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2006年8月 1日

●超やわらかローストビーフ&ドイツの讃岐うどん(?)「シュペッツェル」の夕べ~ドイツグルメレポート第4弾!

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見てください!!このとろけるようなビーフ。もうナイフなんかいらないくらい。お箸でだって切れちゃうくらいやわらかいの!

というわけで、ドイツグルメレポート第4弾は「牛肉のロースト グレービーソースがけ」と、本来は添え物に過ぎないんでしょうけれどこれが飛び切り美味しかった「シュペッツェル」のお話です!

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夕方、とはいえ夏のドイツは太陽が一向に陰る気配を見せません。若い夫婦が犬の訓練をしていました。体は大きくてもまだ子犬みたいです。ママに投げてもらった木切れを拾ったはいいけれどそれをママに渡すのか、それともたまたま目の前にいたパパに渡すのか・・・・。分からなくて混乱していました。
とりあえずナデナデ。でも納得したのかな?

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ドイツ旅行といえばこんな立派な建物ばかり想像しがちですが・・・・。

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日本でもよく見かけるタイプの家も、当然あります。

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そしてしょっちゅう目にしたのはこの黄色い電話ボックス。携帯を使う人が少ないのかもしれません。

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ドイツでもお母さんは夕方大忙しです。西日の中、子供を自転車に乗せて・・・・家に急いでるのかな?それともお買い物?とにかく体力勝負。大変だ。

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カッコいい道路標識。でもドイツ語の読めない私には何の役にも立ちません。ただ口をポカンと開けて連れて行かれるのみです。

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着きました。外観はちょっとモールっぽくも見えなくはないかな?「BUERGERHAUS BORNHEIM」といいます。

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ちょうど入口の脇のカフェテラスで、かなりご高齢のおばあちゃまが一人でお食事をされてました。実は私それがちょっと可哀想な気がして、おばあちゃんのそばにかがんで声をかけてみたんです。
するとおばあちゃま、ニコニコとドイツ語で私に何か話し始められるの。一言も分からなかったからこちらはウンウンとうなづくのみ。でもいつまでもそうこうもしていられないので、「記念にお写真とっていいですか?」とカメラを見せました。するとどうでしょう。この特別に大きなスマイル。

で、よく見るとおばあちゃんはお洒落をして赤ワインも楽しんでらっしゃいました。ディナーを優雅に一人で楽しんでおられたのです。寂しくお食事されているんじゃないかと勝手に思ったのは、日本人である私の思い過ごしみたいでした。ヨーロッパ人はこの点、自立してるんですよね~。失礼しました!

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さて私たちの予約席はこんな感じです。とんがってますね~。ナフキンが。

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はじめは「ビーフスープヌードル入り」。

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ビールは「バインディング」を注文。日本で言えばキリンの「一番搾り」に似たお味。売店やカフェでもよく見かけました。きっとドイツではポピュラーなビールなんでしょうね。HPちょっとヨーロッパ的泥臭さがあって笑えます。(クリックされた皆さん、ビックリさせちゃったらごめんなさいね・・・・)

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さてメインが出て参りました。本来は赤身のあまり柔らかいとはいえない肉を、うまく繊維を断ち切る形に切ることで柔らかくローストしています。たっぷりとかかったグレービーソースの美味しいこと・・・。それを付け合せの「シュペッツェル」にからめて食べる!!これがもー美味しいんです。

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あ、「シュペッツェル」のお話の前に、ビーフはこんな感じでございまーす。

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えーー話は前後いたしますが、これは別の日の昼食としまして適当なレストランで食べた「七面鳥のきのこクリームソース シュペッツェル添え」です。

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さて、さっきから名前だけ出てきて説明がまだだった「シュペッツェル」とは、こういうものです。小麦粉を何の味付けもしないで玉子の黄身と水で練って、丸い穴の開いた入れ物に入れトコロテンのように押し出して作ったものだそうです。ドイツ料理通のある人に言わせると、「これはドイツの讃岐うどんだ!」そうです。その理由はドイツのレストランには必ずあって、しかも各店独自で作るから(さすがに手打ちじゃないけど)とのこと。それに、ソースと絡めて美味しく食べるあたりも似てるのかも。

ここのは、ブリブリブリっと押し出された感じのぎざぎざにクリームソースがよくからんでいい感じでした。ビーフのグレービーソースについてきた「シュペッツェル」は、割とつるんとした感じ。

