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2007年12月21日

●“ザ・シェフリンク”第55弾!素材を生かしつつ個性光る割烹料理~神戸・北野坂 「亀嘉」

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ザ・シェフリンク 55番目のお店!
哲粋」店主、中谷さんのおすすめ・・・なんと!最近“あまから手帖”でも紹介されました、神戸は北野坂→「亀嘉」!!

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うむむむ!ここは忍者屋敷か(*。*?・・・なかなかの演出~☆

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お!?カウンターにソファー・・・つやつやの床。
「あ、すいませ~ん。靴、脱いでください」
あら?靴を脱いで温かい床の上。ソファ~に座ると、根が生えそうですわねー。

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こちら忍者の・・・じゃない店主の高橋 博之さん。ごめんなさい、こわい顔に写っちゃいました。高橋さんホントは笑い上戸なんですが、笑うとブレて写りません。で、じっとしていただくとこんな表情になってしまいました(^◇^m 表情動かさないのって難しいんですよ。ねぇ。

・・・・んん!なんだか以前お会いしませんでしたか?→「中本商店」で。魚を積んだトラックが到着した写真の中に「哲粋」の中谷さんとしゃべっている後姿、発見~(^◇^)
「ああ!ボクも思い出しました!写真バチバチ撮っている人がいるな~って思ってたんですよ」

と、いうことで・・・

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・・・付きだしは鏑のすり流し。冷めにくい筒型のお椀に入って・・・寒い外から入ってきた客をほっこり温めてくれます(~。~)

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鏑・・・舌触りはまるで甘酒のよう。真赤な金時人参に冬を感じますわね~。

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ふつう・・・ネタ箱って~、隠すようにしまっちゃう人が多いような気がするのですが・・・(・。・?
高橋さん、クスッと笑って見せてくださるんですよね。これは、ちょっと個性が光るぞぉ。

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サウスポーで鮮やかな包丁さばき!

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穴子の皮を勢いよくいっきに炙っています。持ち手のない網を菜箸で動かしながら・・・。

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お刺身できました~(^O^)

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まずはさっき皮を炙っていた穴子。伝助穴子。・・・ん~?ってなんですか?
「大きい穴子のことを伝助穴子って言うんです」
へ~・・・味が濃いですね!おまけにプリップリの歯ごたえ。脂が乗っていますよ~。

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お次はアルミ箔!じゃなくって太刀魚。ピッカピカのキンキラキンです。→「中本商店」でもこの太刀魚、ひときわ目を引いていましたもの。

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鰤。赤身のさっぱりとした部位ですね。

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そして今回のもうひとつのめっけものは、この鯛。
「哲粋さんのところのように大きな鯛を買うことができないので小さいのを買うんですが、そのときなるったけ太ったのを買うんですよ。今日のはよかったですね」
ほ~んと!とろりんツルリンと脂がものすごく乗っています。しかもしっかりとした歯ごたえ。
・・・と、高橋さん面白いことを聞かせてくださいました。
「京都では、鯛はわざと2,3日置いてから刺身にするんですよ。そのほうが甘くなるから・・・」
ええ!じゃあ歯ごたえは?
「そりゃあ・・・歯ごたえはなくなっていますよ。鯛の歯ごたえを楽しむのは神戸の人なんです」
へ~(●。●; 知らなかった。わぁ!この鯛噛み切れな~い、新鮮~☆ って大喜びしてるのってワタクシたちだけなのね(^◇^m

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「ねえ・・あの・・・・これは・・・」
ワタクシの左のほうに座った紳士が声をかけたのですが、高橋さん反応が・・・
「え!?ああ、すみません。味見しているときは何も聞こえないんですよ」
ひょえ~(●O●; それほど集中してるんだ!!そっかー。

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そうやって味見をして出されたのがこのお椀。

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白子と芽かぶらのお吸い物。なんとも上品でふくよかなお出汁です!さすが!

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続いてしめ鯖。色鮮やかですけれども・・・?

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「酢でしめる前にゴウ砂糖するんです・・・」
ゴウってなんですか?
「え~と強いって書いて強砂糖。それを洗い流して強塩をして・・・」
えっと、つまりたくさん塩や砂糖をかけることを“強”っていうんですね?
「そうです。それから、酢でしめると色落ちしにくい・・・しにくいってだけで・・・」
色落ちしちゃうこともある?

酢がきつくなくて、とろっとしています。強砂糖の話を聞いたらトツゼン、気のせいか甘みさえ感じるようになりました。

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なんだかまな板の上に太った牡蠣が・・・・

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あれ?葉っぱに味噌を塗ってますね~。

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え?これワタクシの?やったー\(^O^)/牡蠣の朴葉辛味噌焼です。

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しかも!なんとこの牡蠣は坂越→ココ!の海で採れたもの!!坂越といえば東京3人組をお連れした→こんなところです
もう坂越の牡蠣もこんなにプリプリになる季節なんですね~。

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ほら!焼いても縮まない坂越の牡蠣!

