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2007年6月26日

●【ザ・シェフリンク再訪編】陽気に燃えるイタリアン!サービス街道まっしぐら!?の超コストパフォーマンスランチ&アートなカプチーノを満喫!~武庫之荘「オルヴィエート」

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「ザ・シェフリンク」第11番目のお店。ランチ・メニューが気になって、再びお伺いしてきました。場所は武庫之荘のイタリアン・バール「オルヴィエート」。過去記事→ココ
先回はディナー。採算度外視の手打ちパスタ。その手の込みように驚いたのですが・・・今回はランチコース。それがまた手抜きなしの上にさらなるコストパフォーマンス。驚きました!

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晴れ渡ったイタリアの空~♪・・・に見えませんか?

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古ぼけたスーツケースの上に、OPEN の文字。

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え!?(●。●; パスタ・ランチB なんですけれど・・・いきなりこんな豪勢な前菜で・・・何かの間違いでは・・・?
「いえ、お昼はとことんサービスさせていただいています」
・・・ですか~(@@)!
手前は太刀魚のカルパッチョをかすかに炙って味を引き出したもの。その下のブロッコリーはアンチョビとニンニクでマリネ。竹中シェフ、相変わらず手抜きなしのこだわりようですね~。
向こうの玉子焼のようなものは里芋とベーコン。とろんカリッと美味し(~。~)

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これはブリアンゼッタ。2種類のベーコンを交互に巻きあげて作られた貴重なハム。惜しげもなくこんなに分厚~い!緑の葉っぱはセルバチコ。ルッコラの一種ですが、このブリアンゼッタに負けないほど濃厚な胡麻の味!
添えてある硬質のチーズはグラナパダーノ

ほ~んと、ここのお料理はよく研究されてますわ~。

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温められたバケットに・・・

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黒板メニューから「アサリとズッキーニのバジルペースト和えオリキエッテ」。オリキエッテとはイタリア語で「小さな耳」の意味。中国の西方で食べられている「猫耳朶」という麺によく似ていますね。何か関係あるのかな~?

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歯応え耳みたいです(^O^)
一瞬、これも先回のように手打ちパスタかと思っちゃいました。残念ながら手打ちパスタは夜だけ。でもこれ、分厚くってコシがあってかなり手打ちっぽいです。
アサリの旨味とバジルペーストが溶け合って美味し~!!

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お洒落に並んだベッレンダ社プロセッコのボトル・・・。その向こうにはお客さんの赤い自転車が・・・。そう、ここってすんごく気さくなお店なんです。お店のお兄さんたちとおしゃべりしてお友達になって「イタリアン食べに行って楽しかったー!!」ってお客さんに感じてもらえれば・・・とマネージャーの中川さんが言っておられました。

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てへ!もう一人前のパスタは「北海道産毛ガニとズッキーニのスパゲッティーニ」。蟹の甲羅、見るからにチクチクですわね!剥き身がこんなに入って、なんて贅沢(^◇^)嬉し~。

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毛ガニなんて、久しぶりですわ。

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竹中シェフがトコトコ外に出て行ったと思ったら・・・ハーブを収穫。タイムです。

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「やっぱり採れたてだと香がぜんぜん違うんですよ」
先回、プロシュートを切りながら爆笑していた竹中進シェフでーす(^O^)
「もう、へんな写真載せないでくださいよ!」
は~い(^^)できることなら・・・ところでどこにハーブがあるんですか?
「外は全部ハーブですよ。9種類ほど植えてます」

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へ~、どれどれ・・・わ!ここかぁ~。日当たりもいいし・・・みんな元気に育ってますね。
日が陰ってきたらこの椅子に座って夕涼みなんかしたら気持ち良さそう・・・。

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ワタクシ、これははずせません。ランチ・コースの今日の黒板メニューから「茶美豚肩ロースと季節野菜のロースト」。
右の白いのはパルメジャーノクリーム。ハードなパルメジャーのをミルククリームで溶かしたもの!!世の中にはなんて美味しそうなものを考え付く人がいるんでしょう!

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まずはセルバチコを控えめに・・・パルメジャーノクリームと茶美豚を・・・。
うっは!!茶美豚の細かい繊維の間から肉の旨味がジュワ~ジュワ~。それにまとわり付くようにパルメジャーノの塩気と濃厚な旨味。これはちょっとたまりません!

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ローストしたたっぷりのお野菜も嬉しい限りです。みずみずしい~。もうひと皿お代わりしたいくらいですぅ(>。<)

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さ~て今回もバリスタ北貴宏さんにカプチーノの絵を描くところ見せてね、と頼んでおきました。
バリスタ北さん。エスプレッソについて熱く語ります。手前はマネージャーの中川教介さん。その向こうはお店自慢の3連あるエスプレッソマシーン。同時にスチーマーを使っても圧力が落ちないのがとりえです。

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まずは挽いた豆を入れて・・・タンパーという押さえる道具でタンピングします。ここがバリスタの腕の見せ所。これが上手くいかないと抽出時にお湯が逃げて美味しいエスプレッソはできません。
たんなる機械任せじゃないんですね。バリスタの腕が物を言うんですよ!腕が!(←ワタクシもすぐに熱くなるタイプなの・・・プッシュー=3 )

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スチーミングしたミルクをエスプレッソの上に何気なく注いでいるように見えますが・・・実は・・・

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・・・もうこの時点で絵は決まっていますのよ~。2杯目ー。ほら!ミルクの形が違うでしょ!

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さらにスプーンでミルクを追加。

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エスプレッソの泡をクレマと言いますが、ここまでクレマとミルクがクッキリと混ざらずに仕上げるのは至難の業。
クレマをチョチョンと金属の棒で取って絵を描いていきます。
バリスタ北さん。画家志望。でも画家じゃ食べていけないからとこの世界へ。ゆくゆくは自分の店を持ってそこを画廊にしようと考えておられたそうです。でも、その前に出会ってしまったんですね~。ラテアートに!

