●ケーニヒスクローネはパンなのかパイなのか?
私が麗しの(?)女子大生だったある日(あ~、もうなーんて遠い昔…)、阪急岡本駅のホームにこんな看板が登場しました。白地にネイビーブルーの文字で一言。
「ケーニヒスクローネのクローネは、パンなのかパイなのか?パイなのかパンなのか?」・・・・そしてクマのイラスト。
ケーニヒスクローネとはなんなのか。人の名前か。クローネとは?で、それは結局パンなの?パイなの?
毎日、こうした疑問が頭の片隅に忍び込んできては忘れられ、また忍び込む。そんな日々を送っていたとある日、知人からの贈り物が届きました。箱には「ケーニヒスクローネ」の文字。そしてクマのイラスト。
その棒状のパイを食べたときの驚きはいまだに忘れられません。「世の中にはこんなに美味しいものがあるんだーー」
↑↑これはドイツのとある街角です。
・・・・・・・・て、ウソです。実は「ケーニヒスクローネ」の紙袋に使われている三ノ宮NEXT店の写真です。
マネして撮ってみました。でももうちょっと左に寄って、脚立にでも乗らないとだめだったかな・・・・でも脚立持ってこんなとこウロウロしたくないよー。
これは生田筋にあるザ・ダンケコレクション店。異人館と間違えて入っちゃいそうです。
このクマ、ちゃんと名前があろました。「ダンケ」君です。つまり「ありがとう」君なんですね。
缶が欲しくて買っちゃいました。
でも中はこんなたくさん。一度出すと膨れ上がって入りません。
だいたい私はまず金色の袋から空けちゃいます。これは「グラッテン」といいます。
ところで「フィンガーチョコ」という古いお菓子ご存知ですか?金色の包みと銀色の包み。でも中は同じ味なんですよねー。わかっていてもなんだか金色のを探し出してむいて食べてました。
この金色の袋はあたりでしたねー。空気のように軽いチーズ味のパイ。さらにザラメのお砂糖がバリボリ。チーズのしょっぱさとパイの軽さ、ザラメの重さと甘さが絶妙です。
金とくれば当然お次は銀色の袋です。名前は「ケルペス」。お、アーモンドと砂糖をかき混ぜて作ったクリームのタスキがけと来ましたか。
最初の「グラッテン」と違ってアーモンドに負けないよう、中が詰まってますね。砂糖のクリームのタスキがけが口の中で崩れて、いい感じ。
わ、和風です。抹茶と小豆。でも名前は「バーデンバーデン(抹茶)」。バーデンバーデンってドイツにあるヨーロッパ有数の温泉地じゃありませんか。なるほど、そこでお抹茶と小豆。オツですな~。下はクッキー、上はしっとりねばりのある抹茶ケーキです。
「バーデンバーデン(チョコ)」。しっとり重めのチョコレートケーキです。よく見るとこれも金色の袋でしたね。美味しかったけど袋のキンピカ度は「グラッテン」の勝ち。
えー、もう最後の一本?だれが食べたのよ、って私しかいないんですけれど・・・・。最後は「リンツ」さん。これは変わってますね。なんだか不思議な刺激が口に残る。なんだろう。レモンとみりん?材料見て驚きました。へーー、レモンとみりんね~。こういう不思議な味ってちょっとクセになりそうです。
「ケーニヒスクローネのクローネは、パンなのかパイなのか?パイなのかパンなのか?」
これは「ケーニヒスクローネ」が御影の住宅地でお菓子屋さんをはじめて、人気が出たころに登場した看板です。今はなんだか全国的にも有名になって、阪急岡本駅にも御影駅にも看板を見かけなくなりました。「ダンケ」君ちょっと遠くに行っちゃったのかな。でもパイの美味しさはまったく当時のままでした。
ダンケ、ダンケ。今日は「ケーニヒスクローネ」のお菓子を独り占めできた幸せなリポートでした。
早坂
コメント
かわいらしいですよね
まさに 女の子に喜ばれると思いますが
いい感じの所あるんですね
おしゃれだな 写真もうまいですね
すいません 当たり前ですよね
Posted by: 竹 | 2006年6月15日 22:36
いえいえ写真はお恥ずかしいものですよ。
ところで神戸は女の子に人気の出そうな店がいっぱいありますが、面白いことにうちの父なんかを見ていても、神戸っ子の男性はなぜか女の子の好きそうなものが好きだったりするみたいです。だからこんな街になったのかな?わかんないけど・・・。
Posted by: 早坂 | 2006年6月16日 00:29