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その牡蠣が、8つも入ってましたよ~。かなり満腹に・・

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この頃にはお店は満席。誰かが金目の塩焼きを注文していましたね~。そしてそこに予約電話がじゃんじゃんかかる。高橋さんそれを一人でこなす。
いつもこんな感じですか?
「いや!今日はなんかおかしい!」
(^◇^)ダハハハハ・・・。

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豆腐と湯葉の煮えたぎる鍋が出てまいりました~☆

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あっちっち、なので・・・

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小皿に入れて冷まします。んん~ん。さっきの朴葉辛味噌焼とのメリハリが効いていいですね~(^O^)
濃い味の後に湯葉と豆腐を食べると、大豆の甘みを強く感じます。

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目の回るような忙しさになっても、肝心の調理にはものすごい集中力を示す高橋さんです。
「今日は、おかしい」
とか言いながら(^◇^)

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まだ出てきますよ~。海老芋のから揚げと、焼空豆。
お皿に霧吹きして塩をくっ付けていましたっ!

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パリッパリの衣にとろとろ濃厚な海老芋を塩で・・・!美味しいよー(><)

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空豆は皮ごと焼いて、つるりと出てきたところを塩で!

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稲庭うどんで〆!

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ありゃ~。しこしこツルツルでお腹いっぱいだったはずなのに、ペロッといっちゃいましたねー。

あ~(@@ 高橋さん。美味しかったです!
ところでザ・シェフリンク。高橋さんのおすすめするお店はどちらですか?
「料理屋 植むらです。とにかく料理が綺麗!」

ということで、次なるワタクシのミッションは→→→料理屋「植むら」!!!楽しみで~す(^◇^V

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魚果菜処「亀嘉」
住所 神戸市中央区山手通1丁目22-6 クラン山手B1
TEL 078(221)0767
営業時間 17:00~23:30
定休日 日曜日・祝日

メニュ~の一部でーす↓↓
コース♪焼き・揚・肴♪揚♪肴♪飯♪酒♪

私は「嘉コース」にしました(^O^V

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コメント

初めまして。少し前から楽しく読ませていただいています。いつも美味しいお料理を、本当においしそうに紹介されているところが、どうにもとまりません
これからもどんどん紹介してください!楽しみにしています

☆kn_derさん

こちらこそ、はじめまして~☆
いつも来てくださってたんですね、ありがとうございま~す。
美味しくって、ワタクシも止まりませんわ~(^◇^)
神戸中走り回ってこれからもどんどん美味しいお店、シェフさんや板前さんから聞き出してまいりますわね(^O^V

お刺身なら歯ごたえのあるのが良いけど、
握り鮨の場合は寝かせてあるのも、
すし飯との一体感があっていいです。
鮪なんかも氷温熟成させるようですね。

☆ロレンスさん

な~るほど。すし飯との一体感!
神戸では昔の人ほど、お鮨でさえ鯛は噛み切れないほうを喜ぶ人が多いような気がします・・・。今はどうなのかな・・・?お鮨屋さんではねかした鯛を使っているような・・。
鮪!外国産でも冷凍させずに氷温で運んでこれるとか!

はじめまして。
なかなか読み応えのあるブログで、
しばらく過去記事を遡って拝見しておりました。

また後日、ご連絡させていただきます~。

お魚もいいですが、やはり冬は温かい汁物にひかれます。
白子とカブのお碗が、なんと魅惑的なこと!
写真の奥から、よ~く吟味されたダシの香りが漂ってきそうです。

んで豆腐と湯葉って・・・大豆の親子ナベですね♪
滋味豊かな精進風のミルクって感じでしょうか。童心にかえって
味わいたい一品という気がします。

ところでサウスポーの包丁さばき!
片刃の和包丁は、右利き用と左利き用で形が反対なので
かなり目をひきそうです・・・☆

☆OKU村さん

はじめまして~☆
食べ応えもありましたわ~。
ワタクシいったいどれだけ食べてるのかしら・・・?
おそろしや~(^◇^)

ご連絡お待ちしておりまっす!

☆つきじろうさん

付きだしからまず温かい汁物で、ほわ(~。~)っとなりました。
白子のお澄ましも繊細で上品なお味でしたよ。味見しているときに、そこまで集中するものなんだなって驚きました。

そうそう、豆腐と湯葉の鍋。確かにミルクでした。辛味噌で気合の入った直後に、ママ~って感じ(^O^m

サウスポーってかっこいいですよね。高橋さんにはなんだか天才を感じましたよ。
ハサミは知っていましたが、和包丁も形が違うんですか。西洋包丁は・・・OKそう。

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