地域によっては「シュペッツェル」を作る入れ物の穴が大きくて、ころころの球形のものもあるそうです。とにかくそれ自体には味がしないのでメイン料理のソースとよく混ぜて食べます。そう、ソースを味わいつくすための麺類の一種なんです。

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話は少しそれますが、その昼のレストランのおばさんは、ちょっと迫力。

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この時、これ七面鳥なんですが私たちはこれを鶏肉だと思っていたのです。でも食べてみると何だか鯛のようなやけに上品なお味。でも、とり皮はついている。さっきのおばさんに「これ何の肉ですか?」と尋ねてみました。

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おばさんは手で小さな楕円を作って何か言い、次に大きな楕円を作って「プータ、プータ」と言ったのです。
「えーー!ぶたー?」そんなはずないだろうと思いつつ、思わず大声。しかも、英語の通じないこのおばさんがなんで日本語の「豚」と言う言葉を知っているのか・・・・。日本人のお客さんのために覚えたのか?でもこれば絶対に、何が何でも豚ではありえない!
「えーー!ぶたー?ぶたー?」
おばさん、ウンウンとうなずきながら「プータ、プータ」
「ぶたー?(ホントに)ぶたー?」
ますますうなずきつつ「プータ、プータ」

後で近くに居合わせた英語もドイツ語もOKの人に聞いて分かったのですが、おばさんは「プーテン」(ドイツ語で七面鳥)と言っていたのだそうです。でもそのときの会話がよっぽど楽しかったらしく、最初は一見コワモテ風だったこの迫力おばさん(というかれっきとした店のメイドさんなんですけど!)何だか機嫌がよくなっちゃってずっとニコニコしてました!

(今回の旅行で感じたのは、ドイツ人て、結構こういう素朴であったかい感じのいい人たちが多いんですよね!おじさんおばさんが特にそうだけど、でも若い人でもそうかな~。それにフランクで明るくて楽しいし、ドイツかなり気に入っちゃいました!)

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ところで話は「牛肉のロースト グレービーソースがけ」のディナーに戻りまして、デザートはチョコレートムースとコーヒーで幕を閉じました。

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あー満腹、満腹。やっと日も暮れて涼しくなったな~。日本で言えば7時半くらいの感覚。でも、うっへーー!なにこの時間!早くホテルに戻って寝なきゃ。明日も朝からスケジュールびっしりなんだよー。うえ~ん。

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Das Bürgerhaus in Bornheim
住所:Höhenstraße, Habsburger Allee, Frankfurt
予算:20~30ユーロ(ディナー)
(ビール、ワイン等は別途)

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コメント

シュペッツェルってありましたね♡
あとジャガイモのお団子みたいなものと
マッシュポテトをよく覚えています。
おばあちゃんが一人でお食事していたんですね!
日本ではあまり見られない光景ですね~
ヨーロッパは日が落ちるのがものすごく遅いからなんだか得した気分ですよね☆

へえ~マッシュポテトは食べましたけれど、ジャガイモのお団子は食べそこなっちゃったなー。

シュペッツェルはかなり気に入ったので道具探して作ってみたいなって思っています♪

そうなんです。私勘違いして声かけちゃったんですけれど、おばあちゃんは一人でご馳走を楽しみに来られたみたいでした。
私もいつかはそんなおばあちゃんになりたいな・・・・。

日が落ちるの遅すぎて夜寝るのが遅くなっちゃいました、毎晩(^O^)ねむねむ~。

ドイツの讃岐うどんとはうれしいタイトルですね。ふふふ。なんせ讃岐は今は私の実家がありますからね。讃岐うどんというとなんとなくニュアンスわかりますよ~。それにしてもドイツのみなさんの表情がなんかうれしくなりますね。いいですね~。毎日おなかいっぱいでしょ。

ということは、akohoiさんはいつでも讃岐うどんが食べられる!それはいいですね~。私はまだ本場は未体験です。ものすんごく、おいしいらしいですよね。

行く前は、私はドイツの人ってすごく真面目で堅物なのかと思ってたんです。でも誤解でした。すごく自然で素朴でフランクなんです。
昨日の分でしたっけ、私がドイツの街を背景にラズベリーアイスを掲げ持って写真とってたら本当に、そばにいた若いカップルがこっちを見て大声で笑ってたんですよ。日本じゃもっとヒソヒソでしょ?だから私も自然とその人たちと一緒に大声で笑って「これはオーストラリアンアイスだけどドイツで食べたって言う証拠写真よ」って冗談言えたんです。
でも人間って本来そうあるべきですよね?

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