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2007年4月 4日

●【ザ・シェフリンク再訪編】あの夢のようなフレンチの昼下がりを再び!~神戸・北野「ルセット」

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かつて食べた↑あの夢のような味が忘れられない・・・。
ワタクシ、マダムのこの→ブログを見てついに我慢の限界プッチン。再びお伺いいたしました、「ザ・シェフリンク」第3番目のあのお店。神戸は北野坂。優美にして流麗なるフレンチ界の貴公子「ルセット」です。←前記事まだの方、よろしければご覧になってね♪
今回も、期待をはるかに上回るお料理の数々。素晴らしい!依田シェフ!やってくださいましたよ(^O^)

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もしかして・・・ワタクシの特等席と化しつつあるこのお席。以前と同じくしゅくしゅガラス窓のある個室を予約いたしましたの。

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まずはアミューズ。薄く切ったブリオッシュの上にホアグラのテリーヌ。そしてなんと生ハムはハモン・イベリコ・ベジョータ
ベジョータとはドングリのこと。つまり「ベジョータ」と付くイベリコ豚だけがドングリの実のみ食べて育ったことを意味します。
しかも・・・信じられな~~い。これ!40ヶ月熟成させたものなんですって!普通は24ヶ月でもすごーいって言われるのに!いったいどこで手に入れたの!?

まずはこの真っ赤なハモン・イベリコ・ベジョータを・・・。んん~~ん。んん~~ん。口の中でねまりながら、なかなか噛み切れませ~ん。上質なとろみとほどよい塩加減。その後に、じんわりやってくる深~い旨味。は~~。  もうちょっと、ちょうだい・・・・。

ホアグラはテリーヌにするとバターのようななめらかさ。ブリオッシュとともにじっくりと・・・。

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さて、いよいよここから!ランチのはじまりです。まずは前菜。
この日ちょうどフランスから空輸したロワール産のホワイト・アスパラガスがありました。当然ワタクシ、それをチョイス!
「ロワール産ホワイト・アスパラの冷製とブランマンジェ 車海老添え うにのウィネグレット・ソース」です。

車海老の乗った丸いのがホワイトアスパラのブランマンジェブランマンジェとは白いババロア。つまり本来はデザートなんですけれど、ここでは白いアスパラの風味と生クリームのコクをいかした1品に・・・。ブラン(白い)とホワイト(白い)を掛け合わせた依田シェフのおしゃれな言葉遊びかな?

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足の早いホワイト・アスパラも今ではこうしてフランス産の生のものが出回るようになりましたね。昔は缶詰しかありませんでしたわ(><)それはそれで美味しかったけれど、このジューシーで新鮮なホワイトアスパラにはかないません!
「今日はアスパラもウニも状態、最高です」
マダムの言われた通り、ウニのヴィネグレットソース上品で爽やかな酸味とコク。もうたまりませーん!

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車海老も・・・一番美味しい殻の下。食べやすいように、オープン!!

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自家製の全粒粉とライ麦のパン。ずっしりと重くってホッカホカで、ブランの香ばしい香りがほわ~~ん(^O^)依田シェフの作り出すフレンチとのバランスが抜群!お持ち帰りもできるということを知ってしまいましたーー。

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春らしく、ウスイエンドウのポタージュ。ウスイエンドウは「ザ・シェフリンク」12番目のお店「イル・フラテッロ」で食べて以来気になっていた食材です。

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淡いグリーンが優しいですね。
ポタージュにするとウスイエンドウの味がなんともクッキリはっきり。特に豆の甘味、その次に香りが濃厚。メインに備えて、前菜の興奮を優しく鎮めてくれます。

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ひゃ~~ん!お魚料理出てきました。もちろんマダムのブログで見た5キロの天然明石鯛はもう食べられちゃったあとでしたが、今日のお魚は明石は二見のスズキです。
依田シェフ、スズキは同じ明石でも二見沖で獲れたものでないと使わないのだそうです。マダムに言わせれば同じ明石の別の場所のスズキと食べ比べても味の違いは感じないそうですが、シェフの舌にははっきりとした違いが・・・。うむむむ。