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出来上がり~♪この伸びやかな線。天性のものがなければ!なかなかここまで描ける人はいませんよ。

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さらにさらに~泡だったミルクをガラスのカップに注いで・・・そこにエスプレッソを一杯分。ミルクの泡は静まりエスプレッソは下に沈みます。

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ラテ・マキアートの出来上がり。
上のクマさんやうさちゃんのカプチーノはカップの淵のエスプレッソが先に口に入りますが、これはミルクの泡が先に・・・。口の中にミルクの膜ができたあとでエスプレッソが口に入るので同じ材料を使ってもお味は・・・違うんですね~。
マキアートって、なんと!「染み」っていうい意味だったんですね。ラテ(=ミルク)の上に付いた染み。と、い・う・こ・と・は、この場合はハート型が、マキアートなんですね~。

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はぁ~ご馳走さまでした。イタリアにいるみたいに楽しかったわ!
じゃあみんなで記念撮影・・・左右のふたりが「なんかポーズとろうか・・・組体操?」とか言っている間に真ん中のふたりのシェフは慌てて服装を整えて・・・ガシャン。
はいーー?もう撮っちゃいました(^◇^)うん。この方が自然でいいですね!ルンルン!

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オルヴィエート(’08 1月 18日から店名が「イル・ヴィゴーレ」になりました。陽気な竹中シェフにバリスタ北さん!!大張り切りですよ~\(^◇^)/
兵庫県尼崎市南武庫之荘1-13-13
TEL 06(6438)8533  
営業時間  11:30~15:00(L.O.)
        18:00~22:30(L.O) 
定休日 水曜日

ランチメニュー→ランチコース・飲み物この日の黒板メニュー
ディナーメニュー→アンティパスト・パスタ・ピザそしてメインディッシュ・ドルチェ

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コメント

「北海道産毛ガニとズッキーニのスパゲッティーニ」・・すごい名前(笑)美味しそうです~。
僕も来月はこういう高級店に行く予定なんですよ~。今から楽しみです♪

☆くにさん

そういえば・・・毛ガニ!ズッキーニ!スパ・・・ニ!と、「ニ!」で3回韻を踏んでいますね~。具も盛りだくさん毛ガニ!毛ガニ!毛ガニ!でしたよ(^◇^)
え!来月・・・13か14、21・・・それからいつでしたっけ?

ブロガーが再訪記事を書くのは、そこが本当に気に入った!と
いう証拠ですよね。
取材したあと「また来てくれるかな?」って、お店の人は
とっても期待してるでしょうから・・・☆

オリキエッテのバジルペーストは、ジェネベーゼ・ソースとは違うものでしょうか?アサリの風味によく合いそうです。

それと「猫耳朶」って、中華パスタでしたか!
それより大きいのは「兎耳朶」とか「象耳朶」とか・・・。
どんな特大パスタかと(笑)

ひょえ~、早坂さん耳を食べたことあるんだぁ!ひ~~
なかなかコストパフォーマンスよさそうですね。
このところ地元に気軽なイタリアンが増えて、
私もチャリンコで行きますよヾ(^o^;)

☆つきじろうさん

>取材したあと「また来てくれるかな?」って、お店の人はとっても期待してるでしょうから・・・☆

おおー(●。●; そ、そうなんだ~!うひゃ~再訪したい「ザ・シェフリンク」店イッパイあるんですけれど・・・ま、廻り切れるかな(@@;

オリキエッテは完全にバジルペーストでした(^^)ジェノベーゼはニンニクとかパルミジャーノの味がしますけれど、これはアサリの味が際立って後は素直なバジルの香~♪おいしかった~(^O^)

「猫耳朶」の作り方↓みっけ。
http://www.seifun.or.jp/cook/2005_09.html
もとはシルクロードのスープの具のようですね。昔、NHKのそんな感じの番組で見た記憶・・・あります。

そうそう!「兎耳朶」をフランス人が焼いてフランスパンができて「象耳朶」をイタリア人が焼いてピッツァになったんですよね~(ああ!誰も信じないでね~)

☆ロレンスさん

>ひょえ~、早坂さん耳を食べたことあるんだぁ!ひ~~

そういえば昔、何かを食べて「あ(^O^)これ蟻んこの味がする♪」って言ったら「蟻んこ食べたことあるんだぁ!ひ~~」って言われたような記憶が(><; (←食べたことないよー蟻んこなんか!)
これは!美味しい耳の味がしたの!((^◇^))m

このお店、ほんとコストパフォーマンスすごいです。メニュー見てここまで出てくるとは思いませんでした。すごく工夫されたお料理だし・・・。

チャリンコ圏内に楽しいイタリアン!いいですね~(^O^)

毛ガニたっぷり、パスタの写真に一目ぼれ♪
あ~ん 食べたーーーい!!

その場でハーブを取ってきてくれるというのがまたいいですねー。香りを大事にされているのがステキです。
神戸に行ったらここのお店は絶対押さえとこーっと!
そう、アボカドの名前は「ヤッタネ」くんなりましたよ。
ご命名、ありがとうございます~☆

☆蓮花さん

毛ガニ、タ~プリでした(^O^)北海道にいる気分(?)

採れたてハーブ、新鮮でいいですね。竹中シェフがとにかく勉強熱心なんですよ~。
神戸の中心から離れますが、阪神間の落ち着いた住宅地の南にあります。

ヤッタネくん(^O^V 命名させてくださってありがとうございます。芽を出すか今からドキドキです。

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