●日本料理の心意気「かつ膳」
とにかく、いつ行っても気持ちのいい店です。昔の日本料理店に感じられた、ピシッと襟すじ正した空気が料理人の側に漂っています。たぶん大将のお人柄なんでしょうね、仲居さんたちが楽しそうに働いています。その楽しそうな雰囲気はもてなしの一つとして客の私にお裾分けされてるって感じがします。みんなそれぞれいい笑顔。
今日の私のお昼は、神戸は三宮「かつ膳」。チェーン店ではありません。ここ1店舗のみのお店です。
でもまずお店の紹介の前に、この「ヒレかつ」見てください!
美味しそうでしょう。私は無骨にもとんかつソース上からかけちゃったので写真クリックしていただければ、元の姿、ご覧いただけます。
こんな特別な豚さん、使ってるんですもの。美味しいはずです。
この方が大将です。今カウンターで油を使っておられるわけですが、涼しげなご様子。ネクタイきちっと締めて、メガネや顔が油でべたついておられるところなぞこれまで一度たりとも見たことはありません。この清浄感こそ日本料理ですよ。
そのすぐ近くの席で「フライド シュリンプ」を慣れないお箸で食べておられる外国人ビジネスマンの姿もこれまた神戸らしいワンシーンと言えるかもしれませんね。
「ヒレかつ御膳」全体像です。お味噌汁は、きゅっと口の引き締まる赤だし。こってりしたお料理のときはこれが一番。
すりゴマととんかつソース。大根おろしと和風ソース。楽しみ方いろいろ。
うひゃーー。食べちゃいますわよ。んーもぐもぐもぐ、おいしー、ご飯も一緒にお口に入れちゃえば・・・・もうしゃべれませーん。
以前に聞いたことがあるんですけれど、最高のとんかつは揚げ終わって包丁を入れたときはうっすらピンク色で、客の前に持って行ったとき、この写真のような色になるものを言うんですって。
ここのとんかつのジューシーさの秘密はそれだったりして・・・・。
さらにさらに嬉しいのは食後のシャーベット。今日のはグレープフルーツでした。冬はゆずのシャーベットだったりします。
さらに細やかな気遣い、右にチラッと見えてますでしょ。食前にもタオル出して下さるんですが、食後にも新しいのをもう一度。意外に男性の方はお気づきじゃないかもしれませんが、女性には特にお化粧直しの都合上嬉しい心遣いです。
このときお茶も飲みかけを建水に空けて、熱いものを淹れてくださいます。
さあ、お腹も心も満ちて小雨もぱらつき始めたことだしおウチに帰るといたします。よく考えてみれば「かつ膳」は昨日ご紹介した「フーケ」のお向かいのビル。どこにあるか見つけられますか?答えは、クリックで確かめてね♪
気に入っていただけたらクリックよろしくお願いしま~す♪ペコリ!
神戸市中央区北長狭通1-10-6 ムーンライトビル2F
TEL 078 (333) 9258
営業時間 11:30~L.O.21:00
定休日 水曜日
ヒレかつ御膳・・・・1785円
コメント
おいしそう!
清潔感が画像からも伝わってきますよ。
おしぼりやお茶を新しいものに
かえてくれる心遣いがあるお店って
結構ないんですよね!
早坂さんは写真撮る時
お店の人に一言言ってから
撮っていますか?
わたしは言う時もあれば
隠し撮りのように撮ることも・・・
みなさん、どうしてるのかしら。
フーケは
おいしいからビックになったんでしょうね!
早坂さんは小さい時から
お目が高かったんですね♪
Posted by: いぬこ | 2006年7月 7日 08:40
おはようございまーす、いぬこさん。
そうですね~、言わないときと言うときと結構はっきり自分でも決まってきたような気がします。
まず「言わないとき」は、店が忙しそうなとき・・・。
次に、愛想がよくてもアルバイトの方が対応しておられるとき。店長に聞いてきますってことになっちゃうので・・・。
で、その時は隠し撮りになっちゃうけど、ブログでは顔がわからないように載せるかな?
そんな時、自分では観光客のフリをして撮っているつもり。・・・でも、地元民ってたいていバレてるかも?
で「言うとき」は、従業員の意思疎通がよく出来ていそうな店♪(←言いやすい)そして外国の方が経営しておられる店。(←どうせ向こうから尋ねてくるので。「わ、そのカメラどこの?」とか「写して」とかいろいろ、だからはじめから言う)こういうときは言って写させてもらって、いろいろお店のことも教えていただけて、何倍もお食事楽しめまーす。
でも、まだまだシコウサクゴ中ですよー。ホント他の方たち、どうしておられるんでしょうねー。
誰か教えて!
Posted by: 早坂 | 2006年7月 7日 10:21
いつも 良いお店紹介していただき
ありがとうございます
この 感じはいいですね
静かな感じに 何か違うものを感じますが
そうですね
気使いできるようになるのは
なかなかできませんが
とっても 気を使ってるお店なんですね
Posted by: 竹 | 2006年7月 7日 14:46
いやー竹さんのお料理の繊細さからも、気配りの細やかさが伝わってきますよ。
だって、気が遠くなるほど手が込んでたり複雑だったりしますもの・・・・。
そうそう、いつかご紹介しようと思っているあるレストラン。歌劇で有名な宝塚に古くからあるお店ですが女性客が多いのでパウダールームにはコットンと綿棒そして、あぶらとり紙が置いてあるんですよ(^^)ちょっと笑っちゃいますでしょ。
Posted by: 早坂 | 2006年7月 7日 16:22