左奥にちょこっと「花ズッキーニ」の姿が見えます。生のお花のときの写真はマダムのブログ↑に。綺麗なお花ですよ。

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ワタクシは花ズッキーニに興味シンシン。綺麗~。ブールブランソースがかかっていますね~。

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花びらの中にはホタテとムール貝のムースが・・・。お~~いしぃーー。緑の部分も柔らかくて食べられます。

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そしてついに二見のスズキ。上に乗っているのはクスクスです。
塩焼き!!皮パリッ!ブールブランソースの香草の香りと酸味が、淡白な身を食べているあたりでじんわりと・・・。これがスズキ!?って思えるくらいしっとり上品な白身です。美味しーい!

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次は肉料理。わくわく。お肉用のナイフ、緑と金で綺麗なので並べ替えてパチリ。あら、よく見るとMADE IN FRANCE と書いてありました。だれも気づかないようなところにまでこだわりが・・・・。

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じゃん!でました!!「仏シャラン産鴨のロースト はちみつエピスの香り セロリ・ラブのチュイル添え」。
セロリ・ラブというのはフランス語で「可愛いセロリ」といったような意味で、根だけ食べるセロリです。それを薄く切って油で揚げ、チュイル・・・つまり波立った形にしたて鴨の上に2ヒラ~。
エピスとは、「ラ・ピエールジパング」の石井シェフ←が以前わざわざご親切にコメント欄で教えてくださった乾燥させた香草でしたね♪

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この鴨の脂身に入れられた包丁の細かさ!まるで鱧の骨切りですよ~~。
味が濃いですね。適度なねまり。でも歯で噛み切るのに苦労するほどではありません。蜂蜜のソースを塗り塗りして・・・結構ボリュームありますね。でもいくらでも入っちゃう♪美味しいよーー!

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あらーーデザートの時間がもう来ちゃったの~?「ギムーヴにのったキャラメル・ブール サレのグラス添え」です。右はシッカリとしたマシュマロの上に有塩バターのキャラメル。そしてピスタチオの混ざった飴の橋を左に渡ると、パリパリのシュー生地にピスタチオのクリームを挟んだもの。
今日はパンも3個食べたけど、甘いものは入りますね~。

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トロ~リ、マシュマロとキャラメル。この有塩バターという、そこんところがポイントですね。キャラメルを濃厚なものにしています。うにゃ~夢み心地じゃー。

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ふ~~。コーヒー。ここはサービスでお茶請けがさらに付くんですよね・・・。今日のはなにかな?

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きゃかわいい!飴イチゴ?四角いのはゼリー菓子のパートドヒュルイ。
飴がまだ温かかったのでイチゴもあったか~い。ここの飴は砂糖が違うのかそれとも技術が違うのか、はたまたその両方か・・・飴が口を刺さないんですよね。ホント感心いたします。

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2時間半の夢のようなランチを終えて・・・。
今日は「ルセット」のイケメン犬ブロン君もご出勤。ほとんどのお客さんがブロン君と遊んで帰ろうとかがんで犬小屋を覗いていきますね。
依田シェフも、ランチの営業が終わってちょっと一息。
今日も本当に素晴らしいお料理の数々、我を失って堪能させていただきました(^O^)美味しかったです。ありがとうございました。

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「ぺろりっ!どうだい、ボクのパパの作るお料理はすごいだろう~」
そうねブロン君が食べさせてもらえないのが残念なくらい、美味しいんだよ~。
「え~ん。何でそんなイジワル言うんだよ~」
あ、ごめんごめん。イジワルのつもりはなかったのよ。許してね。
「わかった。許したる!」

