●“ザ・シェフリンク”第45弾!ビストロってこれだよね!フレンチを気軽に楽しく~神戸・中山手通 「Bistro de 純」
オープンして、はや12年。
浮き沈みの激しい三宮はかの東門街にあって、かなり顔になりつつあるというビストロです!!「Bistro de 純」。(あ~(;O;)なんてメランコリないいお名前なんでしょう!)
ザ・シェフリンク第44弾、地鶏「美禄庵」は石原さんの特別おすすめ。
「あのオムレツのソースが~(@@)」
と、石原さんクラクラきておりました。
わ!こりゃ本物のビストロだ。
場所は・・・
そりゃおしゃれな北野坂からも行けますよ。でもね日の暮れた東門筋から行くと、雑多な人ごみ掻き分け・・・も~19世紀のパリの場末に迷い込んだようなものです。
東にエビラ薬局の看板が見えたらそっちに曲がってください。そのあと目を皿のようにして北側にある店の名前を見ながら歩く・・・と、「お好み焼FUJI」の文字が。
ええ!?ナニその角を曲がれったって道が・・・あるんですよね、これが。横幅1mと少しの袋小路が。だまされたと思って踏み入ってくだしゃんせ(^◇^)
「Bistro de 純」オーナー柴藤浩二朗シェフです!ホテルでみっちり修行したあと何軒かの「町場」の店で腕を磨き、震災の年、12年前、ここに自分の店を持ちました。
「フレンチを気取らずに楽しくワイワイ食べてください」
はいは~い。そういたしますわ(^O^)
木をふんだんに使ったカントリー風の内装。大工の親友がすべて手がけてくれたそうです。そういえば柴藤シェフ、男気と熱さを感じますね。親友のいる男は信頼できます!
これぞビストロ!というわけは、ビストロとはもともとフランス語で居酒屋や食堂を意味するんです。ソムリエやメートルドテルのいるレストランではないんですね。安くで飲んで騒いで・・・。
・・・っと、ゴタクを並べていましたら、最初の一品出てまいりました!早く料理を見たいって?はいはい。「鮮魚のカルパッチョ」です。この日は明石鯛でした。赤ピーマンに緑ピーマン。玉葱、アサツキ、トマトに・・・。
ふにゃ~、いっただきま~す(^O^) モッチリモッチリ、さすが新鮮・・・と待っていると。
「鴨のむね肉のムース」。鴨の下に白髪ネギが敷かれているの、お気づきですか?上のそれによく似たのはセロリです。上と下とでは違うんですね~。散らしてあるのはカシューナッツ・・・あ、トマトも散ってます(^O^)きれい~。さすがホテル仕込みです。
フランス語で居酒屋ですよ。それでこのお料理!!
熱々のガーリックパンも出てきました。ワインは柴藤シェフに選んでもらったメルローの「SANTA HELENA」。ミディアム ボディーのチリワインです。そしてこのガーリックトーストに・・・
・・・鴨のムースを塗って、スィートバジルなんかくっつけちゃったりして、ガブリ!!メルローをチビッ・・・(@O@)お~~いしーー!下戸っ子のワタクシが飲んでも気持ち悪くならないワイン、何でシェフはわかったんだろう・・・(これマジ不思議)
とか悠長なことをしている場合では、今夜はなかったのです。開店20分もすると、どんぶらこっこ、どんぶらこっこと人の波がこの店に押し寄せてくるではないですか!!!うおーーぶくぶくぶく・・・
厨房のシェフの動きがトツジョ速くなる!
