●蒸篭で楽しむ本格手打ち蕎麦!~苦楽園「蕎麦匠庵一花」
三連休中日の昨日の日曜の夕方。台風の影響で大風の後、しのつく雨の降り出した午後6時頃。ちょっとこれから出かけるのはどうかってそんな時間に敢えて、私とダーリンにはどうしても行きたい店があったのでした。秋の始めの雨の夕方だからこそ、逆に風情たっぷりのはずのお店。
阪急甲陽園線苦楽園口駅の近くにある。「蕎麦匠庵 一花」がそれ。とは言え足はクルマなので、苦楽園口駅近くというより、樋之池町という方が判りやすいところ。ちょうど居合わせた芦屋からなら岩園隧道を越えて、ほんの15分ぐらいの距離。
探し当てました。忽然と住宅街に現れる粋な佇まい。話には聞いていましたがいいムードの外観。
古材を利用した重い木戸を開けると、土間には白い砂利と飛び石。足元を照らす筍のような陶器の明かり。うむむむむ。平凡な住宅地にあるお店とは思えない・・・・・。
箸置きまで一つ一つ手作り。同じ赤唐辛子のデザインですが、形が全部違うのです。さらに箸に巻かれた和紙には「一花」の朱印。
まずはダーリンオーダーの「そば三昧」。3種類の蕎麦が楽しめます。これは「辛味大根おろし」。そばつゆをかけて食べた方が食べやすいそうです。
では、横から一口。んご!ごつい歯応えです!
そして「山かけ」。ウズラ玉子はお好みで、とのこと。
見えますか?器のフチに「一花」の文字。器、全部特注品ですよ。なぜ?なぜこの店の経営者はこんなゼイタクなこと出来るの・・・・・。不思議です。(謎は上のHP見てはじめて解けました)
3つ目は「えびの天ぷら」。海老の天ぷらは塩で食べてもよし出汁で食べてもよし。
ぶっ掛けもいいですが、蕎麦猪口で食べるのもまたいいものですね。
これが全体像です。
ところで静かに流れる音楽、とても気になりました。笠置シズ子の「東京ヴギウギ」が流れていて珍しいな~と思っていると、今度はルイ・アームストロングが「I'm maybe a nothing for good man・・・・」と歌い、何もそこまで自分を卑下しなくても・・・と思いながら聞いていると突如「あ~かいーリンゴに唇よ~せーて」と甲高い声の並木路子が・・・・。
思わずおかしくてブッと噴出しそうになりました。品のいい女将さんに尋ねてみたところ、このBGMは知り合いの専門の方に作ってもらったそうで、6時間単位で繰り返し同じ曲が流れるのだそうです。
BGMのテーマは「昭和初期」。
通りでごらんください。懐かしい天井。格子戸。梁。
「さばの押しずし」も頼みました。つやっつやです。レモンを搾って・・・。
一口でパクリ。脂ののった鯖にトロトロの昆布。そしてレモンのえもいえぬ香り・・・。はぁ~、一瞬の至福・・・・・・。
古めかしい階段ダンスの右のガラス張りの台の上で、ここの大将は日に2度蕎麦を打ちます。常に新そばが手に入るよう、北海道からずーと南下しながら仕入れるのかな?
もちろん、蕎麦を挽くのは打つ直前です。だからここの蕎麦は香りが違います。
これが私のオーダーした「海老天おろし生ゆば添え」です。私は「ゆば」の文字に弱いのです。くみ上げ湯葉に温泉玉子、辛味大根と海老の天ぷらが入っています。
「海老の天ぷら」ちょっとよそにのけまーす。ぶっ掛けにして、湯葉と大根と玉子をかき混ぜていっただきまーす。わっ、蕎麦がガツンとして香りもゼンゼン違いますね。
子供の頃の新品のそば殻枕、思い出しちゃった。あのころは年に一回手作りで新調したんですよね~。
最後に出てきた蕎麦湯。その濃いこと。蕎麦がきを薄めたのかと思っちゃうほどで、私は最後にこれを2杯飲んだとたんお腹がぷーーっと膨れちゃいました。
予約をすれば、あの席で囲炉裏料理も楽しめるそうです。
こうやって見てみると、昭和初期の一家団欒を遠くから眺めているかのようですね。
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蕎麦匠庵 一花
西宮市樋之池町21-29
TEL:0798(73)2513
営業時間:11:00~LO15:00、17:00~LO21:00
定休日:水曜日
そば三昧・・・・・・・1650円
海老天おろし生ゆば添え・・・・・・1650円
さばの押しずし・・・・・・・・・・400円
今日、9月18日が何の日か覚えておられる方は、余談ですが続きをどうぞ・・・・・。
じゃーん、そうです。9月18日です。吉野家、1日だけの解禁日。買ってまいりました!
玉子を混ぜていっただきまーす。
あーーーこの味!もう2年半も食べてなかったんですね。
豚丼は色も味も薄かったし、焼肉丼は辛くて硬かった。だから本当の牛丼の味、混乱して忘れてしまうところでした。
やっぱり美味しい!!。伝統の味!どこも太刀打ちできませんよ、この味には。
9月18日。ちゃんと記念に撮っておきました。
記念品もいただきました。
日本手拭。・・・・・・・・・どうしよう(・◇・);何に使えばいいのかな?
ジョギングのときに肩にかける?
コメント
むむむ~
樋之池にこんな素敵なお蕎麦屋さん
あるのですか?
実家から5分だわ♪
苦楽園は帰省したらまず出かけます。
次回はこのお店からスタートします!
うちの近所のヨシギュウにも
長蛇の列でしたよ~
Posted by: coco | 2006年9月19日 22:39
大阪の安孫子で20年蕎麦を打ってきた名人が、この地を気に入って2004年に移ってこられたそうです。
COCOさんのご実家から5分とはうらやましい!他にも牛のたたきや出汁巻き玉子・・・・あ~~~また行きたくなっちゃった!
うちの近所のヨシギュウは満席・・・・程度・・・。バイトの女の子が「今日だけ牛丼ですよー」って店の外に出て叫んでました。ちょっとさびしい?
売り切れた店は「売切れ御礼」の旗を出してたみたいですね。
Posted by: 早坂 | 2006年9月19日 23:00
すごく いいですね
僕も将来にお店を立てたいのですが
こんな感じいいですね
渋いな いいな
Posted by: 竹 | 2006年9月20日 09:55
竹さんも将来こんな店、持てますよ。
これはマンションの一階を改造して古民家の廃材を使って作っています。
器は、きっと陶芸家に特別作ってもらった感じで高価そうですが・・・・・。
Posted by: 早坂 | 2006年9月20日 10:35
おいしいおそばは全然違いますよね♡
ダーリンもグルメさんで
ご夫婦で楽しそうだなぁ~
牛丼食べたんですね!!!
わたしは今までで1回しか食べたことないんですよね・・・
やっぱりファンは多いですね~
Posted by: いぬこ | 2006年9月20日 14:40
東京のお蕎麦はまた格別でしょうね。
ダーリンは・・・グルメなのかな~(ほへ?)
牛丼は私も、一時期仕事で神戸を離れていたときに食べ始めました。
ファストフードのわりには悪いもの入っていない後味で、10分後には食べて店を出られて、夜遅くなって帰る時に便利だったんですよね。
Posted by: 早坂 | 2006年9月20日 16:51