●ヨーロッパ貴族御用達のチョコレート専門店!~北野・山本通「カファレル」本店
あまりまだ日本では知られていませんが、ヨーロッパの王侯貴族たちに愛されてやまないチョコレート専門店があります。その名は「カファレル」社。
創業は1826年、北イタリアのトリノで。出店の中心は、やはりヨーロッパ。でも日本にも2店舗だけ出していて、その2つともがここ神戸にあります。旧居留地に1つ。そして今回ご紹介する北野にある本店です。
場所は山本通。トアロードとパールストリートがクロスした角にあります。
(ちなみに写真は山本通とハンター坂との角に立ってた標識で、ここじゃありませんから。念のため)
外から眺めていると静かですが、中はお客さんでごった返していました。皆さん美味しいものよくご存知なんですね。
このパンフレットの右側にイタリア人に混じって日本人の姿がありますが、彼こそはパスティッチェーレ山本剛史さんです。
この北野本店におられますよ。
そしてこれが山本さんの作品。「トルタ アッレ フラゴレ」です。店の中でも食べることは出来るのですが人が多かったので持って帰ってきました。
見た目よりずっしりと手に重みを感じるケーキです。理由はすぐに分かりました。スポンジです。スポンジに、それはもう滴るほどの蜂蜜ソースが含まれていたからです。フォークを入れただけでその都度、じゅわ~じゅわ~と音がします。イチゴは甘味や酸っぱさよりも、香りがとても突出した種類のものを使っています。なんていう種類なのかしら・・・・・。
さて、ここからが本番。チョコレートです。10種類買って来ました。
まず敬意を表して、始めにこのジャンドゥーヤ氏からご紹介いたします。
彼はトリノの町で古くから愛されている歌劇の主人公です。
そして彼が手にしているのがこの「ジャンドゥーヤ」。ペースト状にしたピエモンテ産のヘーゼルナッツが30%も入っています。だから型を使わずに長方形のしぼり口からプニョン!としぼり出してこの形になりました。形のプニョン!としたところが歌劇のジャンドゥーヤ氏のつんと上がったお尻と三角の帽子に似ているのでそう呼ばれるようになったともいわれています。他の説もありますが・・・・何しろ140年も前の話ですので正確には名前の由来、わかっていません・・・・・。
それと今では普通になっているチョコをアルミ箔で包むということを始めたのも、カファレルが最初です。
さーて、チョコレートのこのイタリアンセンス!はじめて見たとき、目がもうハートになっちゃいました。
今日のお目当ては左にある「てんとう虫」と「はち」のセットだったのですが、あ゛-------売り切れてました。
しかたないので・・・まず「いちご」。
剥くとこんな感じ。「いちご」のヘタの部分のアルミ箔を捻りあげてジクを表現したいました。手が込んでます。
これは「フラワーエッグ」と「クロケッツ」。
「クロケッツ」にはぽそぽそしたヘーゼルナッツが入っていました。そして「フラワーエッグ」には固めのクリーミィーなヘーゼルナッツ。
記念に作ったのかな?「ユーロコイン」。おかしいな。1ユーロって裏はワシの絵になってるんだけれど、なぜかイタリアの誇るダ・ヴィンチの人体図。まあこれもご愛嬌、ご愛嬌。(←minaさんによる情報提供!イタリアの1ユーロはこの図柄だそうです。私が見たのはドイツの1ユーロでした)
中はヘーゼルナッツペースト入りチョコレートでした。
そして今回私が一番気に入ったのがこれ!「ノッチオロット」。
ヘーゼルナッツが丸ごと入っていました。これを食べて初めて、なぜ「カファレル」社がピエモンテ産のヘーゼルナッツにこだわるのかが分かりました。
ものすごく香ばしいのです。良質の屋久杉か何かそんな樹を食べているみたいな(もちろん食べられませんが・・・)高貴な香りがしました。ヘーゼルナッツって、日本名は「はしばみ」ですよね。これぞ「はしばみ」!って感じです。
これは「ミニフィッシュ」。ミルクチョコレートです。
お次は、「きのこ」と「くるみ」。「きのこ」は底の部分に、たぶんきのこを摘んだときに付いてくるコケのような緑色を表わしているんだと思いますけど、それがワザワザ描かれています。
「くるみ」。こうやってご丁寧にシールが張られています。
剥くと栗みたい。
ありゃー!かなりトローリンとしたヘーゼルナッツでした。
最後に真っ赤なハート。「ミニハート」といいます。
開けてみると、ありゃ?1mmほどの小さな文字で何か書いてる・・・・。
Warm me up in your arms
はぁーーーー!!?「あなたの腕の中で私を温めて」!!!きゃーきゃーきゃー!なーーーんてイタリア人って情熱的なのかしら。しかも3ヶ国語で書かれてる!留守中のダーリンのPCに貼り付けちゃいました!うっしっし。(^◇^)
ちょっとオマケで・・・、北野で見かけたシーンを2つほど・・・・・。
題して「開かれた扉」。
・・・・何事もオープン マインドよー。
そして、ピンクの花を見上げる、ピンクのリボンをした小犬。
今日は、なんだかそんな一日でした。
気に入っていただけたらクリックよろしくお願いしま~す♪ペコリ!