わ!シャッター速度、スポーツを撮るときと同じにしても、柴藤シェフは写らない(^◇^)
写らない!!(^O^)あっち向いたりこっち向いたり、屈んで消えてしまったり・・・。
ここに来るお客さんは、うーん見渡すと半分はOL風。残り半分はサラリーマン。そしてなぜだかみんなテンション高~い(^◇^)ワハハワハハと楽しそう。
わう。お目当てのオムレツが出来てきました。綺麗ですね~。ソースは鶏がらスープで玉葱、ニンニク、トマトを煮込んだものです。
ふるふるん♪ふわっふわ♪ソース、優しいお味です。トマトのまだ青い部分のなんともいえない野性味を帯びた香がします。これは女の子の心をとろかしてしまう繊細なお味だわ。ヤヴァ~イ。
シェフは厨房の中で、見えなくなっちゃうくらいのスピードでひゅんひゅん動き回っておりますし・・・分厚い木の扉がバンッと開いたかと思うと「あ!いっぱいだ!!」と言う声だけ残しバタンと閉じられる。
あまり写真はたくさん撮れなかったけれど、今日はおいとまして他のお客さんに席を譲ることにいたしますわ。
この袋小路に一歩入った時、くれぐれもこの看板を見てたじろがないように。これはオープン当初のイメージでして・・・
・・・今はこれですので、って庶民っぽさは変わりませんが(^^)
で、次どこへ行くの~?とご心配くださったあなた。お優しいですのね。ありがとうございます。次は・・・
「バクダン!って店なんですけれども・・・」
ええ?爆弾!?
「麦に談議するって書いて麦談です。ホルモン焼いています」
(+。+)ワ、ワタクシ、ホルモン屋いったことない・・の・・・です・がぁ・・・・
「それがただのホルモンじゃないんですよ。牛は飛騨牛。豚は・・・何だか広島のどこかって言ってましたね。こだわりがあるんですよ」
それでは!!次なるワタクシのミッションは→→ホルモン焼「麦談」!!
うっひゃ~(^O^)思いも付かないところに行けて面白いですわ。うれし~。
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Bistro de 純
神戸市中央区中山手通1-9-6
TEL 078(393)0070
営業時間 18:00~翌3:00
定休日 不定休
コメント
ヤヴァイ、ヤヴァ~イ!オムレツのソース。
乙女にウケそうですか! φ(..)メモメモ
またまた鯛の登場、神戸っ子はやっぱり鯛が好きなんですね~
ワインの値付けがビストロ!
Posted by: ロレンス | 2007年10月 2日 20:14
素敵ですわン。 いつもながら早坂様のキレの良いレポート!
今回は焼酎。。。じゃない、東門街の隠れたビストロですわねン。。
美味しそうな明石鯛を差し置いて私を釘付は、鴨のむね肉のムース。
そうだ、最近の私に足りなかったのは鴨のむね肉のムースですわン(*^_^*)
ああん、東京に帰ってきたばかりで、また神戸にUターンしたくなっております~~~~。
Posted by: midori | 2007年10月 2日 20:46
☆ロレンスさん
ヤヴァイ、ヤヴァ~イ。ローレンス様が乙女を誘ってオムレツを食べに行こうとされてるわ。
でもー、柴藤シェフが作るみたいな~ふわふわふわん♪ふるふるふるん♪としたのでなきゃダメですわよ。
そしてソースのお味は、実際ロレンスさんが潜水艦でここまで来て確かめてみなきゃ、きっと思っているお味とは違いましてよ・・・おーほほほほ(^◇^)
やっぱりワインはビストロ価格ですか。なるほど、それは嬉しい(^^)
Posted by: 早坂 | 2007年10月 2日 22:37
☆midoriさん
あや!?midoriさんお風邪でも・・・。声が、じゃない、言葉遣いが変わりましたわ。
まあそうでしたの!!鴨のむね肉のムースが足りなかったのですね。だから鳩胸、じゃなくて鴨胸になりそこなった・・・。
でも大丈夫。このお店は消えないわ。いつでも行けるわよ。ん~っとmidoriさんなら昔の気の合う友達と一緒に、思いっきり食べて飲んでオシャベリして笑える、そんなお店かな・・・きっと。
Posted by: 早坂 | 2007年10月 2日 22:51
飾りっ気の無いオムレツに惹かれます。
しかもソースに、トマトの青臭さを感じるとは!
そしてスピードのある動きをするシェフ。
エイトマンみたいでカッコエエです。
Posted by: ヒロキエ | 2007年10月 3日 08:06
☆ヒロキエさん
玉子料理に始まり玉子料理に終わる・・・みたいなことを聞いたことがあります。
シンプルなだけに腕が問われるみたいですね。このソースは絶品でした。
そうそう、エイト!エイト!エイトエイトエイト!
エイトマンです。
元ラグビーの選手だったそうです。あの敏捷性と気持ちのよいサワヤカな話し方は、エイトマ、いや・・・スポーツマンのそれです。はい。
Posted by: 早坂 | 2007年10月 3日 08:32