ワタクシの舌も肥えましたよ~。不便なくらい(><;

焼ビーフン。さすがやじきたさん。ストレートに美味しいものをご存知ですね(^◇^)この海老、イカのはじけそうな感じ・・・こしのある麺。美味しかったですよ(^O^V

チャイニーズ・スタイルで私が忘れられない特A級の
お気に入りが、じつは台湾式の牡蠣オムレツなんです。
で。なんと福建地方にも!こんな美味しそうな牡蠣の
お好み焼きがあるとは!!
ああ、前回の鯛茶漬けに続いて、またしても必食リストに
追加です~♪

「燕皮」のネーミングは気になりますね。熊本名物の
「太平燕(タイピーエン)」では、表面に焦げ目をつけた
玉子が、その模様から「虎皮蛋(フーヒータン)」と
呼ばれますね。
高級食材(ツバメの巣やフカヒレ)のかわりに大衆食材
(ゆで玉子と春雨)で代用する趣向といい、なんとなく
燕皮と似たルーツがあるのではと想像がふくらみます・・・

☆つきじろうさん

なんとオムレツの中に牡蠣!!
そ、そんな美味しそうなものが・・・
しかも中華料理で!たべた~い(^O^,
ここの福建式牡蠣のお好み焼きも、もちっカリッおお!牡蠣って感じで病み付きになりそうです。
つきじろうさんの、気になる必食ツアーっていつか実現させないといけませんね!思いっきり猛スピードで一店舗一品でいっきに回る(@。@

トラの皮の模様の玉子焼(●。●* 甲子園球場で売ったら名物になるかも!!!
燕皮っていうと、白いお腹のあたりをを思い浮かべるのですが・・・これも薄く延ばした状態が白くてそんな感じ・・・なのかな~?
遊牧民族の食べているヨーグルトを真似て、豆乳を固めて豆腐ができたと言いますから・・・ないものは作ろう!!これは調べてみると面白いですね!

いかんですなぁ・・・このところ
行かなきゃいかんリストがどんどん増えていく一方で・・・

やはりビーフンちゃん、目を引きます。あと、スープ。これは一度食してみないと。クコも入ってるし…

チヂミのようなお好み焼き。こういう形状のものを中華料理でいただいたことないです。どんなだろう?気になるなぁ。

お店の場所はいつも前を通ってるところのようですが、南京町ではなかなか新規開拓できないので、こちら、ぜひ伺ってみたいです。
南京町でも食べるのに忙しくなってきたなぁ!

こんにちは!中華って本当に幅広いですね~!麺はお肉から!スープも漢方・・・うーん、悩ましいわ~ ^^
そうそう、牡蠣の入った粉もの(って呼び方はあまりふさわしくありませんね・・・)、チヂミみたいだなぁって思ってたんですが、それとは別物なのですねー
ふん、ふんとお勉強しながら読みました~!

追:昨日、ここのいダイニングでランチしてきました。美味しかった~♪

☆midoriさん

やはり、ビーフンちゃん(なぜか、ちゃんが付いている・・・まいっか)人目を引きますか~。
確かクコって体にいいんですよね。
そう。このお好み焼きを見たとき、チチミ!って私も思いましたよ(^◇^)そうしたらさつま芋で出来ている・・・(@。@? 中に入った牡蠣がジューシーで美味しかったです(^O^V

そうそう o(^◇^)o ここって、確かにmidoriさんのテリトリーですよね!このあと「ぎょうざ苑」の前、通りましたよ~♪ migoriさんらしき人は・・・残念ながらいなかった・・・かな(・。・?

☆kn_derさん

こんばんわ~(になっちゃった><;)
ホント、中華って幅が広いですよね~。もう、説明してもらわないと何食べてるのか分かりましぇ~ん(^O^)
ka_derさんもチヂミかと思いましたか。そっくりですよね。食べてみると違うんですけれども・・・。
も~豚の赤身でできたヌードルなんて!誰が考えたんだー!っていいたくなりますよ~♪しかも食べてみてもお肉の味じゃない・・・つるつるして・・・カマボコっていうのが一番近いのかな~?

うわ~(^◇^)ここのいダイニング、行ってこられましたか!
橋元さんって年齢的にも料理人としてちょうどいい感じに脂が乗ってて、安心して美味しいご飯が食べられますよね~♪

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