カファレル北野本店
神戸市中央区山本通3-7-29
TEL:078(262)7850
営業時間:11:00~19:00
定休日:水曜日
トルタ アッレ フラゴレ・・・・・472円
ジャンドゥーヤ・・・105円 ミニフィッシュ・・・105円 ノッチオロット・・157円 きのこ・・・105円
ユーロコイン・・・52円 クロケッツ・・・105円 いちご・・・105円 ミニハート・・・52円
クルミ・・・105円 フラワーエッグ・・・105円 (チョコレートは輸入品のため値段が変わることがあります)
コメント
本当に貴族の食べ物ですね
繊細でおとぎ話に出てきそうで
食べるのがもったいないですね
ババロアとムースの違いありがとうございます
よくわかりました
Posted by: 竹 | 2006年9月24日 20:25
そうですね、貴族の食べ物ですね・・・・・・って私一人で全部食べちゃいましたーーー(^V^)
他にも真っ赤なバラがチョコレートで、茎と葉が造花というのもあります。プロポーズ用かな?
日本男児には恥ずかしくて出来ないプロポーズの方法ですよね。
ババロアとムースの違い、私も勉強になりました。竹さんが疑問に思われなければ私もずっと知らないままでしたよ。
Posted by: 早坂 | 2006年9月24日 20:59
神戸にはケーキがあるんですか?!
それは食べてみたーい!!!
バレンタイン時にデパートでしか
チョコを買ったことがないので
ケーキに興味ありwwww
かわいい店構えですねー
さすが神戸☆゚.+:。☆
Posted by: いぬこ | 2006年9月25日 09:36
(^O^)えーと、えーと、「神戸のチョコレート専門店にはケーキがあるんですか」という意味ですね。
そうなんですよ。イタリアではどうか分かりませんが、イタリア物を直接日本に持ってきて日本人に受け入れられるか悩んだ末こうなったみたいです。
メインはやはりジャンドゥーヤをふんだんに使ったチョコレートケーキですが、イチゴケーキはそこからのはみ出し物です。
でも、マジでおいしいです。蜂蜜を含んだスポンジ、最高!
ただ、ケーキがあるのはこの北野本店のみです。
Posted by: 早坂 | 2006年9月25日 10:22
おじゃまします。ヒロキエ様のところで
コメントを頂戴し、ありがとうございます♪
じつは私、大阪人ですが神戸にも縁が
ございまして、年に何度か訪問します。
で、さっそく記事拝見しました。素敵~!
お店のチョイスや文章もさることながら、
早坂さまの写真はどれも左右に均整が
とれて、バランス感覚に優れた美意識を
お持ちなのだな~、と感心しました。
(私の写真は歪んだり傾いたり、性格が
そのまま出てしまうもので。。。☆ )
今後ぜひ!、こちらのグルメ情報を私も
神戸訪問の際に活用させて下さいませ♪
Posted by: tsukijigo | 2006年9月25日 21:43
イヤ~そんなに褒めていただけると恐縮至極の限りでございますわ。
それよりもtsukijigoさんの動画には恐れ入りました。それと写真のクリアーさ。ひょっとして専門にされておられるんですか?
私のカメラは8センチまでしか近づけない上にシャッター速度が遅くなると確実にボケて、おまけに動画さへ撮れません(;;)でもこんな馬鹿なやつでも愛用してると可愛いもので手放せません。ボケないように脇を締めてゆっくりと息を吐きながら撮りますが、やはりボケます。(まあ、私に似てるんでしょうね)
大阪にはちょくちょく行きますので、tsukijigoさんのブログからお店チェックして出かけますね。千日前自由軒のあのお姐さんの写真もちゃんと撮りたいし・・・・・・。
Posted by: 早坂 | 2006年9月25日 22:17
カファレルって神戸にあるんですね。今度行ってみよう!
イタリアの1ユーロは、ダ・ヴィンチの「ウィトルウィウス的人体図」ですよ。ユーロは各国によって独自の図柄があるんですよ~。
http://www.euro.ecb.int/en/section/euro0/specific.IT.html
Posted by: mina | 2006年10月 5日 13:15
こんにちは!minaさん。
これは大発見!確かにイタリアの1ユーロはダ・ヴィンチの人体図ですね~。おっしゃれ~。
私の持ってるのはドイツの1ユーロで、ちょっといかついワシです。
で、ドイツの1ユーロ持って鉄道に乗ってローマに行って・・・使えるんです・・・・・・か?
Posted by: 早坂 | 2006年10月 5日 13:28