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ルセット
神戸市中央区山本通2-2-13シルクハイツⅡ B1F
TEL:078(221)0211
営業時間 11:30~LO14:00
       17:30~LO21:30
年中無休

ランチメニュー!そしてその内容→前菜・魚料理・肉料理さらにお楽しみのデザート♪きゃっ!全部食べた~い(><)

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コメント

なんだか記事読んでてお仏蘭西に旅した気分になりましたぁ~。
ブロン君、ちゃめっけたっぷりなイケメンですねo(^-^)o

隣の「レシピ」すら、行ってないのに(涙)。

むう~缶詰ではないホワイトアスパラは食べてみたいものよのう。
フレンチでもクスクスが使われることがあるんですな。
最近、寿司屋でも魚のウロコをカリカリに焼いて、握りで食べさせる店が増えとるよ。
料理店での飴細工は、あまり経験ないかも。

☆バンビとヒメの姐さん

お仏蘭西ってどんなとこなんでしょうね~。私も一度行ってみたいわぁ。でも、明石の二見のスズキはお仏蘭西にはないかも~(^O^)

くしゅくしゅ窓から影だけ見ていたのですが、どのお客さんも帰るときには必ずブロン君を呼んでましたよ。そうそう、ブロン君もネコ好きワンコなんですって!バンビと一緒!!

☆おがちゃん

それは大変に!良くない(^O^)
こうなれば娘さんたちは家において奥さんとともに・・・「レシピ」は飛ばして・・・「ルセット」へGO!
娘さんがどうしてもと付いてくれば、「レシピ」へGO!

☆ヒロキエさん

たぶん今、ホワイトアスパラの季節じゃないでしょうか・・・?こってりした感じを残しつつも、それはそれはジューシーですわよ~。一度ぜひお試しを!

フランスはかつての大国ですから、植民地にしたことのある国の食材をどんどんフランス料理に取り込んでいっています。ベトナムのニョクマムや中国の味噌などなど・・・。当然クスクスも。

>寿司屋でも魚のウロコをカリカリに焼いて、握りで食べさせる店が増えとるよ。
ホントかとよ?口蓋にくっついて離れなくならないかとよ?ウロコをとった皮をカリカリに焼くのならイメージできるとよ~。

飴細工は屋台の花形だったとよ~(^O^)

ハモン・イベリコ、この2年で随分ポピュラーになりましたね。
限りある資源、足りなくなると困るから
「シェリーを飲まない人には食べさせない」という制限を設けたらいかがでしょうかね?
・・・・・・||壁|反撃防御

はじめまして。神戸に引っ越してからよく読んでいます。

週末に家族で中華かイタリアンを食べに行きたいんですがお安くて(家計があるもので、、、)ゆっくりできるおいしいレストラン教えて下さい。中華、イタリアンそれぞれご紹介いただけたらうれしいです。

南京町の食べ歩きは×です(笑)

マシュマロとキャラメル・・たまりません。。
ブロン君かわいい☆
性格がよさそうなのがわかりますね~。

おお、これがあの鯛を食べ損ねたときの・・・(笑)
でもスズキだって美味しそうですよぉ。アスパラと
ウニの取り合わせもチョー魅力的!!

ブランとホワイト・・・たしか「カサブランカ」を直訳して
「ホワイトハウス」と伝えたら大騒ぎになった事件が
ありましたっけ☆

☆ロレンスさん

>ハモン・イベリコ、この2年で随分ポピュラーになりましたね。

うっふっふっふっふ!これにはさらにベジョータが付くのであ~る。それだけでハモン・イベリコとは一線を隔すのであ~る。しかも3年と4ヶ月もの熟成期間!はっはっはっは・・・・って一口しか食べてないよ~~~(;O;)

これを食べるためならシェリーだろうが泡盛だろうが・・・はぁ~~・・・飲みまっす!

