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2006年9月 7日

●超こだわりパン職人の店発見!~西岡本「BENCH TIME」

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まず、この食パンをご覧ください。よ~~~く観察してみてください。何ならポップアップ画像でご覧になっていただいてもよろしいかと存じます。で、しつもーん!普通の食パンとどこが違うでしょうか?

その答えは、レポートの最後で・・・。

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というわけで、今日はパンそのものにもお店の経営ポリシーにも超こだわってらっしゃるパン職人さんのベーカリーをご紹介します。西岡本にある「BENCH TIME」です。場所は阪急の岡本駅と御影駅の中間地点。つまり歩いては行けません(いや歩いて行ってもいいですけど、どちらからでも優に30分以上はかかります)。市バスの38系統に乗れば「水道橋」でおりて50メートルほど北に歩きます。が、その場合バスは阪神の御影駅から乗ることになります。周りにお店は・・・・・・見渡してもありません。何でこんなとこに店があるんだ!

近所の方ならまだしも、クルマで買いに来るしかありません。私もたまたま住吉川西岸の道を下っている時に見つけました。川向の小さなビルにちょっと目立つピンク&ブルーの看板があって「BENCH TIME」の白抜き(後で写真出てきます)。これがなければたぶんずーっと知らないままだったでしょうね。

でも見つけてよかった。だってここは、知る人ぞ知るすごいパン屋さんなのです。

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入口には禁止事項が書かれています。だいたいこんな感じのことです。「当店はセルフサービスではありません。・・・・・スタッフにお申し付けください。万一パンに手をお触れになられた場合ご購入いただきますことになりますのでご了承ください」
この禁止事項を見て、それでも勇気を出して店に入る時はさすがにちょっと緊張しました。でも出迎えてくださったのはふわ~っとにこやかで上品な気配りの利く若い美人の奥さん。

ただし店の中は撮影禁止。理由は「人伝えにではなく来てくださったお客様1人1人ご自身の感性で当店を評価していただきたいから」とのこと。

これには私も「なるほどね!」と結構大納得。筋が一本通ってます。ここのご主人の作られるパンを好む、コアなお客様だけをターゲットにした真剣なお店なんだと思います。

ガラス窓一つ隔てた向こうのパン工房、店とは打って変わってすごい緊迫感に満ちています。パン作りに集中する白いパン職人姿のご主人の気合。かなり迫力あります。

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これはオレンジピールの入ったパン。一切れずつ売られてましたが、この全体を撮りたいと言うと、奥さんは気を利かせてパンを明るい場所に移動させて撮影させてくださいました。

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ここからはおウチに帰ってからの撮影になります。切り売りしていただいたパン、中はこんな感じです。
外はゴツゴツのドイツパン風。でも中は突如ふんわり、オレンジの香り。ちょいと見た目はゴツイけど実は優しい女の子、って感じのパンです。

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チーズの入ったフランスパン。私はこのパンを「桜島」と名づけちゃいました。オーブンの中に入っていた時にチーズがいかにグラグラと煮えたぎり飛び散っていたか、目に浮かびます。そしてチョビッと流れ出したあたりなんかは、大正3年の大噴火でそれまで島だったのに陸地とつながって半島になった桜島そのものです。

チーズの伸びといいフランスパンの引きといい、最高でした!

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さて、これは名づけて「ピナツボ火山」です。真ん中の噴火口から赤いものが見えています。他にもブツブツ噴火口があるのですが溶岩が流れ出しそうで流れません。

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なんと一番大きな噴火口に見えていた赤いものはプチトマトでした。
これはもう、本場イタリアのピッツア顔負けです。んんーーん、ぷちっと引きちぎったらトマトとチーズだけでなんでこんなにおいしーの?

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お次はエピ。左右の端の外から見えないところにもベーコンが入ってました。(入ってない店、多いんです)

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さらに、ウインナーのパイ包み。綺麗ですね。ご主人がその手で作られているところを見たからかもしれませんが、もし私が外科手術をすることになったとしたらこれくらい手先の器用なお医者様にお願いしたいもんです。

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中はパイに合わせて少し柔らかめのウインナーです。ううーーんっとただ目を丸くしてうなずきながら一挙に食べつくしてしまいました。

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店の遠景。住吉川を隔てて写しました。この近辺は川の東岸の山手にドイツ人ヘルマン家の屋敷跡、西側の住吉山手には白鶴美術館なんかがある落ちついた美しいところなのですが、ここだけこうやって写すとぜんぜんパッとしませんね。

そうそう、食パンクイズですね!お待たせいたしました。
まず下の金型に入っていた四角い部分と上の膨らみの比率を見てください。膨らみのほうが大きいでしょう?そこが普通の食パンとの違いです。

つまり醗酵させて膨らんだものをガス抜きして金型に入れて、それでもまだこれだけ膨らむほど酵母の力を引き出す技術をお持ちなんですよねー。

ちなみにこの食パンは肌理が細かく空気のように軽く、3、4センチの厚切りにしてバターをたっぷりつけて食べると美味しいです。

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BENCH TIME
神戸市東灘区西岡本3-21-1
TEL:078(431)0399
営業時間: 8:00~18:00
定休日:月曜日
最寄り駅:阪急・御影と岡本の中間

一つ一つの値段が分からなくなってしまったのですが、全部で1062円でした。

あ、ひとつ言い忘れていました。ここのパン屋さんは毎日作っているパンが違いますので、どうしても欲しいパンがおありの方はTELしてから行かれた方がベターです。

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コメント

朝からヨダレが。。。
パンには目がないんですよ~(。♡∀♡。)
入口には禁止事項が書かれているって
小心者の私にはものすごい敷居が高いなぁ・・・
でも明るいところで写真を撮らせてくれるなんて優しいお店なんですね☆゚.+:。☆
天然酵母って書かれているってことは
小麦粉などにもこだわりがありそうですね!

おはよーございまーす。このパン、買ってすぐに全部食べちゃいました。v(^y^)v
かろうじて食パン半分だけフリーザーに確保して・・・。
だって、食べだしたら止まらなかったんですもの。

小麦粉とかもブレンドしたりして絶対こだわってると思いますよ。
生地だって全部違う種類ですものね。
毎日違うパンを焼いてます。

おいしそぉおおお!!!!
何だか温かさがいっぱいのパン屋さんなんでしょうね。
しかもこだわりがめちゃくちゃ伝わってきますね!

あたしほんとパン大好きなんですっ
いいないいなあ。
いつか見つけて絶対行ってみます〜☆

あーお腹すいたあ。。。

パンを愛されている方がやられてるんですね

注意事項まで書いてあり

いや すごいですね

良いお店発見ですね

神戸とゆう土地柄もあって

パンにこだわる方も多いですね

お久しぶり~ cheap frillさん。
山手幹線と住吉川のクロスするところにある水道局の数件北っかわ、です。クルマで行くほうが断然ラクですよ~。ぜひ探し出してください!!

私はここのウインナーと桜島とピナツボには(全部私の命名ですけど)も~めまいがしましたもの。

竹さんこんばんは!
そうですねー、完璧なパン(他人の手の触れていないパン)以外はお客様の手に渡って欲しくない、って感じでしょうか?

完璧に綺麗なパンをまったくのお一人で黙々と作っておられるんです。間違っても声なんてかけられる雰囲気じゃありません(^^;

やっぱり神戸は美味しいお米が少ないのと、戦時中に戦局が悪化したときアジアに散らばっていたドイツ人が神戸に逃げてきたというのも影響してるかもしれません。(
←私見ですが・・・)

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