☆ここさん

はじめまして~。神戸にウエルカムー(^O^)

中華かイタリアンでリーズナブルで家族でゆっくりですね!それならば!!!○□×@△ですよ~~、と言いたいところなのですが・・・(・◇・;
右の中華か、イタリアンをクリックすると今まで私が突撃、いえ、取材いたしました中華とイタリアンの店が出てきます。
お料理の値段も店の中の写真も大抵入ってますよ♪
もっといいお店もまだまだ神戸には埋もれていそうなのですが「ザ・シェフリンク」が始まってからのお店のほうがシェフさんたちの舌チェックが入っているのでおすすめ度は高いです。でもそれ以前のお店も、ワタクシ個人としてここは絶対!と思える店が含まれています。
・・・・って、ご参考になったかしら??

☆くにさん

このマシュマロとキャラメル、きっとくにさんを別世界に連れて行ってくれますよ~(^O^)
ブロン君、かなりの美男子。ちょっとこわがり。でもお客さんの人気者で~す。

☆つきじろうさん

そう!あのブログに気づくのがチョイ遅すぎました。身も厚くってすごかったみたいですわ。
ここの依田シェフは関西のフレンチとイタリアンのレベルの高いオーナーシェフだけで結成する「美食会」↓
http://www.ignis-osaka.jp/gourmet/index.html
で若手シェフに魚のさばき方なども指導されてました。つきじろうさんと話したら話題が尽きないかも・・・。

>「カサブランカ」を直訳して「ホワイトハウス」と伝えたら大騒ぎ
えーー!そんな面白いことがあったんですか!
おっ!白い家に住んでる人なら自分の家、この際もうヤケッパチだい!「ホワイトハウス」っていっちゃえばいいですね。

 早坂さん、こんばんは!そして初めまして!

 ヒロキエ親分のコメントフォームで、何度かイジって頂いたにもかかわらず、あんまりこ~して直接コメントを交わしたことがなかったですよね!

 そんなワケで、ついにオジャマしました!群馬の新潟県人・GIRUSAMAでございます!

 それにしても・・・・・おおぉぉぉ~!仏蘭西料理ではありませんかぁ~♪Mr.庶民派で通っているこのオレにはあんまり馴染みはないのですが、気品に溢れながらも目で楽しむ一皿もあったりして、結構楽しい感じですよね!

 そして、ブロン君も可愛くていらっしゃる!イイなぁ~!

 ・・・・・スンマセン、こんなにも変文で(苦笑)

 そんなワケで、よろしければ、今後ともヨロシクお願い致します♪

☆GIRUSAMA

はじめまして~。
GIRUSAMA文体ではなくかしこまっておられるご様子にとても好感度 highでございましてよ♪

そう、フランス料理は中華料理に似て何だって食べちゃいますからね。結構気楽に楽しんでみるのもいいカモ~(^O^)

GIRUSAMAは新潟ご出身なんですね。2年前、新潟を旅させていただきました。新潟の人は華やかだな~という印象を持ちましたよ。

ブロン君、GIRUSAMAにもほめてもらえてよかったね~(^O^)

鴨って美味しいんですけれどもたまに
ぎーこぎーこナイフを往復させなければならない時がありまして、
それが恐ろしくノン・優雅なものですから
こんな風に予めカットされている鴨は素晴らしすぎるくらいトレビアン!
目からウロコのアイディアでございましてよ♪

☆華麗叫子ひめ

さすが!叫子ひめ。ご指摘がイーチーなところにネイルが届きましてよ♪気持ちいいー(^O^)
ぎーこぎーこ・・・でも切れにゃー(;。;)という鴨さん。もぐもぐもぐもぐ、噛み切れにゃー(><)という鴨さん。ワタクシも、ノンノンノンですわ。

素晴らしく切れそうなナイフが出てまいりましたので、うおーーと興奮いたしましたが結局使う必要ございませんでしたの。おまけに心地よい歯応えと歯切れのよさ。これぞ!シャラン産のシャランラ~。CYU !

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